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11-3 3日目のおもひで

前回までのあらすじ

ガイコツになった。

お辞儀をするのだ、ポッター

私立VRC学園開校前に授業の時間割が配られたが、
必修の授業に一つ気になる授業名があった。

それが今日の授業、「闇のVRChatterに対する防衛術」だ。
自分のようなPublicワールドニュービーにとって、是非習得したい技術だった。エクスペリアームズとか是非使えるようになりたい。


授業前

不幸にも仕事の忙しい時期と学園生活が重なり、今日も九時過ぎの帰宅だ。
移動中や仕事の合間にちまちまとしたためた日記を仕上げる。
もっと写真を使って11-3の皆を紹介したかったが、時間が足りなかった。申し訳ない。

今日もあわてて準備を整えて、登校の準備。
昨日のuni-motionのアップデートを学校後に終えていたのでアップデート後の初実戦投入。楽しみだ。

我らが学び舎に降り立ち、先生たちに挨拶をする。慣れたものだ。
少し前までボイチャ未経験勢だったとはとても思えない。
クラスのドアを開けて、みんなに挨拶をする。今日は不審者はいない

不審者はいないが埋没者はいた

教室の後ろに集まって数人のクラスメイトと雑談していたところ、
唐突にクラスメイトに「noteの日記を見たよ!」と声をかけてもらった。そうしたら次々と「見たよ!」と言ってくれるクラスメイト達。

見たよ!

なんだろう。久々に感じた、「ただ純粋にうれしい」という気持ちだった。
日常生活で感謝の言葉をやり取りすることは多い。ただそれは、だいたいの場合において報酬的な言葉だ。「〇〇してくれてありがとう」そういわれてうれしいが、望外というほどではない。なぜなら相手のためにしたのだから。

この日記はnoteという誰もが見える媒体に乗せて、書いたことをtwitterで告知してはいるが、特に誰かに見てほしい!というものではなかった。完全に自分用だった。だから見てくれていると聞いたとき完全に不意打ちで、ただうれしかったのだ。

そういえばこの日記を書き始めた理由を書いていなかった。
この広いVRChat界で、私立VRC学園という枠組みの中たまたま同じ期・同じクラスになった11-3のクラスメイト達と楽しく過ごした、という事実を形に残したかった。当然写真をいっぱい撮るが、写真に感情や思考を乗せることは難しい。プロなら可能なのかもしれないけれど、自分には無理だ。だから日記を書こうと思った。特に何にも考えず、思いのままに書こうと。そのせいではあるいのだが、この日記、だいぶ変な文体になっている。文の体裁を整えるより、その時の感情や思考を面白おかしく脚色しながら赤裸々に垂れ流すような形。まさに駄文という体裁だが、きっとそれでいいのだ。

話がそれた。そうそうみんなが日記を見てくれているという話だった。
みんなありがとう、やる気と時間が許す限り続けたいと思う。
基本的に垂れ流しなので、何か失礼なことを言っていたら申し訳ない。


授業開始

上にも書いたが今日の授業は「闇のVRChatterに対する防衛術」
一つ。先に謝っておきたい。授業タイトルに縛られているとは自覚しているが、今日の講師は絶対にスネイプ先生見たいな神経質な人が来ると思っていた。11-3が減点されないよう、気を引き締めて行かねばと。そんな採点システムは(おそらく)無い(はずな)のだが。だが実際に現れたのはどちらかというとマグゴナガル先生みたいな面倒見のよい先生だった。

キチッとしたスーツ姿で知的な感じのするMakiNagaoka先生

もう何度か書いたが自分はPublicワールドにほぼ行ったことがなく、「闇のVRChatter」に出会ったことがない。
風の噂にやばい奴がいるとは聞くが、その実態は想像するしかなかった。現状プロテゴ(防御呪文:パニックモード)しか習得していないので、「闇のVRChatter」に襲われて身を守れる自信はなかった。こわい。

先生の自己紹介と軽い概要もそこそこに、恒例のグループワーク。

Rain先生が見守っている

「フレンドになるとはなにか」の議論。
「闇のVRChatterに対する防衛術」という授業の延長線上という文脈にでの話になるが、まず最初に浮かんだのはネガティブな印象だった。初心者講習での栓さん(ガイコツ)に教わった内容を覚えていたからかもしれない。「簡単にフレンドになるな」と。
皆の話を聞くと、フレンドになることの良い面をあげてくれる。皆「光のVRChatter」だ。初手ネガティブなことを考えた自分は闇が多いのかもしれない。フレンドになるとはJoinする権利を渡すことになるのではないかという懸念をみんなに話すと、やはり皆内心そうは思っていたようで「フレンドになる怖さ」を体験談も含め語ってくれた。

使える魔法が少ないので発表を託す

そして先生の授業は続く。
呪文を使うときの心持の話。相手に呪文をかけたなら、当然自分の心もストレスで消耗する。そういうものなのだ。

ふと後ろを見ると屋敷しもべ妖精?がいた

そして授業が進み、いろいろな呪文が説明される中、ついにでた。最強の許されざる呪文、アバダケダブラ(死の呪い:つまりブロック)。

そしてそこでグループワーク二つ目。
「親しいフレンドが共通のフレンドをブロックした時の周囲の圧力とは」
そう、強力な呪文がなんのリスクもなく使えるはずがないのだ。

