答えを知るものはいない
どう頑張って生きても、心から満ちたりた感覚というのは得ることが出来ないのではないかと思うようになってきた。
今日の自分は昨日の自分より優れているという確信を持っていても、満足することはできない。
自分は他の誰かより優れていると思い込もうとしても、満足するわけがない。
とある瞬間をとても楽しく感じたとて、部屋を暗くして目を閉じた時ふと感じる焦燥感。
これで良いのだろうかと不安に駆られたような感覚になる。
別に今が嫌だとか、そういうわけではないのだけれど、何だか物足りなく感じる。
満ち足りていると感じる時はいつだろうか。
僕にとってのその時は、何かを学ぶ時であるような気がする。
未来へと希望を抱き、過去を思い返すことのない瞬間。その瞬間に少し心が満ちたような気分になる。
けれども学び続けていては脳と身体がパンクしてしまう。
心と身体はチグハグに出来ている。
この満ち足りない感覚の根底にあるものは、知識欲における欲求不満なのであろうか。
答えというのは今ひとつわからないが、この答えを知るものはいないだろう。
何となく思い出すのは、
漫画の、主人公が負けて成長する場面。
新たな技を身につけ、飛躍的に成長するあのワクワクを感じている時は何だか心が満ち足りているような気がする。
希望を持って目を閉じてみる。
少し肩の荷が降りたような気がする。
気がするだけだけど。
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