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紫草(ムラサキ)の栽培と染め物の復元を目指す活動 - 2024年3月

かつて武蔵野に多く自生していた紫草(ムラサキ)の栽培と、染め物の復元を目指す活動に参加しています。一年を通して種まきから染め物まで一連の流れを学ぶものなのですが、なんと初回2月24日、種まきの日に子供のインフルエンザをもらってしまって参加できず、一ヶ月後に発芽の様子を観察する日にやっと参加できました。

みたか紫草復活に向けて紫草を一緒に育てませんか@大沢の里古民家
紫草は万葉集に詠われるほど歴史が深く、かつて武蔵野にも多く自生していました。江戸時代には紫草の根である「紫根」を使い、鮮やかな「江戸紫」が流行りました。
2月の種まき、5月の移植、11月に根を収穫し、12月に染色を行う4回の講座を中心に、発芽や開花、種取り、観察等、約一年の活動を行ないます。

三鷹市スポーツと文化部 生涯学習課
発芽率が低い紫草。今年は寒い日も多くまだ発芽は見られない
去年育てていた紫草のこぼれ種からはいくつか発芽が見られた

紫草の芽は双葉で色が濃く分厚い、少し毛が生えているような質感。
双葉の状態でしばらくそのまま背が伸びる。1-2cm.
その後4枚葉になる。

種まきは前日から準備する。布を湿らせて、その上に種を24時間置いておく。まく前に水につけて浮いたものは種が入っていないので除く。
セルトレイに種を蒔き、地温が感じられる地面の上で保管、屋根はなく野晒し。コンクリートの上はよくない。直射日光に弱いので育ち始めたら木陰が良い。

これは去年まいたもの。一年越しで発芽するものもあるそう。


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