天皇とイギリス国王が会った背景について妄想する~英仏下院選挙の時期がやっぱりおかしい~

先週ブログを休んでいる間に天皇がイギリス国王に国賓待遇で招待されていた。
当初注目していなかったのだが、よく考えるといまってイギリスの下院選挙の時期だよね? 日本と違いイギリス国王は立憲君主制で政治にも関与することがある。イギリスの下院はイギリス国王が認めて解散するはずだから、イギリス国王も、今の保守党の党首もわかっていてやっているはず。
とすると、選挙直前のこのタイミングで天皇とイギリス国王が1週間もじっくり招待されること自体が異常。
日本で選挙直前に総理大臣が国賓で外国の要人を招くくらいおかしい。ふつう選挙優先だろ。
 


ことしのヨーロッパの政治日程と天皇訪問の日程を時系列でまとめてみた。やっぱりなんか変だ。
 
欧州議会選挙 6月9日
天皇イギリス訪問 6月22日~28日
フランス下院選挙第1回 6月30日
イギリス下院解散選挙 7月4日
フランス下院選挙第2回 7月7日
パリオリンピック(2回目) 7月26日~8月11日
 
 

常識で考えてあり得ないってこの日程は! どんだけ詰めるんだよ。フランスはなんてオリンピック前なんだよ、欧州議会選挙負けたのに勝てると思ったのか?
今日はイギリスの投票日で、3日後にフランス下院選挙の2回目投票(一応都知事選の投票日でもある)だ。
ということで、そこまでしてなにを話したかったのかいろいろ妄想してみる。
まず、今回の選挙、イギリス保守党の負けはほぼ決まっている。イギリスの下院はすべて小選挙区なので、片方が勝つときは圧勝する。今回は保守層がリフォームUKとかほかの党に流れているから、圧倒的に不利みたいだ。
わたしの勘だけど、今回は政局の話ではない気がしてきた。もし政局の話なら選挙結果が出た後に話し合うだろうし、政局を替えるつもりならそうすればいい。イギリス下院選挙、アメリカ大統領選挙の後に話すべきだろう(あまり近すぎると勘繰られるかもしれないが)。
可能性が高いのは7月の大きな経済イベント関連。つまり、日本の新紙幣発行。
吉田祐司著『天皇財閥』によると、通貨を発行している日本の中央銀行、日本銀行は戦前天皇が大株主だった。ちなみにいまは財務省が株の過半数を持っていて財務省の持ち物ということになっているけど、皇室財産は国に属すると憲法88条に書かれており、いまでも無関係ではないと考えている(皇室財産が国の物なら天皇が逆に国に影響力を残していてもおかしくない)。
というわけで、新紙幣発行に関連するなにかについて、新紙幣発行直前のタイミングでわざわざ話したんじゃないかというのがわたしの予想。最近ドル円が160円になったり、動き始めたし。
そんなタイミングでいそいで話し合うとすれば経済問題だろう。
あと、テレビ見て個人的に気になったこと。なんか天皇陛下ずいぶんうれしそうというか、はしゃいでるように見えた。普段は笑顔だけど、外向けに本心を隠すための笑顔に見えるけど、子どもみたいにはしゃいでいたのが印象に残った。
チャールズ三世の表情は読めない。
話し合いの結果、ひょっとしたら天皇に良いほうに話が進んだのかもしれないね。なにがどういいのかはわからない。

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