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妊娠に関する情報収集のコツ

妊活サポート医師がそっと教える「妊娠のコツ」。
第1回のテーマは【妊娠に関する情報収集のコツ】です。

妊娠に取り組む時、男性と女性には、それぞれの役回りがあるように思えます。妊娠を考えはじめると、女性は情報収集に走りやすく、あっという間に頭の中が妊娠に関する情報で一杯になりがちです。インターネットが広く普及している今日では、こうした情報の収集は以前に比べて、格段に集めやすくなっています。しかし、このインターネットには大きな落とし穴があります。

それは、インターネット上の情報は、表層的、並列的なものが多いこと、そして何も審査がされていないので、無責任な情報も多いのです。ですから、信頼性に乏しいものや、あきらかに事実と反する情報も数多く見受けられます。それはもちろん、妊娠に関する情報に限ったことではありませんが。

「ネットサーフィン」という言葉があるように、ネット上の情報を次々とたどっていくことは、ドアの奥に部屋があり、そしてまた次のドアを開けるという、終わりのない扉を明け続けることになりがちです。そしてむしろ、あなたがほしいと思っている情報は、実はインターネット上にはないことのほうが多いのです。なぜなら、現在のあなたの悩みは、あなた固有のものであるからです。そうしたあなた個人の悩みに、インターネットのサイトが答えてくれるでしょうか?

インターネットの賢い利用法は、自分の問題点をはっきりさせ、その答えをスポットで探しに行くことだと思います。インターネットにはまって頭でっかちになっていくと、「インターネット不妊」ということにもなりかねません。

一方の男性はというと、妊娠に関してはむしろ引いてしまう人が多く、いつまで経っても情報がゼロに近いという人が多いのです。そうすると、男性と女性の間には情報量の差が出てきてしまいます。

そうなった場合、男性が、パートナーの女性に対してできることは2つです。

ひとつはパートナーが収集した情報に耳を傾け、理解を示すことです。人というのは嬉しいことであれ悩みであれ、人に聞いてもらえるだけで満足できるものです。

そうしつつも、もうひとつ大切なことは、パートナーが情報収集にのめり込まないよう上手に対応することです。男性にはいわば監督、スーパーバイザー的な立場が求められるのです。

ただ、私は妊娠に関しては、本から情報を得たほうがいいのではないかと、しばしば思います。本は著者とともに必ず編集者というプロが介在しますので、本を1冊読むことは、情報を体系的に収集できるメリットがあります。ですから、本選びということが何よりも大切になってくるわけです。

また、「情報が妊娠させるのではない」という、あたりまえのことも知っておくべきです。妊娠はあくまで、カップル二人の愛情の結果として、やってくるものなのですから。

【妊娠のコツ #1】

女性が「インターネット不妊」にならないようにパートナーは耳を傾けて、スーパーバイズする。


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