yohakのこと

いつだったか、Twitterで短歌を発掘して読み漁ろうとインターネットを泳いでいたときにたまたま木田さんを発見した。
顔がいいな、と思った覚えがある。
あと短歌が好きだったのでフォローした。

それから、ほんのすこししてyohakのアカウントができた。木田さんと、相方のたなかさんの音楽ユニットだ。
たなかさんを見に行けば画家で、息のしかたを忘れるような美しい蝶の絵を描かれていた。

僕は音楽を愛している、僕の音楽の愛し方というのは専ら自分で歌うことだ、歌いたいのだ。なんでも好きな曲ができると自分で歌う、でもyohakの音楽は最初から歌えなかった。音域が、とか技術が、とかそういう話ではない、ただただ「ああ、この曲歌えないや」って思った。

yohakの曲を聴くといつもクラクラする。
美しいめまいみたいな、誰かのため息の上澄みみたいな、それはたなかさんの絵にも木田さんの短歌にも通じるように思う。

僕が歌える歌じゃないのだ。

だからずっと聴いてきた、聴きながらちょっと救われてきた。ありがとう、yohak

たぶんずっと好きです

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