Ryunosuke Ninomiya

めちゃくちゃ速く泳ぎます。大学生フィンスイマー。50mは15秒あれば泳げます。2022…

Ryunosuke Ninomiya

めちゃくちゃ速く泳ぎます。大学生フィンスイマー。50mは15秒あれば泳げます。2022の学生日本代表に選出していただきました。 大学ではデザインを学んでいます。落ちこぼれでした。

最近の記事

わかば食堂

母方のおばあちゃんは食堂を営んでいた。 昔はおじいちゃんと一緒に。 家もそこまで離れていなくて、車で20分ちょっと。10歳くらいになるまでは、毎週土曜日に兄弟揃っておばあちゃんの家に泊まりに行ってた。まあ、兄弟3人とも年齢が離れているから、最後の方は自分1人だけだったけど。 おばあちゃんの作るご飯は美味しかった。特に好きだったのはオムライス。妙なこだわりが強かった自分はいつもケチャップを卵の表面全体に塗りたくってから食べていた。 でも大人の一食分の量が出てくるから、小さい頃

    • 見えないものを見ようとして

      写真を撮っていると、「見え方」だったり「捉え方」だったりに意識が向き始める。 僕らの視覚が捉えられる情報には限界があると思う。眩し過ぎるものを見たくはないし、黒く潰れたものを見るのは酷だ。 普段はSONYのミラーレス一眼で写真を撮るのだが、少し前まではスマホで写真を撮るのにハマっていた。 一眼カメラとスマホの大きな違いは、センサーサイズ・ダイナミックレンジ・画角の3点だと思っている。 わかりやすく言うと、一眼は画質が良くて表現に自由がきくということである。 だからやは

      • 安寧へと駆ける

        新しいことを知る 新しい人を知る 新しいものを見る それらは全て、とても勇気のいることだと思う。 「新しい」に触れるということは、きっと、自分のできないことをまた一つ知ってしまうことと同じだと思うから。 でも、「新しい」に触れないことには、僕らは自分が出来ないことを知り得ない。 だから、怖くても、恐ろしくても、そこに触れていくことには価値がある。 僕はそう思う。 安寧を求める。 それとはすごくかけ離れていることかもしれない。 でも、知らないことがあることを、ほんの

        • 文章が書けない

          いつからだろうか。 自分が書いた文章に満足できなくなった。 「伝えたいことで溢れすぎて読むに耐えない」「これは要らない要素を孕みすぎている」 こだわらずに上げて仕舞えば良いのだろうけれど、自分がその文章に愛を持てないから、放置するようになった。 そうして積み上げられた「下書き」は数えることも嫌になるほど増えてきた。 「思考能力」と「表現力」、その二つが足並みをそろえて成長しないがために、こういうことが起こっているのではないかと思っている。 自分で言えたものではないが

          案外停滞していると感じている時ほど進んでいるのではないだろうか。

          花の成長を感じる時はいつだろうか。 芽が出た時。 葉の枚数が増えた時。 蕾が色づいた時。 花開いた時。 最も多くの人が、共通して成長を感じるのは「花開いた時」ではないかと思う。 けれども、花を開くために芽を出し、根を張り、葉をつけ、蕾をつけるその時間こそが、そのものの成長の本質ではないだろうか。 人間にもこれは共通するんじゃないか。とふと思った。 一年を通してみると、どこかのタイミングでフッと人脈の輪が広がり、前までできなかったことができるようになり、いくつも

          案外停滞していると感じている時ほど進んでいるのではないだろうか。

          2022秋、最近のこと

          段々と鼻を通る空気も涼やかさを帯び始め、秋を感じるようになってきました。 ここいらで今、自分が思うことや考えることを書き記し、まとめておこうと思います。 最近のことといえば、そう、ワールドカップに出場しました。 コロナやら世界情勢やらで未開催続きだったフィンスイミングの大会も、少しづつ平常運転してくれるようになり、やっと念願の国際大会出場を果たすことができました。 もはや持病と言ってもいいであろう足首の痛み「足関節後方インピンジメント」。発症時期が悪かったため、大会直前

          2022秋、最近のこと

          やってらんねーよ

          この状況は普通じゃないってことに気づいたら、無性に腹が立ってきたので書き殴らさせていただきます。 僕は部活で主将をやっています。 なんやかんやありまして、大学一年の秋頃から主将をやっているので、もう2年ほど続けていることになります。 主将の仕事の一つとして、部活動に関することを部員に周知したり、部がダレできたりしているとその辺を締めたりしなきゃいけないわけですが、このご時世なので、なかなか部活終わりにミーティング!みたいなことは出来かねます。 そういう事情を加味して、

          やってらんねーよ

          足関節後方インピンジメント症候群について

          医学については全くのド素人が書く、足首が痛くなる病気についてのメモくらいに思ってください。 僕の競技遍歴僕は現在、福岡県の九州産業大学でフィンスイミングという大きな足ヒレを履いて泳ぐ競技に取り組んでいます。 数年前に炎の体育会TVでお笑い芸人のオードリー春日さん達がやっていた競技です。 僕は高校一年生の11月ごろにこの競技を始めました。もうすぐで5年目になります。フィンスイミングを始める前は長らく競泳をやっていました。 そのため、高校の間は競泳の練習をメインで行いなが

