カナダで海外版iPhone 8を買った話
こんにちは、にんべんみぎおです。
現在はノートパソコン2台とスマホ2台、タブレット1台を使っているのですが、その中ではiPhone 6SにSIMを差してメイン端末として利用しています。大学入学直前に購入した6Sは、大学生活の思い出のほぼすべてを共有してきた戦友のようなものです。
iPhoneのボタン類は昔から耐久性に難があるため、購入してからずっとAssisitveTouchを駆使してできるだけボタンを使わないようにしたり、自分なりに大切に使ってきました。
長く大切に使っていると自然と愛着がわいてくるもので、この6Sは大学卒業まで使い倒すことになるだろうとすら考えていました。
転機が訪れたのは、つい先週のこと。
メイン端末とはいえ性能に不満はなかったのですが、ある日すぐに使える安いスマホを探しているという友人に会い、何気なく6Sの売却を持ちかけてみたところ快く承諾してくれたので、今度は自分が新たなスマホを買うことになりました。
どれだけ愛着があるモノでも、価値が下がらないうちに売却して新しい端末を買いたくなるのがガジェクラの性。というわけで、今回は期せずしてカナダで海外版のiPhone 8を買ったお話について書きます。
<追記 2020.4.20>
カナダでiPhone 8を購入してから1年以上が経過しました。
現在は留学を終えて日本で生活していますが、docomo契約のSIMカードが問題なく使用できている…夢を見ています。(技適が通っていないので)
しかしdocomoのiPhone用プロファイルがインストールできないので、このままだとドコモメールなどの受信ができません。
「設定>パスワードとアカウント」より、ドコモメールのアカウントを追加してあげましょう。「ドコモメール プロファイルなし」とかで検索してください。
メッセージR/S系にも影響があった気がしますが、詳細は別途ググってくれ。
前提として
サブ端末をAndroid機で固めていることもあり、メイン端末は継続してiPhoneシリーズを買うことに変わりはありませんでした。
昨秋に新たなラインアップが追加され一昨年以前のモデルが価格改定されたこともあり、お財布事情と使い勝手を勘案してiPhone 8を買うことに決めました。
全画面がトレンドなのかもしれないけど、個人的には使いにくくて仕方ないと思ってしまうのです。
入手までの流れ
グローバル版を購入するということは、モデルごとの対応周波数帯(LTE Band)の違いも気になるところ。以下のリンクから確認してみたところ、全世界では3種類のモデルが流通しているとのこと。
<追記 2020.10.25>
毎年のモデルチェンジを重ね、ついにリンク先からiPhone 8の記載が消えてしまったようです。
しかしながら、同様の方法で海外版iPhoneの技適の有無は確認できると思うので、興味のある方は参考までにどうぞ。(最近のモデルは海外版でもちゃんと技適が通っているようにも見えるけど、モチロン購入は自己責任で。)
リンク先を要約すると、以下の3種類のモデルに大別されます。
A1863…主にアメリカで流通しているモデル(GSM/CDMA対応?)
A1905…カナダや欧州で流通しているモデル(CDMAのみ?)
A1906…日本のみで流通しているモデル
日本だけ特別扱いされてるのは、実にガラパゴスみが深いですね。
ちなみに日本版は、グローバル版に加えてBand 11、21、42に対応しているみたいです。
それぞれ補助的な周波数帯として主に都市圏で整備が進んでいるようなので、今回は気にしないことにして話を進めました。
よって「カナダではA1905が買えそうだ」と予測したのですが、サポートなどで質問せずに人柱してみるのもまた一興かなと思い、開封までモデルについては知らないまま購入しました。
現地のApple Storeに出向いて展示機のモデル番号を確認してから買えばいいってことに気づいたのは購入後だった、なんて恥ずかしい話は聞かなかったことにしてください。
購入の流れ
特に難しいこともなく、日本Appleホームページと全く同じ流れです。モデル・色・容量を選択し、宅配かApple Store受け取りかで在庫を確認するだけ。
日本でも端末購入サポート等を付ければ格安で購入できるけど、細かいことは気にしない。私が暮らす州では13%の消費税が課税されるので、約76,690円で購入したことになります。
数年ぶりに新しい端末を購入するワクワク感を味わうため、今回はあえて最寄りのApple Store受け取りにしてみました。バスで1時間くらいかかりますが、これはこれで思い出になるはず。
実際に受け取ってみた
Apple StoreにiPhone 8が届くと、注文時に指定したメールアドレスと電話番号に通知されます。Walletに注文番号を追加するためのリンクも送信されてきたので、スタッフに見せれば簡単に手続きができそうです。
気温-35℃の中、期待に胸膨らませながらバスに揺られること1時間。入店して早々スタッフに話しかけられ、注文した商品を引き取りに来た旨を伝えました。
北米の店員は皆気さくに話しかけてくるので、目的があって買い物しに来ているときはスムーズに買い物ができて気持ちがいいものです。
店員の端末で二次元コードを読み取り、バックヤードに商品を取りに行ってもらいます。身分証明書の提示を求められたので、パスポートを見せたところ「4年前に日本に行ったよ」と店員に言われました。
半年近く留学していること、想像以上の冬の寒さに驚いていること、大学では何を専攻しているのかなど、軽い雑談を交わしていたところでブツが到着。
店員の端末にメールアドレスと電子サインを入力し、店に残ってセットアップ作業を手伝ってもらうか、領収書はメールのみか印刷したものも必要か、などを確認しただけであっさり受け取りが完了。
去り際も「新しいiPhoneを買ってくれてありがとね、寒いけど元気に過ごしてね、残り短い留学だけど気を付けて日本に戻ってね!」と言われ、こういうやり取りは日本じゃできないなあ、と思いながらも店を後にしました。
セットアップしてみた
予想通り「A1905」が買えました。カナダはAタイプのコンセントなので、日本でも充電器がそのまま流用できるのもポイントが高いですね。
機種変更は簡単そのもの。前の端末と同じiCloudアカウントでサインインし、前の端末のAirDropをオンにすれば勝手に同期してiCloudバックアップとそっくりそのままのデータを移行してくれます。
唯一時間がかかったのは、セットアップ完了後のシステムアップデートくらい。それさえ終われば、前の端末の壁紙からアプリまで全てを復元してくれます。この便利さがあるから、私のメイン端末はiPhone以外にあり得ないんですよね。
今回は6Sから8への機種変更だったので、サイズや重さ・ボタンの配置に至るまで全く同じといっても過言ではない感覚で使うことができます。というか、代わり映えしなくて拍子抜けしたレベルです。
<追記 2019.2.5>
6Sと比較して、以下の点で進化を感じています。
・フラッシュが明るくなった
・Touch ID(指紋認証)が段違いに早くなった
・ホームボタンが物理的に沈まなくなったので、指先以外で押そうとしても反応しない
メイン端末としてこれから長い付き合いをしていくと思うので、くれぐれも雪の中に落として除雪車にもみくちゃにされ、春の雪解けとともに発見されるようなことのないように丁重に扱っていきます。
おわりに
海外でのスマホ購入の流れや雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです。ちょっとだけ留学っぽいことを発信できた気分を自分なりに味わってます。
買い替えを決断してから1週間にも満たない間に、手元にピカピカの新品のスマホが転がり込んできた感覚は不思議なものがありました。
6Sよ、嫁ぎ先でも元気にやっていくんだぞ。そして8よ、これからも末永くよろしく頼む。
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