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妊活を始めるタイミング②ーカップルそれぞれのステップでー

こんにちは、ゆうこです。

私は不妊治療のカップルと関わる外来の助産師をしながら

私自身も長年不妊治療をしています。

望んでも簡単には授からないな~って身をもって経験しています。

だからこそ、カップルが 望んだ時に赤ちゃんを授かれるように

授かる心と体への応援メッセージ・情報を発信していきたいと思います。

さて、では、「妊活を始めるタイミング第2弾」

「赤ちゃんが欲しい」といっても、今すぐほしい方や、

いつかは欲しいと思っている方それぞれですよね。

今回は、今すぐほしいなと思っている方向けのお話です。

年齢と妊娠

女性は排卵して、妊娠・出産できる年齢が限られています。

世には40代でも自然妊娠して、無事に出産される方もいらっしゃいますが

皆が40代で当然のように妊娠・出産に至れるというものではありません。

年齢が上がれば1歳ずつ、出産までの道のりは難解となっていきます。

赤ちゃんが今すぐほしい方は、待った無し!

今すぐ行動です!!

タイミング法

20代の方や、妊活を始めたばかりの方であれば

まずは排卵日数日前から何度かセックスを持ってみる

タイミング法からスタートです。

膣内に射精された精子は、数日間生きることができるので

排卵日の2日前あたりにセックスを持つと可能性が高いと言われています。

しかし、排卵の瞬間は目には見えません。

基礎体温や排卵チェッカー、妊活アプリは排卵日予測の目安になりますが、

排卵の瞬間は分かりませんので、ご自身が排卵日と思っている時期と

実際の排卵時期とに誤差が生じることがあります。

ご自身が排卵日と思っている日や、その前日にピンポイントで

セックスを試みるよりは、排卵日と思われるあたりで2-3日おきに

タイミングを取るほうが妊娠の確率は上がります。

また、ピンポイントでタイミングを取ることを繰り返していくと男女どちらか又は双方がプレッシャーに感じたり、カップル間で気持ちのずれや違和感を感じたりする傾向があります。

本来は「この日(排卵の日)!!」という決戦日ではなく、

本来ならカップルがお互いを大切にして心ゆくままにセックスを満喫することが大切です。

そうは言っても「早く赤ちゃんが欲しい」という気持ちが前に出てきます。

数か月続けて妊娠しない場合は、次のステップをお勧めします。

特に30代、40代の方は早めのステップアップをお勧めします。

産婦人科の受診・検査を受けてみる

赤ちゃんが今すぐ欲しい方で、30代・40代の方、または数か月タイミングをとっているけど、中々妊娠しないという方は、妊娠に関するカウンセリングや検査をお勧めします。

カウンセリング、検査 と聞くと、、、、

「赤ちゃんは欲しいけど病院には行きにくい」

「できるだけ自然に妊娠したい」

これは少なからずどなたでも抱く思いではないでしょうか。

助産師でありながら、私もそうでした。

でも、妊娠・出産ってものすごい奇跡なんです。

だから、その奇跡を起こして、愛する我が子に会えるまでの過程は、「自然」や「普通」にあまり囚われずに、ご夫婦・カップルそれぞれの道を歩まれるのが良いのではないでようか。

それに自然妊娠には多くの条件が必要となります。それらが備わっていればいいのですが...

例えば

「今、あなたの体やパートナーに不妊の原因はありませんか?」

「あなたは排卵していますか?」

「赤ちゃんを育む子宮の環境は良い状態ですか?」

自分では分からないですよね...

今すぐ赤ちゃんが欲しいと思っている方は、調べるのが一番の近道です。

実は、不妊症の女性の多くが原因不明です。

実際に、調べても分からないこともあります。

けれども、妊娠に関する検査や体の観察を継続していると、

当然、自己流でタイミングを図るよりは妊娠の可能性は高くなります。

また、不妊症はカップルの病気です。

男性の不妊も決して少なくありません。

これも調べてみないと分かりません。

精子が極端に少ない、または無い場合は、タイミング法や人工授精などの

ステップは飛び越えて、体外受精や顕微授精、男性不妊治療へと

進んでいくことが必要となります。

産婦人科での検査や体外受精・顕微授精などについても、追って綴っていきたいと思います。

女性は排卵して、妊娠できる年齢が限られています。

赤ちゃんを望む、多くのカップルが、

それぞれのステップで赤ちゃんを授かれますよう、心から願っています。

一緒に頑張りましょう。

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