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私の好きな Metallica のベスト5曲

noteを始めるにあたって、サステイナブルな企画として自分の好きなアーティストを取り上げて「ベスト5曲」選ぶ、というのをやればきっとネタが尽きることはないな、と思いながらやってきているのだが、自分の中でも特に大きなアーティストを取り上げる時は少し緊張感がある。というかこのタイミングでいいのだろうか?なんて思ったりするが、やれる時にやるしかないし、「72 Seasons」を毎日のように聴いている今しかない!と。

というわけで、Metallicaの1stから最新作まで、聴き直してベスト5曲選んでみた。いやいや、1stから5thまではリアルタイムで全曲ギターでコピーしているので聴き直すまでもないのだが、6thからは何とも覚えられない曲も多いのでこの際聴き直してみた次第である。

まずはDiscography。

1. Kill 'Em All (1983)
2. Ride the Lightning (1984)
3. Master of Puppets (1986)
4. ...And Justice for All (1988)
5. Metallica (1991)
6. Load (1996)
7. Reload (1997)
8. St. Anger (2003)
9. Death Magnetic (2008)
10. Hardwired... to Self-Destruct (2016)
11. 72 Seasons (2023)

初めて聴いたのは3rd「Master of Puppets」。友達から借りた?もらった?カセットテープで"Battery"を聴いた時の衝撃は、人生1,2を争う出来事だった。それまでも、80年代の、特にLAメタルや何やら、BURRN!誌も流行りだしていた頃だったので、いわゆる欧米のヘビメタも少しずつ聴いていた頃ではあったが、"Battery"の衝撃は凄まじかった。

その後、「...And Justice for All」は、発売日すぐにCDで購入したと思う。今となっては「ベースが聞こえない」などよく言われているが、自分の中では、このバンドの特にドラム特にバスドラが尋常ではない音で、しかもこのカラカラの音もありこれは人間では叩けない恐怖、というかうすら寒さが付きまとう、一種の怖さを体験できる最高のコンテンツだったのだと思う。

"One"で初めてバンドが演奏するシーンを見たのだが、これもまた薄ら怖さが消えない内容で、何度見ても飽きない、ある意味Metallicaは自分にとって「怖いもの見たさ」の境地だったのだとも思う。

その後いよいよ「あの」91年に「Metallica」が出て、怒涛のMVがリリースされて、それと同時にライブ音源もいろいろ聴けるようになり「あの」Metallicaも普通の人間なんだ!と分かるようになった気がする。「Metallica」は非常に良いアルバムだと思うが、当時感じていた「薄ら怖さ
」は一切感じないのだから。

noteでの他の記事でも何度も書いてきた通り、どのバンドにも「鬼門」であった90年代のアルバムは「Metallica」「Load」「Reload」の3枚。といいながら、最新作「72 Seasons」を聴き込むにつれ、やはりこの3枚(+Garage Inc+S&M)が今のMetallicaの基になっているのでは?と思って仕方がない。

自分のメタル人生に最も大きな影響を与えたといっても全く過言ではないこのバンドだが、ライブの経験は意外と?少ない。
まず1回目は大好きなアルバムの「St. Anger」後の単独ツアー。

これ、今見ても最高のセトリの1つじゃない!?当時は「St. Anger」が好きで、この中から2曲"Frantic", "St. Anger"をやってくれたのが嬉しかったのを覚えている。

次は「伝説」のサマソニ2006。実はこの時はMARINEで最初の数曲見てから、MOUNTAINのDAFT PUNKを見に行く、という人生の中でも1,2を争う厳しい決断を下したのであった・・・

そして3回目はこちらも暑さで伝説のサマソニ2013。

こちらnoteで何度も書いている通り、この年のサマソニは暑すぎてボーっとしていて記憶があまりないのである…で、これが現状のメタリカの最後の日本公演になっている。

さていよいよついにMetallicaのベスト5曲は以下。

1.Battery <Master of Puppets (1986)>

1位はこれでしょう。もちろん当時のMVはないので、公式の最新のライブを貼ったが、やっぱり緊張感と薄ら怖さはアルバムバージョンに限るなあ。


2.Blackened <...And Justice for All (1988)>

2位も迷わずこれ。そしてこちらもMVないが、おススメはアルバムバージョン。


3.No Leaf Clover <S & M (1999)>

自分的には迷いなくこれが3位なのだが、これに関しては賛否あるでしょう。自分の解釈では、この名曲を作るために「Load」「Reload」そして「S & M」を作ったのでは?と思っているぐらい。ジェームズにしか出せない渋い味わい。最高。


4.St. Anger <St. Anger (2003)>

この曲は同意いただける方も多いかと。最近のライブでももっとカジュアルにこの曲やってほしい!という声は少なくないはず…ただやっぱりこの当時を思い返すとなかなかそうはならないのか…


5.Sad But True <Metallica (1991)>

当時、Metallica史上最小BPMのこのヘビートラック&ダウンチューニングのカッコよさが90年代メタルの混沌を呼び起こした要因の1つでは?と個人的には思っているぐらいの影響力かと。


次点は以下。

Damage, Inc. <Master of Puppets (1986)>
Motorbreath <Kill 'Em All (1983)>
One <...And Justice for All (1988)>
Master of Puppets <Master of Puppets (1986)>
Lux AEterna <72 Seasons (2023)>

Metallicaだし、特別に次点の次点は以下。

Hardwired <Hardwired... to Self-Destruct (2016)>
All Nightmare Long <Death Magnetic (2008)>
The Unnamed Feeling <St. Anger (2003)>
Moth Into Flame <Hardwired... to Self-Destruct (2016)>
Fuel <Reload (1997)>


ちなみに最新作の「72 Seasons」からだと、最近のお気に入りは"Room of Mirrors"。これ途中のギターのハモりなんかは完全にMetallica印で最高。
"Inamorata"も「Load」以降の集大成みたいで良い。


最新のBURRN!誌でのラーズのインタビューでは、2024年の来日も仄めかしている。東京ドームの単独公演でも絶対行くよ!

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