妊活夫婦が真夏に食べるもの

先週末、家の近所の韓国焼肉屋さんにランチに行ってきました。
韓国料理は昔からあまり食べに行くことがないのですが、ここはお気に入り。
お肉がそこまで好きではない私でも、ここのお肉はおいしいと感じます。
いつもは二人で焼き肉を食べますが、この日のお目当てはいつもと違うあるメニューでした。​

それは、参鶏湯(サムゲタン)!

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参鶏湯っておいしいですよね。
アツアツで、鶏出汁のきいたスープもたっぷりであったまるし、なんだかホッとしますし。
あまり食べる機会がないですが、食べるとしたら「冬の寒い日にふーふー言いながら食べる」イメージでした。
でも、とある本に、「真夏の暑い時期にこそ参鶏湯を食べるとよい」ということが書いてあったのを思い出し、やってみることに。

その本とは、漢方薬剤師・堀江昭佳の『血流がすべて整う食べ方』

何年か前に、前著『血流がすべて解決する』を読んで、「血を増やすこと」の大切さを知りました。
二冊目の本作では、より「食べもの」と「食べ方」、さらにデトックス&よい血をつくるための断食方法について詳しく書かれていて、とても実践的な内容です。
漢方の理論もわかりやすく書かれていて、思わず納得していまいます。
妊活している人だけでなく、全ての女性に一度手にとってみてほしいと思う本です。

後半に季節ごとの心身の整え方について書かれている章があるのですが、その中で、「冷え症は夏に治しなさい」ということが書かれています。
これは漢方の「冬病夏治(とうびょうかじ)」という言葉に由来していて、意味はそのまま「冬の病気は夏の間に治しましょう」ということを表しているそうです。

深刻な冷え症に悩まされる季節というと、冬が思い浮かびますよね。
そこで普通は、冷えが気になり出してから、症状を改善しようと、カイロを貼ったり服を着こんだり温かいものを食べたり飲んだりして対策を図ります。
でも、それらはどれも一時的に症状を緩和するための対処療法にすぎない。
からだが根本から冷え症を治すということができなくなっているため、「いつまでも温め続けなくてはいけない」状態なのだそうです。
薬は飲んでいないかもしれませんが、理論上は、頭痛が出たら鎮静剤を飲んでその場をしのぐ、ということと似たようなことをしているといえるのかもしれません。。
そこで、冷え症を根本から治すためには、夏から手を打つべし!ということなのだそうです。

冷え症の根本原因は、血流不足。
その血流不足を治すには、まず血を増やすことからはじめましょうという基本の考えのもと、「血を増やす食事」が大切になってくると。

そこで、血を増やす食事の中でも堀江先生の「一番のおすすめ」として、参鶏湯が紹介されています。
高麗人参やなつめなどのザ・漢方食材だけでなく、メインの食材である骨付き鶏肉も「血をつくる力が抜群に高い」そうです。
たしかに、骨付きだと栄養価が高そうですよね。
よく煮込んだ鶏肉はスープもうまみがたっぷりでおいしいし、飲むと元気が出る気がします。

前置きがだいぶ長くなりましたが、この本を最近また読み返していたのでした。
この日も最高気温35℃前後の真夏日。
ちょうど生理も終わって心身デトックスされた後、からだが喜ぶものを食べたいなー!というタイミング。
いつもなら、ランチで何を食べるか迷ってなかなか決まらないのですが、この日は珍しく、

夫「お昼何食べよっかー?」

はなえ「(待ってましたと言わんばかりに)参鶏湯食べたい!」

夫「よし、焼き肉屋さん行こう!」

とすんなり決まりました。

お値段は3,000円強するので、ちょっと奮発して鰻重を食べる感覚ですかね。
せっかくよいものを食べてもちゃんと消化吸収できなくては勿体ないので、しっかりお腹をすかせてから参りました。

オーダーしてから20分ほどで出てきたのがこちら。

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こちらのお店のものはお米は少なめ、鶏肉はまるっとたっぷり入っていました。
唐辛子や塩、コショウなどの薬味も別で添えてくれるので、最初はそのまま食べ、少しずつ味を変化させながら最後までおいしく食べられます。

驚いたのは、骨の柔らかさ!

見た目はしっかり骨のかたちが残っているので、よく噛む感じかな~と思いきや、、口に入れると、噛む前からホロホロっと崩れる柔らかさ。
骨の中心部までしっかり砕けます。
それを少し奥歯で噛むとまた骨の出汁が出て、とてもおいしい。
カルシウムとってる~ってかんじがします。

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アツアツなので、汗がどばーっと出るのを覚悟していたのですが、意外や意外。
滝汗ではなくミストのような細かい粒子の汗がじわじわ出てきました。
体の芯から温まっている感覚。
自分だけかと思ったら、夫も同じだと言っていました。
私よりも代謝がいい彼は、カレーを食べると頭皮からもいつも大粒の汗をかいてお手拭きで拭いながら食べているような人なのですが、この日は様子が違いました。

夫は焼き肉や白ごはんもしっかり食べて、お店をあとにしました。
帰ってからも、そして翌日以降も、「参鶏湯おいしかったなぁ」「また食べたい」と言ってました。
同じものを食べておいしいって思えるって、やっぱりいいですね。

冷え症かどうかに限らず、いい血をつくることは男性も女性も大切!
夫婦で真夏に参鶏湯、なかなかおすすめです。






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