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卵巣セラピーとノベルジン

ノベルジンというお薬を使いだしてから、「不妊ルーム」で妊娠される方がとても増えています。

そのお話をしたいと思います。


ノベルジンは亜鉛製剤で、体内の亜鉛を増やすお薬です。

この薬はウィルソン病という遺伝性疾患しか使用が認められていませんでした。

2年前に、「低亜鉛血症をともなう不妊症」に適用が拡大されました。


私は内科医ですので、早速そのことに注目し、「不妊ルーム」に通院されている方の血中亜鉛の濃度を調べてみたところ、とても低亜鉛血症の方が多いことに驚きました。

それでそうした方々にノベルジンを服用してもらったところ、妊娠される方が増えてきたのです。

なぜでしょうか?


それは、亜鉛は良好な卵子の成熟にとても重要だからです。

一方、銅の濃度が高いと着床率が落ちることもわかっています。

さらに言いますと、亜鉛と銅は人間の体の中で、シーソーのような関係になっており、亜鉛が上昇してくると銅の濃度が低下してくるのです。

そういう意味からも、亜鉛と銅の濃度を調節することは、いわば金魚と水槽の関係でいうところの、水槽すなわち卵巣のコントロールにとても重要なわけです。

不妊治療の先生は、金魚(卵子)にだけ、目がいっているように思います。


また、男性側でも、亜鉛は精子の形成にとても大切なことが以前より知られています。

新聞や雑誌などで、「亜鉛パワー」とか「牡蠣パワー」という広告をよく目にすると思いますが、牡蠣が注目されるのは、食材の中で最も亜鉛の含有量が多いからです。


さらに、体外受精にエントリーされている方にも、亜鉛と銅のコントロールが大切です。

43歳で体外受精をされた方は、4個の卵が採れて、すべて胚盤胞にまで育ち、凍結することができました。

不妊治療の医師が卵(金魚)を観察し、私が卵巣(水槽)の管理をおこなっていました。


こうした亜鉛、銅は体内に微量に存在する元素ですから、コントロールがとても難しいのです。

また、ノベルジンの存在を知らない婦人科医がほとんどで、不妊診療であまり用いられていないのが残念です。

「不妊ルーム」では、内科的アプローチで妊娠の”キー・ミネラル”である亜鉛と銅の緻密なコントロールをおこなっております。

関心のある方は、「不妊ルーム」の無料相談からご連絡ください。
匿名で受け付けておりますのでお気軽にどうぞ。


【妊娠のコツ #13】


ノベルジンは、卵巣セラピーのキー・ドラッグです。


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