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たった一言で世界が変わった話

ただいま、いなつは悩み中です。
現在進行中のこの「1ヶ月書くチャレンジ」
DAY10のテーマ「自分の好きなところ」とDAY11のテーマ「自分の嫌いなところ」を書くにあたって、いくら考えても自分の好きなところも嫌いなところも、何一つ出てきやしないんだもん。
で、自分を見つめ直してみて最終的に
どちらも存在しない
という結論に至りました。
というか自分という存在が自分にとって、好きとか嫌いとかいう次元のものではなくなっていることに気が付きました。
なので今回は2つのテーマまとめて、今の次元にたどり着いたお話をしようかと思います。

自分のことが大嫌いだった過去

私は物心がついてからずっと自分のことが嫌いでした。
世界中の誰よりも自分のことを嫌っていて、心の中では常に自分が自分を責めている状態。
なんで生きているのかもわからなく、自分という人間が存在していることが許せなくて、10代後半から30過ぎくらいまでは常に希死念慮を抱えて生きてきました。(当時付き合ってきた人たちには大変ご迷惑をお掛けしました。マジでごめん)
特に何か大きな原因があったわけでもなく、家庭環境や育ってきたが著しく悪いというわけでもなかったので、単純に元々生まれもった性格によるところが大きいのだと思います。
自分でもよく原因がわからない、どうやって改善したらよいかもわからない。まるで出口のないトンネルに深く深く潜っていた状態でした。

限界がきた瞬間

そんな状態でずっと生活を続けてきていたので、ある日限界がやってきました。
職場での人間関係でつまづいたことをきっかけに、心がキャパオーバーを起こしてしまい普通に仕事ができなくなってしまったのです。

毎日家に帰ったら、何が悲しいとかではないのに涙が止まらない。
朝起きて仕事に行くまでもずっと涙が止まらない。
このときすでに限界はきていたんだと思いますが、こんな状態でもなんとか毎日仕事には行き、仕事中は責任感だけを頼りに職務をこなすという日々を過ごしていました。
ですがある日突然、何かあったわけでもないのに仕事中に急に涙が止まらなくなり、過呼吸まで起こして早退ぜざるをえなくなってしまいました。このとき初めて私は自分が限界まできていると気づくことができました。

そこからは診察を受けたり、会社に相談しシフトを調整してもらったり、責任を伴う職務から外してもらったりなどの対応をし、なるべく心に負担をかけないことを心がけて生活をする日々。
しかしおおもとの考え方が変わっていないので、劇的に何か良くなるというわけでもなく、自分を責めるという辛い状態は続いていました。
そんなある日、たまたま観ていたYouTubeで聞いた一言で私の世界は一変します。

たった一言で世界が変わった話

とあるセミナーのYouTubeだったんですけど、参加者さんが講師の方に「なんのために生きているのかわからない」というような質問をされました。当時ずっと同じことを感じて生きていた私は、どんな答えかたをされるのだろうと注目していたら、講師の方はとてもあっけらかんと
「そんなん幸せになるために決まってるじゃん」
と答えられたのです。
一見シンプルで誰でも答えられそうな言葉ですが、私にとっては大きな衝撃でした。
今までいろんなことを考えすぎ、拗らせていた私にとって、このシンプルな答えは「あ、生きる意味ってそんなものでいいんだ」と一瞬でスッと心に落ちていったのです。

自分の幸せを最優先していいんだ
自分は自分を幸せにするために生きているんだ
自分の責任は自分を幸せにすることにあるんだ
どれも、それまで全く自分の中になかった価値観でした。
またそれまで私は、幸せは誰かがくれるものだと思っていたことに気がつきました。
そしてこれからは自分を幸せにするために生きようと覚悟を決めた瞬間でもありました。

それからの私

すごく感覚的な話になるのですが、それまでの私は「自分のことが大嫌いな自分」と「自分から嫌われてる自分」という二人で構成されていました。
まるで嫁と姑が自分の中に存在している感じ。
でも今では「ありのままを受け入れ認めている自分」一人に統合されたイメージです。だから自分に対して「ここが好き」「ここが嫌い」という感覚がないのだと思います。
あんなに自分のことが大嫌いで、どうやったら自分のことを受け入れられるようになるのか全然わからなかったのに、たった一言との出会いでこうも変われるのかって不思議に思います。
そしてあの言葉に出会えたことにとても感謝しているし、あの言葉に出会うまでよく踏ん張って生きてきたなって自分を褒めたい。

まあこんな今でもたまに自分を責める自分(いわゆる姑人格)がひょっこり姿を現すときがあるんですけど、そういうときは決まって
姑人格を推しにすり替える
作戦を決行します。こうするとあら不思議、推しはそんな風に他人を責めないという圧倒的信頼があるので、一瞬で自分責めが終わるのです。
そして推しにたっぷり褒め褒めしてもらい、とってもいい気分になるという一石二鳥。みなさんもぜひ試してみてください。
やっぱり「推しが尊い」


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