2020夏アニメ語り

導入

アニメを見る類のオタクなので今期もアニメを見ている。春アニメのときも見られたが多くの作品が放送延期になり(そのため秋アニメが超絶ラインナップで震えているが)、今期も控えめな量となっている。しかし素晴らしい作品が存在するため、数作品ではあるが語らせていただく。
今回紹介する作品は以下の通りだ。

Lapis Re:LiGHTs
魔王学院の不適合者
デカダンス

……と、並べるには物足りなく感じてしまうほど少ない。今期は春アニメで放送延期になった作品が1話から放送されたり、SAOなどいわゆる「続き物」が一定数あったりするため、語るべき作品は少ないということもある。

続き物といえば、春アニメ語りで激推しし、2クール目に突入したミュークルドリーミーも全48話での放送が確定し、一部で盛り上がっている。まだ見ていない方はぜひ見ていただきたい。1話はYouTubeやニコニコ動画で無料視聴できるので。


「Lapis Re:LiGHTs」

近年増えてきたメディアミックス枠で、「魔法×アイドル」がテーマの作品。監督は「ゆるゆり」シリーズの監督も務めていた畑博之で、制作は昨年「みるタイツ」で話題となった横浜アニメーションラボ。横浜アニメーションラボは今作品が初の30分アニメとなっている。

「魔法×アイドル」という一見ありふれたテーマだが、「入学早々退学の危機!」という割とヤバめな設定がいい感じに機能し、また6ユニット、計20人と多くのキャラが存在し、「オルケストラ」というライブの演出がとても良いので楽しく見ていられる。

ちなみにこの作品、メディアミックス企画のため6ユニットで計12本のMVが存在する。こちらも良曲&良映像揃いのため、アニメの方が気に入ったら見ておいた方が良いかもしれない。


「魔王学院の不適合者」

小説家になろうで連載され電撃文庫から刊行されたラノベ原作のファンタジーアニメ。総監督をお馴染み大沼心が務め、SILVER LINK.が制作している。

主人公である“暴虐の魔王”アノス・ヴォルディゴードが敵をバッタバッタとなぎ倒すいわゆる主人公最強系の作品であるのだが、この作品のダブルヒロインであるミーシャ・ネクロンとサーシャ・ネクロンは姉妹であり、また主人公は恋愛に疎くこの2人の関係性について寛容なため、相当な頻度で姉妹百合が展開されるという異色のファンタジー作品となっている。多くのファンタジー作品を見てきたが、男主人公でここまで露骨に姉妹百合が展開される作品は初めて見た気がする。このような視点だがとても楽しめているので、まあ良しということで。


「デカダンス」

オリジナルアニメ。監督は「モブサイコ100」等の立川譲で、制作は「幼女戦記」のNUT。NUTはこれが初のオリジナルアニメ作品となっている。

正直言って文句無しの覇権。そのため当然多くの人に見てほしいのだが、残念ながらこの作品がどんな作品かをネタバレ無しで伝えるのは不可能だ。
というのも、これは先入観を裏切ってくるタイプの作品であり、かの「はいふり」が「ハイスクール・フリート」に変わったのと同じように……いや、それ以上の衝撃を与えてくる。そのため、とりあえず1話を見ていただき、1話ラストで「……ん?」となったら2話冒頭も見て、この作品の世界に魅せられる、という体験をしてほしい。この体験こそがデカダンスであるのだ。

ちなみにGYAOでは8月24日までこれまでの話が無料配信されている。ぜひこの機会に見てほしい。マジで。


終わりに

短いが今回はこれだけである。この記事を書いた目的の7割くらいが「とりあえずデカダンス見て」と伝えることであるため、とりあえずデカダンスを見てほしい。これはオタクが好きな部類のアニメで、最高のアニオリ作品なので。

ちなみに予定なのだが、秋アニメ放送開始前に秋アニメに関する記事を一本書くつもりだ。それほどに秋アニメは紹介しておきたい作品が多いのである。気になる方は「アサルトリリィ」「まえせつ!」あたりを検索していただければ幸い。

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