記録:出産


37w1dの健診にて、出産日が決定。
最後の妊婦健診になった。

子宮口も開いてきていて、推定体重も既に3200g。
「もう産みたいでしょ、自宅安静も疲れたよね〜」と言われ、食い気味で産みたいです‼️疲れました‼️と答える。(まあ37週入った瞬間我慢できなくて髪切りに行ったりしてたが…)


6/10に産みましょう。6/9の18時半までに来て。とのこと。ついに来た!!!明後日じゃん!!!とテンションがめちゃ上がって夫に連絡する。
と思ったら会計時の受付ですみません日程変更で!!となる。お産が重なってるらしい。計画分娩てすごいな、どうやって調整してるんだろ。

てんやわんやの末、6/12入院、6/13出産の運びに。

猶予ができたので、残りの5日間でやること、やりたいこと、やれることを考える。
夫と行きたかったお店を予約して、noteをまとめて、入院バッグと帰省荷物をまとめて。
でも入院日までに破水や陣痛がきたら困るのでできるだけ安静に過ごして。

もう2日前にはアドレナリンが出始めちゃってるのか、5時間ですら続けて寝られなくて入眠から2時間で起きちゃって困った。今のうちは寝ときたいけどなんかもう無理だった。


■入院当日

16:00 
タクシーで病院に向かう。
よく晴れて夏のような日差しの中、夫としばしお別れ。

16:30 
着替え後、院長から説明。
早口で何言ってるかわからない。(あとで助産師さんが補足しにきてくれた)
子宮口にスポンジ入れ、硬膜外麻酔の処置
スポンジいつもの内診よりちょい痛くらい。麻酔処置、ビビり散らかして冷や汗凄かった

16:40 
NST。お腹めっちゃ張ってる

18:15 
夕食。美味しかったけど背中に緊張感走ってて力抜けずバーっと食べる

19:30 
血圧、心音確認。問題なし。若干背中に痛みを感じる。お股も若干の違和感。

22:30 
張り止めと眠剤を飲んで就寝。
2時半くらいに一度目覚めたけどその後また寝れて久々に6時間くらい寝れた。




■出産当日

5:00 
目が覚める。

6:00 
助産師さんが来て浣腸、体温、心音チェック

7:30 
院長診察。子宮口のスポンジをとって開きを確認。バルーンを入れる。ちょい痛、でもあっという間に終わる。この時点で4.5㎝の開き。早いらしい。

7:50 
LDRに移動して促進剤の点滴処置。この時点で若干生理痛みたいな違和感があり助産師さんに伝え、麻酔も始めてもらう。
NSTも装着。3分半の間隔で陣痛がきてるらしいが麻酔が効いてきて痛みはなし。
と思ったら貧血感、吐き気がくる。ナースコールしてベッド少し起こす、点滴?麻酔?弱めるなど処置してもらいすぐ体調戻る。
気が遠くなる感じがして怖かった。一瞬仰臥位低血圧症候群になったっぽい。違和感感じたらすぐ伝えるの大事。


8:10 
朝食。美味い😭完食。

8:45
院長がきて内診。ぐりぐりされるけど全く痛くない。ドバッとお湯が流れ出て驚く。破水した。羊水今までありがとう。
子宮口は5㎝。痛くないでしょ?良かったねえだって。頑張ろうね、痛かったらすぐ言いなさいって言い残して院長去る。

9:50
助産師さん内診。体温、血圧確認、導尿。
熱が上がり37.9℃で驚くも体調は良し。よくあるらしい
骨盤が整う体操を教えてもらったので10分間行う。

10:40
左腰に若干の痛み?違和感を感じたのでナースコール。麻酔追加してもらい20分後には違和感なくなる。

11:10
体温、血圧確認、導尿。6㎝開。順調。

11:40
院長内診。9.5㎝開。なんかお尻の感覚変わってきたなと思ってたらいきなりすごい開いてて助産師さんもびっくり

11:50
助産師さんにあと10分様子見て昼食を挟むか決めると言われる
痛みはないけど尻がウワーッて圧迫されてる感覚があり会陰切開にも備えて麻酔追加してもらう。

11:55
明らかに出てきそうな感覚が1分置きにくる、ナースコール。子宮口全開大。
ごめん昼ご飯後回しだ!となり、助産師さん慌てて準備。院長に焦らなくていいよとか言われたけど別に焦ってない無理、止められぬ。
まだいきんでって言われてないからヒルナンデスみながら虚無になって必死でのがす。
一気に余裕がなくなりそれまでメモも兼ねてやりとりしていた夫への連絡をストップ。



