タオルケット

耳にするだけでうれしくなる好きな言葉は何だろうと考えたら、やっぱりずっとタオルケットだった。

タオルでも毛布でも布団でもなくタオルケット。汗をかいてもだいじょうぶで、からだを冷やさなくてすむ、くるまれるだけで赤ちゃんに戻ったような気になる、不思議な布。

赤ちゃんに戻りたいのではなく、正確には赤ちゃん扱いされたい、だな、と思い続ける日々。歴代のタオルケット→スヌーピーの黄色いやつ、お花の刺繍が入ったやつ。

少し前に散歩していたら、道端のワゴンにディズニープリンセスやリラックマなどの、特に肌触りは良さそうではないキャラ物のバスタオルが、「おひるねケット」と題して売られていた。おひるねケット!?!?!?なんて素敵な語彙。こっそり、私は今すごく頻繁に「おひるねケット」という言葉を使う。私が作ったことにならないかな

たぶん保育園などでお昼寝中に使うバスタオルのことをおひるねケットというんだろう。私もごわごわしたキティのバスタオルを、よく持たされていた。

こっそり自分の中で「おひるねケット」は私が作った言葉にしておいて使っていたけど、さっき調べたら普通にある言葉だと発覚した。たしかに、こんなに幸せになる言葉を私一人が独り占めしていいわけないね。みんなも買おう、自分だけの、おひるねのためだけのおひるねケット。

最近やっと歌詞のある曲を通勤中聴けるから、また聴き始めた。

いいんだよ 分からないまま 曖昧な愛

セブンでフィナンシェを買います