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【朗読・後記】芥川龍之介「ピアノ」

 また芥川龍之介を読みました。だって好きなんだもの。この作品、地味で短いですがとても好きです。最後の一文にシビれます。

 昨夜Podcastにアップロードしましたが、一晩経ったら気に食わないといういつもの病が出ました。なので本日夕方にアップロードし直しました。元々過疎なチャンネルなので聞いてくださった方は少ないのですが、これまでに聞いた方は2度楽しめますので、お許しください。

 今回は、緩急の付け所と語尾の処理が課題でした。講師に指摘された部分です。長年の課題になっていた「誰かに向かって話すこと」はできるようになっているとのことでした。でも常に「こうなってねー、こうなってねー」なのでしつこいと。シーンに合わせもう少し緩めてはどうかとのアドバイスをいただきました。

 文章中の一語一語に気を配るアドバイスに「ほほー」と頷いてばかりでした。そこまで気配りして読まないといけないのか。まだまだ注意が足りないようです。深いし難しい。でもそこが面白いです。

 1回目にアップロードしたものは緩急があまりついていなかったので、もう少し違いを出したバージョンで録り直しました。聞いてくださる方の好みに合うかどうかはさておき、自分では山の付け方や緩みがいつもより自然にできたと思います。
 私はしばしば硬く威勢よく読みがちなので、柔らかな文体に合う読みが苦手でもありました。少しコツを掴めたような気がします。いや、まだまだ足りないのでしょうが、まずは「気がする」ことが大切なので。指導が入り何ヶ月もかけて練習したものの仕上がりはやはりいつもより安定してて良い(自己満足)。

聞いてくださると嬉しいです。(約7分)

※トップ画像はピアノの絵です。鉛筆画でしょうか。写真のようにも見えます。鍵盤を中心に描かれています。YAMAHAとあります。

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