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トイプードルのもこのおはなし

もこはトイプードルのアプリコットの女の子。
小学校からの友人宅で産まれ、3か月の頃に我が家にやってきました。
トイプードルの中ではとても小さな子でしたが、とても元気でした。
子犬の頃はとにかくじっとしていられない様子で、
大げさに言うと一日中コロコロ転がるように走り回っている感じです。
今回はそんなもこのことについて書いていこうと思います。

1.ドッグランでの出来事

ある日、友人と、友人宅にいるもこの両親と姉妹と一緒にドッグランに行きました。もこにとっては初めてのドッグラン。私の周りで楽しそうにはしゃいでいるもこでしたが、見知らぬ柴犬さんが近くにやってきて、なぜかもこに興味津々らしく、ぐいぐい迫ってきたんです。それまでるんるんとうごいてたもこでしたが、迫られたとたん、ピタっと動かなくなりました。そして、じぃーっと周りを見渡し、突然、相手の首をめがけてがうっ!と言いながらかみつこうとしたんです。びっくりして慌てて止めたのでお互いなんともなくすみましたが、けがをさせてしまうかもしれない勢いでした。

そんなことがあったので、もこの行動には気を付けていたんですが、また別のある日、今度は一人でドッグランに行った時のことです。初めて会うアメリカンコッカースパニエルとすれ違いました。きれいな子だなーかわいいなーなんて思いながら通り過ぎようとすると、とつぜんもこがダッシュしてその子にとびかかったのです。が、もこよりはるかに大きな子だったので、あっという間にもこの上に乗った形になり、もこは見えなくなりました。相手の飼い主さんがびっくりして、すぐに引き離してくれ、私もすぐにもこを抱っこしましたが、もこはしつこくその子のところへ行きたがり、じたばたしていました。こんなふうにすぐに誰彼構わずに喧嘩をふっかけるもこなので、ドッグラン向きではないなと思い、行くことはやめました。

2.キャバリアたちとの関係

我が家にはもこの他にキャバリアのるぅくとろでぃがいます。るぅくともこはあまり上手く行ってるとは言えない関係で、るぅくはもこが来てからずっと見て見ぬふりをしている感じです。もこは自己主張がとても強い子なので最初の頃はるぅくにぐいぐい迫っていくこともありましたが、あまりにるぅくが引くので、次第に迫ることはしなくなりました。ろでぃとは年齢が一緒なこともあって、おもちゃを引っ張りっこしてみたり、仲良く遊ぶこともありましたが、もこがエスカレートして、ろでぃの首をつかみ転がしてしまうなんてことも度々ありました。もこはその頃、体重が3キロくらい。対してろでぃは5キロ弱あったし、体の大きさもどうみてもろでぃのほうが大きかったのに、それでももこに倒されてしまっていたのです。そんなふうにもこはとにかく強い子でした。

3.あんなに元気だったもこが病気に・・・。

とても元気で活発なもこでしたが、10歳をすぎたころから少しおとなしくなりました。もこもシニアになってやっと落ち着いてきたのかななんて思っていました。が、そうではなくクッシング症候群を発症してしまいました。あんなに吠えて困っていたのに、静かになったり、じっとしていることなんてなかったのに寝てばかりになったり、今までのもことは違い、どんどん変わっていきました。他にもお水をたくさん飲むようになりました。一日に400~500mlくらい飲んでしまうんです。なので、おしっこばかりしていました。食欲も落ち、もともと痩せているのに、ますます痩せてしまったり、皮膚が弱くなって傷ができやすくなったりしました。最近では、腎臓も悪くなったり、膀胱炎になったり、貧血になったりと、次々色んな病気がでてきてしまいました。薬をたくさん飲み、頑張って治療をしていました。

4.それは突然やってきた

7月16日、ご飯を全くたべなくなり、元気がなくなりました。次の日、病院へ行き、点滴をしましたが、元気にはならず、18日の朝方4時少し前にもこは逝ってしまいました。救いなのは痛いとか苦しいとかが全くなかったことです。でも、あまりに突然すぎてまったく現実的ではなかったです。火葬を済ませ、遺骨を持ち帰っても、なんだか嘘みたいでした。
朝起きたときとか、出かけていて帰ったときとか、いつものようにもこがハウスで寝ているのを確認してしまう日々がまだ続いています。気を抜くと涙が出てきてしまいます。なにかもっとしてやれることはなかったのかとついつい考えてしまいます。でも、何を考えてももう時は戻らないし、くよくよしているのはもこに申し訳ない気がするので明るく毎日を過ごすようにしています。もこの遺骨はいつももこがいたリビングに置いてあります。いつでもみんなと居られるように。。。

5.あとがき

もこについては、書こうと思っていたネタが多くて、どれから書こうかななんて色々考えていました。考えていた矢先、亡くなってしまいました。あんなに色んな思い出があるのに、何をどう書いたらいいのかわからなくなってしまいました。とても活発でしつけにもちょっと苦労したもこ。あまりに突拍子もない行動をとるので戸惑ってしまうことが多く、どう付き合っていいのか悩みすぎてしまったもこ。叱られることも多かったけれど、それでもいつも明るく元気だったもこ。いいことも悪いことも今となってはとてもいい、大切な思い出ばかりです。

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