朝陽

体が重い
また今日を生きなければ

風に揺られたカーテンが
励ますように私の元へと光を運ぶ
この淀んだ空気を一掃に切り裂き
白い粒子に歓迎されるそいつらは
本当に私を祝福してくれているのだろうか

ただただ空白を埋めるように
差し込み続ける光は
昨日、明日よりももっと強く
私の瞳に染み込むだけだった



7時に設定したはずの目覚まし時計が
約30秒遅れで鳴った





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