見出し画像

人工授精を5回やってみて①

6回のタイミング法で結果が出なかったため、次の周期から人工授精を行うことになりました。

人工授精は、精子を子宮内に細長いチューブを用いて注入し、子宮内に精子が確実に入るようにする治療です。
その後の受精~妊娠はタイミング法(自然妊娠)と全く変わらないので、子宮内に自力で精子を入れるか入れないかの違いだけですね。

・男性側の精子数や運動率に問題がある場合
・性交障害がある場合
・何回かタイミング法を試したが妊娠しない場合
におすすめの治療です。

私は人工授精を開始してから、ぐっと不妊治療のハードルが上がったように感じました。
人工授精の過程や個人的に驚いたことなどを書いていきたいと思います。

費用

人工授精になると(当時は)自費になるため一気に費用があがりました。
人工授精自体の費用が23,000円、その前後の通院代や薬代を含めると30,000円前後に1周期かかります。

同意書の提出

簡単で日帰りとはいい手術になり、感染症などの副作用も発生する可能性があるので本人とパートナー両名の同意書を提出します。
これから体外受精などでも、毎回同意書を記入するのですが、初めての治療に対しての初めての同意書だったので「ガチっぽい・・・」となりました(笑)

通院頻度

タイミング法では1周期に対して3回の通院だったのに対して、人工授精では4~5回に増えました。通院のタイミングは、
①月経1~5日目以内
タイミング法と同様、子宮内の状態確認と月経5日目から「セキソビット」という排卵を生じさせる薬を服用するための通院
②月経11~13日目頃
子宮内膜と卵胞の大きさをチェックし、排卵時期の確認をします。人工授精は排卵タイミングに合わせて子宮内に精子を戻すため、卵胞が育ってない・・・などの場合はここの通院回数が増えます。
③人工授精当日
ついに人工授精当日!家で精液を採取してもらい病院へ持って行きます。
精子調整後、いつもの内診室に呼ばれて調整された精液を子宮内にチューブを用いて注入します。
④月経20日頃
こちらもタイミング法同様、排卵有無と血液検査でホルモン値が足りているか確認します。

ホルモン注射

不妊治療と言えばホルモン!
人工授精は何と言っても排卵タイミングをしっかり見極めることが大事なので、HCG注射という黄体ホルモンの分泌を促す筋肉注射を打って確実に排卵をさせます。
打つ場所は肩かおしりか選べます。おしりのほうが子宮に近いし効くのかな・・・?と思って聞いてみたのですが効果は一緒とのことで毎回肩にしてもらってました。
これ、地味に痛いです。利き腕ではないほうでやることをおすすめします。

人工授精の時間と痛み

人工授精、最初はドキドキしながら臨んだのですが、注入自体は1~2分とかなり早く終了しました。
また、手術室などではなくいつもの内診室で行うため、仰々しい感じはありません。名前と生年月日を確認され、調整された精液を見せられ、子宮内にチューブを入れて終了です。
痛みもほとんどなかったのですが、たまに力んでいたときに子宮収縮が起こっていたのか、チューブが入りづらくちょっと痛いなってときがありました。元々子宮が左にずれているので入りづらいとも言われていました。

人工授精終了後は診察室で今回の精液の状態について記載された紙をもらって次回診察日を決めて終了、リカバリータイムもないので本当にすぐに帰宅できました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?