そこから助産師さんが増え2〜3人に。
進むの早すぎて明らか間に合ってない感じしたけど大急ぎで準備してくれてた。
いきみ方を説明されその通りにいきむ。
Twitterで得た知見を思い出し実行する。

(いきむ時はサンシャイン池崎になれという知見)

↑はへそに置いたロウソク消すようにフーッらしいが、吸ったら息止めて踏ん張ってと言われる。ロウソク消したいよ!!と思ったけど息止めて我慢して気張る。
何度かいきむとちょっと上手すぎるすごいねと褒められる。やば、池崎ありがとう
あと超安産体質の母親の遺伝かもほんとありがとう
いきむの上手すぎるらしい故どんどん進む。手を取られ触ると柔らかい頭が。泣きそうになる。そこにいる。
院長が外来診察中でなかなか来れなそうでちょっといきむのストップ!と言われ耐える。この時間がきつかった。尻の力でなんとか堰き止めてる感じ、太腿がプルプル、無になり必死で耐える。ヒルナンデスを必死で観た。
切開したらもう産まれるね、というところでやっと院長登場。なんか助産師さんに小言めっちゃ言ってる。


次の陣痛がきたらいきもうと言われる。大きく息を吸う。


この闘いがもう終わるんだ!!!来い!!!!!と思いながら全力でいきむ。なんか音楽が流れて切開されてドゥルンと一気に流れ出る。

産まれた。産声が聞こえた。瞬間、涙が溢れて止まらなくなる。元気に泣いてる。つられてわたしも元気に泣く。臍の緒を切られ胸に抱く。重くて暖かい。命ってこんなに、と思った。


12:35、息子誕生。

息子は産後の処置をされ、わたしは胎盤排出や切開部の縫合。縫われてるなと思いつつぽぎゃぽぎゃ泣いてる息子から目が離せず、涙も止まらず。院長はまたなんか小言言ってる。最後まで小言多いなあと思ったけど無事産ませてくれてありがとうと感謝の気持ちでいっぱい。


12:50
夫にFaceTimeを繋ぐ。産まれたよ。と伝えると安堵と少し泣いてた?わたしはまた号泣してる。息子も元気に泣いて、その声が夫にも届く。一緒に産声を聞いて2人で感極まる。あの時の夫の表情も、きっと一生忘れないんだろう。






お産は、最初から最後まで完全に無痛だった。痛かったのは、前日や直前の処置くらい。緊張と恐怖感が強く痛みに敏感になっていたけれど、振り返るといつもの内診、採血と同じくらいのもの。リラックスして挑めば大丈夫だと思う。

陣痛は痛みを感じなかったので、常に穏やかな気持ちで挑めた。助産師さんが頻繁に様子を確認しにきてくれるので安心感も強い。

わたしを産む時スーパー安産だった母親(自然分娩だったけど陣痛も痛くなかったとか言ってる)の言う通り「大きいうんちだす感じだよ」がかなり的確な表現だった。ずっと何言ってんのと思ってけどマジだった。


院長の言う通り、痛みはとって感覚だけ残されているので産まれてくる感覚が鮮明に解る。物凄い体験。出産ってとんでもない。


わたしはかなりビビりで血とかにもかなり弱いので、冷静に対処できる無痛分娩を選択して本当に良かった。この産院で産むことができて、本当に良かった。




■出産後


2時間ほどLDRで休養。両親にも連絡を入れ安心してもらう。たくさん気にかけてくれてありがとうと伝える。

14時くらいに昼食が来て、完食する。
その後着替え、車椅子で個室へ移動。休養。

17時頃、助産師さんについてもらいトイレへ。ゆっくり歩行を開始する。
麻酔が切れ始めお尻のあたりがじんじんする。後陣痛らしきものはなし。

息子を部屋に連れてきてもらい、18時前まで一緒に過ごす。夫とFaceTimeを繋ぎ、たくさん息子を映す。ずっと見ていられる。

18時、夕食。会陰が痛みはやく横になりたく少し残す。ロキソニン飲んで横になる。休養。


以上、出産の記録。

きっと何年経っても鮮明に思い出す。
かけがえのない存在が産まれた忘れられない1日の記録でした。



おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?