日記 2023.9.25(月)

無職に給料日はないがこれまでのように毎月25日は振り込みや1ヶ月分の生活費をおろしたりするのでばたばたする。

自分なりの家計簿を携帯のメモにつけているのだが、それを集計して分析するのが楽しい。自分の1ヶ月の行動を振り返る作業が本当に好きだ。1ヶ月に必要なお金が大体分かると、貯金と照らし合わせてあとどれくらい無職でいられるかなと安心していられる。毎月必ず出ていくお金、食費、化粧品代、日用品とざっくり分けているが、そこから削れるものは削ったり、やっぱりここは大事と思うところは納得して削らなかったりと細かく見ていても楽しい。毎月25日に今月の支出の様子が分かると少しほっとしてまた新しい月を迎えることができる。

今日は朝から台所のパントリーエリアの整理をした。今あるものがきちんと把握できた。冷蔵庫には野菜が小松菜とゴーヤしかなかったので買い出しにでた。25日ばかりはしっかりと食材を買い込む。4カ所のスーパーを回って、おいしいよ〜とわたしに声をかけてくれる野菜と日持ちする食材、そしていつも冷蔵庫にあってほしい納豆、豆腐を買った。豆腐は白和えが食べたくて木綿と絹を両方買った。ゴーヤがあるので卵も買って明日はゴーヤチャンプルーを作ろう。

今晩は白和え。小松菜とストック用ににんじんを1本細切りにしたのでにんじんも入れた。昨日の残りのレンコンのきんぴらときのこと油揚げのお味噌汁と食べた。ご飯には納豆を乗せてとことん和風な晩ごはんになってなんだかほっとした。

白和え、きんぴら、わけぎのぬた、お赤飯といえば子どものころ「みやざ」という近所のお宮の行事の際に振る舞われていたお料理だ。公民館でみんなで食べたあの味が今も忘れられない。ほかの子どもたちは最後に配られるお菓子が目的で行っていたが、わたしはお菓子よりもこのお料理目当てで行っていた。今は子どもも少なくなって途絶えてしまっているようでさみしい。

懐かしい味を思い出して今日は一日中食べ物のことを考えていたような気がした。お赤飯も久しぶりに食べたい。ごま塩を振ったお赤飯。出来立てのほかほかでも、冷めていてもどちらでもいい。
食べ物の記憶はいつまでも消えない。

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