生まれを呪うだけに留まるなかれ。【碧いホルスの瞳】
『碧いホルスの瞳』は、古代エジプトを舞台に書かれた漫画です。
非常に面白い。
漫画から学べることもたくさんありますね。
今回は1巻のワンシーン。
エジプトは王になるのは男性のみ。
腕っぷしでは、王の後継者である兄をもしのぎ、国のために戦いたいと願うも、女性であるがためにそれらの願いも叶わず苦しむシーンです。
男尊女卑が当たり前だった時代に比べれば、現代はかなり自由ではありますが、誰しもがコンプレックスをかかえていたりするもの。
特に性別というものは、比較的変えることが難しい部類の属性です。
そこで、シェプスト王女は苦しんでいるのですが、ここで大切なことは1つ。
【生まれを呪うことに留まることなかれ】ということです。
それぞれの人が、それぞれの特性を持っています。中には世間的に認められるものもあれば、認められないものもある。それらの特性が何かの障害になることはあるもの。
しかし、それらを理由に、やりたいことを諦めるのは、決断が早計すぎるのです。シェプストも諦めませんでした。
シェプスト王女は、女性であることを呪って終わりではない。
女性を極め、女性として王位に近づくことを決心するのです。
ある意味、王家に生まれたことは大きな幸運。それにあらがってしまうのではなく、その立場を使いながら女性という特性も活かす。
この決断は簡単ではないかもしれないのですが、非常に大切。
生まれを呪うのではなく、それを活用することが大切だということですね!
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