お題の状況になったことがあるらしいちゅるるさん、交友関係が広い

グループワーク発表後、先生の提示した例題は極端なケースだろうが恐ろしいものだった。周囲のお節介で復縁を強制してくるとか「善意の暴力」とは恐ろしいものだ。

そんなこんなで授業終了。
エクスペリアームズどころか強力な呪文をいくつも覚えた。呪文を使うリスクも学んだ。願わくば使う機会が来ないことを切に祈る。

必要以上に強力な呪文を使わないこと。
強力な呪文にはリスクがあること。
そして呪文を使うときはためらわないこと。

これを守ればこの異形蠢くVRChat世界でもそれなりに安全に生きていけるだろう。

・・・文字だけ読むとなんの話だこれ。


放課後鬼ごっこ


今回はIsoさん提案のゲームワールドへ。
簡単にルールを説明するなら、「氷鬼」。
鬼役と逃げる役に分かれて行う集団鬼ごっこで、
子は捕まったら氷漬けとなりその場から動けなくなるが、他の捕まっていない子にタッチしてもらえれば解凍される。
制限時間内に子を全員捕まえたら鬼の勝ち、一人でも逃げ切ったら子の勝ちというシンプルなルール。これ説明いるのかな。

・・・しかし「氷鬼」?
最後にその言葉を口にし、遊んだのは一体いつのことなんだ?考えないようにしよう。
とりあえずワールドに着いたらクラスみんなでわちゃわちゃタイム。これもVRChatの醍醐味といえよう。

相変わらず一定数のゴリラがいる


ゲームスタート!
とりあえずまずは鬼役でスタート。
すぐに判明するのだが、このワールド、20人弱じゃちょっと多い。
マップの広さに対して鬼の数が多いため、逃げ回っても新たな鬼に出会い即凍結させられる。そして鬼の方が足が若干足が速いため、そもそも終われたらほぼ逃げ切れない。

そのため発生したのが、圧倒的強者の鬼達による一方的な「狩り」である。

初回は自分も「狩る側」だったため、走り回って子を凍結してまわる。サクサク捕まえていけるのでなかなか楽しい。凍結して動けなくなったクラスメイトを撮影して回るという舐めプムーブをかましている余裕があった。

苦しむ姿をしり目に悠々と撮影
凍結してても余裕そうなアクリス先生

そうこうしているうちにあっさり鬼の勝ちで終了。感想もそこそこに2戦目が始まる。今度は子役にまわる。そしてやはりと言うか、弱者として蹂躙される事になる。
どんなに逃げようが、角を曲がって撹乱しようが、ワープゾーンで引き離そうが鬼という通り魔からは逃げられない。
何度解凍されても即座に捕まり、助けを求める声をあげるしかできない。
挙げ句の果てに凍結しているところを撮影される始末。弱者は涙を飲むしかないのだ。(自業自得)

凍結した状態でカメラを構えると鬼にだいたいドヤられる。くやしい。
次々と煽られる。くやしい!!

その後は鬼の行動を縛ってバランスを見ながら皆で楽しんだ。
カメラマンの人や先生方も積極的に参加してくれたのが嬉しい。

子役の時に一度ちゃぬさんに命乞いをしてみたが無駄だった。無慈悲。

ちなみにこのゲーム中、鬼としても子としてもタッチするときはなるべく相手の名前を呼ぶようにしていた。顔と名前の一致を進める目的もあったが、やはり距離を縮めるには相手の名前を呼ぶことが大事なのだろうと。効果があったのかどうかはわからないけれど、ゲーム中に名前を呼んでもらえる機会が増えた気がした。


市街戦

ワールドを移動して第二戦。チームに分かれて武器を拾いながらの市街戦ワールド。記憶が正しければ、VRChat始めたばかりのころに一人で来たことある気がする(無意味)
ここまで書いていて気付いたが。この日記結構文量が増えている。時間もないので軽く写真のみにしよう。とはいってもゲーム中は必死だったので写真を撮っていなかったのだが。

説明をおとなしく聞く
副担任同士がバチバチにやりあっていた
敗者はマテリアルエラーの刑に処される
リザルト画面

リザルトを見たら一目瞭然だが、Katze先生や生徒会長のはるかぜさんが強い。やはり人の上に立つには本人の戦闘力も必要なのだろう。(定型ギャグ)

やはり最後は記念撮影。この文化いいよね

このあたりでよい時間になり、挨拶をして離脱。今日も濃い時間だった。


終わりに

ここに至って1つ、盛大に勘違いしていたと悟った。
VRChatterとはたいていの人がTwitterでキャッキャウフフして、noteでたまったクソでか感情を吐き出すのだと。
だから私立VRC学園の生徒はnoteに学園の日記を書くのだと。

・・・だってnoteで#私立VRC学園で検索すると、10期の方々の日記結構出てくるじゃん。だから日記書くのは割とポピュラーなんだなって思ってたんだけど、違うのだろうか・・・?
続々と学園の日記が投稿されて、自分の日記は埋もれるもんだと思っていたのだが、3日目に至り誰も日記書いてないじゃないか
皆が投稿するからこの日記はたいして人目につかないと思って書いていたのに、noteの#私立VRC学園で公開処刑状態になっている。なんでだ。


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