          足関節後方インピンジメント症候群について

          答えを知るものはいない

          どう頑張って生きても、心から満ちたりた感覚というのは得ることが出来ないのではないかと思うようになってきた。 今日の自分は昨日の自分より優れているという確信を持っていても、満足することはできない。 自分は他の誰かより優れていると思い込もうとしても、満足するわけがない。 とある瞬間をとても楽しく感じたとて、部屋を暗くして目を閉じた時ふと感じる焦燥感。 これで良いのだろうかと不安に駆られたような感覚になる。 別に今が嫌だとか、そういうわけではないのだけれど、何だか物足りなく

          答えを知るものはいない

          二十一年生きた。あと何年生きられるだろうか。

          2022/07/17 今日は僕の誕生日だ。 いや、下書きするだけして投稿を忘れていたからもう昨日の話だな。 昨日で20歳も終わり、今日から21歳が始まる。 ありきたりな話だけれども、 若かりし頃の誕生日を迎える度のワクワクは、 10代の後半辺りから消え去っていってしまった。 ここ最近は、自分が生まれて、これまで生きてこられたことに対する感謝の念に想いを巡らせるようになった。 生きていると、楽しいことばかりではない。 辛いこと、めんどくさいこと、うんざりすることの連続で

          二十一年生きた。あと何年生きられるだろうか。

          僕を天才と呼ぶ人へ

          僕はしょっちゅう怪我をする。 去年も今年もどうしようもなくなって足首の手術をした。 けれどもフィンスイミングで学生日本代表になり、前回の日本選手権では2位となった。 2年前の僕は、デザインの「デ」の字も知らなかった。 本当に訳が分からなくて、すっとこどっこいな案をいくつも出した。 けれども一年生の時の成績を認めてもらって、2年時には学業特待に選んでいただき、去年はACジャパンの広告学生賞で奨励賞に選んでもらった。 僕は大学に入るまで一眼レフカメラなんて触ったことがなか

          僕を天才と呼ぶ人へ

          ドMの極意

          いかがわしいものを想像された皆さん、 ちょっと自分の胸に手を当て純粋無垢だったあの頃を思い出し、心を痛めてください。 今回お話しするのは 「ドMの極意」 についてです。 そろそろ僕もアスリートと名乗って良いのではないかと思われるのですが、僕らアスリートというのは世間一般から見たらドM判定できると思うのです。 練習時に「もう無理っ」と思ったとき、僕らは心のブレーキをぶっ壊して限界突破します。 その後に待ち受けるのはこの世のものとは思えないほどの身体の痛み。 そして、

          人生最大級にブチギレた話

          普通こういうのって事後に落ち着いてから書くと思うんですけど、現在進行形で起こっている(怒っている)ことについて書こうと思います。 まず、これほどまでにメンタル強い自分を褒め称えようと思います。 僕は現在大学3年生になったんですけど、同時に部活の主将も3年目になりました。 1,2年生の頃は、自分の授業や寮監の仕事でかなり忙しく、主将でありながら練習を休むこともちらほらと見受けられました。 心の中でずーっと申し訳ない気持ちがあったので、3年生になって余裕ができたらその分、

          人生最大級にブチギレた話

          宇宙規模で見れば僕の悩みなんて鼻くそよりちっぽけなんだろうな

          最近キーボードを買ったんですよ。それなりにいいやつを。 あ、キーボードって楽器じゃないですよ。文字カタカタする方です。 僕が使ってるのはMac bookなもんで、Mac対応のキーボードとなると数が限られてくるんですよね。 思い切って純正品買おうかなとも思ったんですけど、高すぎて断念。それなりにいい値段がするこいつを買いました。(結局純正とあまり値段が変わらなかったとか口が裂けても言えない。) ロジクールのキーボード!! さすが、1.3万するだけはありますね。文字を入力する

          宇宙規模で見れば僕の悩みなんて鼻くそよりちっぽけなんだろうな

          よく、生きる人

          「よく生きる」というキーワードをもとにイメージする人物像というと、どこか憧れを抱いている人物であるように捉えがちだが、私はそうではないと解釈した。 私が憧れる人物をあげてしまうと、それは自分の中だけでの価値観に過ぎず、ロゴス的に、本質的に捉えた時のそれとは異なるからである。 それらを踏まえた上で私は、「よく生きる人」というのは、世界で最も貧しい人であると考えている。 これには最もらしい言い訳などはなく、私が本質を思い描いたときにそうであると感じたからそう述べたまでのことであ

          よく、生きる人

          生き方

          今日の晩御飯はどうしようか、とか 明日は昼まで寝てやるぞー、とか そういうくだらないことを考えて生きていきたい。 死ぬことはそんなに怖くないと言ったが、生きていたい。そう強く思う。 部屋の片付けしなくちゃー、、とか、仕事めんどくさいなぁ、、とか、色々めんどくさいことがあるせいで、心が薄曇りすることもあるけれど、 来月は旅行に行ける、とか 日本代表選ばれちゃった、とか そういう小さな幸せが彩りを与えてくれる。 そういう生き方が良い。 毎日美味しいものが食べられなくたって