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noteを初めて投稿して10年が経った

私がnoteに一番最初に投稿したのはこのつぶやき。

noteのサービスが開始されたのが4月7日。そして私の初投稿は4月7日。先取りにもほどがある理由は、開始される瞬間をこの目で見ていたからだ。

10年前の3月、モデルの仕事以外考えられなかったというか、他に仕事をするということを思いつかなかったころに、SNSだけで繋がっていた大熊さん(というひとがnoteにいた)のTweetを見た友達が、バイトを募集しているみたいだよと教えてくれたのが始まりだった。

元々文章を書くのが好きだったので勢いで大熊さんにDMでコンタクトを取り、あれよあれよという間に加藤さんに面接していただき、"とりあえず明日から1ヶ月やってみてお互いに何か違うねということになったらそれはそれで"というゆるい感じで始まった二足の草鞋を履いた生活が、いつしか当たり前となり、あっという間に10年が経った。

いや、そんなあっという間ということもないかもな。会社の目まぐるしい変化を私なりに10年見続けてきた。当時インターンやアルバイトで働いていた大学生を何人も見送ったし、ベンチャー企業ゆえに退職していくひともたくさん見送ってきた。

見送りながらも入社してくるひとがどんどん増えて、20人もいなかったメンバーが、全員の顔が把握できなくなるほどの数になり、デスクを並べて仕事をしていた社員さんたちがどんどん偉いひとになっていった。システムもめちゃくちゃ会社っぽく変わっていった。

そして、私が深く関わっていたcakesは幕を閉じ、新しい部署で働くことになった。30代だった私は40代になり、社会に片足を突っ込んだ状態で社員もアルバイトもほとんど年下になった。

なぜ10年も続けているかって、モデル業を応援してもらいながら仕事ができるという最高な環境もあるけど、何よりnoteもかつてあったcakesもめちゃくちゃ好きだからだ。どちらとも自信を持ってだれにでも紹介できるから。それは10年前から少しも変わっていない。

今日は久しぶりの晴天で暖かく、桜もちょうど満開。桜の季節ってなんだかんだ寒いし、連日雨だったりするし、毎年見頃の桜を見逃してきたけれど、数年ぶりのお花見日和りだったように思う。

目黒川の桜

目黒川は午前中からすごいひとだった。川沿いを歩きながら目黒駅方面から中目黒駅方面へ向かうと、中目黒近辺の桜がどうもいつもと違う。なんか桜が少ない、枝が短い、と思ったら、目黒川沿いの桜の樹齢が60年をこえ、老齢化したことで2024年1月から桜の回復と保護のために剪定作業が行われたとのこと。

確かに狭い範囲で並ぶ桜は枝や葉が密集して、土の中もきっと栄養不足になるくらい所狭しと根を張っていることだろう。

散髪したての目黒川の桜並木は例年と雰囲気が変わったけれど、新しい枝が再生し、元気を取り戻す桜の変化を毎年たのしむのもいいかもしれない。

お花見して写真をたくさん撮るのも素敵なんだけど、桜を見てふと感じたこと、思ったことをこうやってnoteに書き留められるのがさ、ほんといいんだよ。2017年からnoteで書いている夏休みの日記もそう。自分がまるで成長していない部分や変わった部分がnoteを見返すとはっきりわかるのもたのしい。

月並みだけど、ユーザーとしてもなかのひととしてもnoteに関わっていけることに感謝しながら11年目も生きていこうと思う。

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