ヘアカラーした日はシャンプーしない方がいいのか?
みなさんは美容室でヘアカラーをしたとき美容師に
「今日はシャンプーしないでくださいね」
と言われたことはありませんか?
昔から言われていることなので、もうそれが当たり前になっていたり、そういうものなんだと思っている方も多いかと思います。
では、なぜカラーした日にシャンプーしてはいけないと言われるのか、そもそも本当にシャンプーをしない方がいいのかについてこの記事では解説していきます!
ヘアカラーした日はシャンプーしない方がいいのか
結論、ヘアカラーした日にシャンプーしても問題ありません。
ヘアカラーにも色々な染料の種類がありますが、この記事では最も一般的であろう白髪染めやファションカラーに用いられる酸化染毛剤での考え方をメインに解説していきます。
ヘアカラーをした日にシャンプーしない方がいいと言われる理由として一番多く語られるのは、カラーの色落ちを懸念してのことだと思います。
これは主に、薬剤が空気に触れることで自然酸化し徐々に発色していくためと言われていたからです。
しかしこれは薬剤の最低放置時間を守ることや後処理で発色(酸化)の完了を促して残留物を分解・除去できれば、色落ちするからシャンプーしてはいけないと心配する必要はありません。
中には放置時間を短縮して施術時間を削っているサロンや薬剤施術後に後処理をしないサロンもあるので、そういった場合は不備が出てくることはあります。
むしろ後処理をされなかった場合のヘアカラー後は髪に残留物があったりアルカリ除去もできてないままので、(後処理効果のある)シャンプーをした方がいい場合もあります。
無害化されないままの残留物は髪や頭皮の老化(エイジング)にも繋がりますし、反応が残ったままでは髪のダメージに繋がります。
そもそもカラーは落ちるもの
ヘアカラー当日のシャンプーはしても色落ちに関わらず問題ないという話ですが、そもそもカラーは流したりシャンプーすることで徐々に褪色はしていくものです。
褪色をネガティブに捉えすぎず、褪色の過程を楽しんだり、褪色することで次回のカラーでのカラーチェンジもしやすくなるポジティブ要素も多いです。
カラーの色持ちをよくしたい場合、自分のヘアカラーに合ったカラーシャンプーなどを使うことでヘアカラーを長くキープしやすくなります。
※安易に見た目通りの色のカラーシャンプーを使うより組み合わせの都合で自分のヘアカラーと異なる色味のカラーシャンプーを使った方が効果的な場合もあるので美容師に相談してみましょう!
注意点
ご自宅でセルフカラーをされている方は、後処理まで意識されている方はほとんどいないかと思います。
中にはトリートメントでケアしているつもりになっていたり、トリートメントやコンディショナーを使ってコーティングすれば色持ちが良くなると思っている方もいますが、薬剤を不活化させないままコーティングするということは髪の中にダメージの要因を残し続けることになります。
これもセルフカラーは良くないと言われる理由の一つです。
コーティング剤で手触りが良くなればダメージしてない気持ちになるのはわかりますが、カラーした後は(後処理効果のある)シャンプー剤やトリートメントでケアする意識を持つといいでしょう。
まとめ
以上のことから、ヘアカラーした当日にシャンプーしても問題はありません。
カラー剤の種類によって(後処理など)考え方は変わりますが、基本的に通常の洗髪習慣のままで大丈夫なのでご安心ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?