01.第1小節【コンセプト決め】
ボカロ。そう、ボーカロイドが誕生したことで、作詞作曲という文化が身近になりつつあるこの時代。
そしてボカロが誕生したのちUTAUという概念が誕生した。
最近ではゆっくり(※1)や人力(※2)というジャンルも身近になりつつある(自社調)。
ので、というか、私が、やりたいだけでまたまた突っ走る作曲奇譚の開始である─。
「理論」とは─。そんなのをガン無視して耳触りがいい音だけを追求する、人間さんの曲─。
今─ここに!
※1:機械音声がテキストを読み上げる技術の一つ。東方projectの二次創作などに多用される音声技術。
※2:人間の声を切り取って、無理やり歌を歌わせるという技術。調べて、実際に聞けば感触は分かるかと。
─と。決めたところまではいいが、いかんせん、何もわからない。冗談抜きで何も分かっていない。
今までに曲を作ったことはあったが─作っても、作っても(1曲しか完成したことないが)、分からないものは分からない。
それに、人に歌わせたものだ。
それに、道具なんてiPadかスマホくらいしかない。
そんな私に、機械音声を用いた曲が作れるのだろうか?
いや、作ろう。
しかし─。
コンセプトがないのに、曲を作るなど困難を極める…。
作りたい曲?好きな曲は?
それすなわち風刺曲!
ボカロでいう「神っぽいな」「劣等上等」「ブリキノダンス」「ヒバナ」「オルターエゴ」「ビターチョコデコレーション」が該当する。
私は、バチバチに決まった曲が大好きである。
では作ろう!
しかし何を元に!?
私のアイディア探しの旅が始まる──。
しかしここで問題が生じる。
コンセプトを何にするのか、全く思いつかないのだ。
人間さんは、曲を作る上で【歌詞▶︎曲】という順番で作る。
歌詞という漠然としたようなメッセージ性のある文章は「小説を書く」というのとは訳が違う。
コンセプトが定まらない以上、書きようもないのである。
あーあ!もういいや!
推しのイベントストーリーでも読んでみようかな!
そうして全てを放棄して、ゲームアプリを開きイベントストーリーを読んでいると─。
「あれ…?この曲いいな…?」
そうだ!
こんな感じの曲を作ろう!
インスピレーション元は「プロセカ」の愛称でもお馴染みの「Project SEKAI COLORFUL STAGE feat.初音ミク」のイベントストーリー「囚われのマリオネット」にて書き下ろされた楽曲「ジャックポットサッドガール」である。
これなら、歌詞を作るのにもそんなに苦労しないであろう!そうだ!そうだろう!
そう、意気揚々とコンセプトを練っていく。
最終的に─
表と裏の自分の葛藤を描こう
─という結論に至った。
コンセプトが決まったところで、次は歌詞を練っていこう!
To Be Continue▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎
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