2023/7/18 日記

苦しいから文字を書こうと思う。 これが苦しみだと理解できるまで2,3日かかった。

逃げるように配信をしている

昼前に、こうして配信を見ながら思考を巡らせていると、自分が何もできない人間であることを教えられている気がして苦しい。
最近はほぼ毎日のように配信しているけれど、あれは一種の精神安定剤としての役割が大きい。単にSubnauticaを中途半端に終わらせないためでもある。

正直、そろそろニートやめたらどうなの?ってみんな思っていると思う。実は一度アルバイトを初めた。今年の4月。だけど、あまりにも他人と関わることが苦しくて、1ヶ月くらいでやめた。「家庭の事情で実家に戻らないといけなくなってしまって…」とかなり適当に嘘をついてやめた。それができるならコミュニケーションも上手くいくでしょと思うのだけど、何故かそうはいかない。
それからというもの、バイトに応募して、苦しくなってきて応募を取り消すという行動を繰り返している。トラウマみたいになってる。応募を取り消した瞬間はとてつもない安堵感に包まれるのだけど、半日もすればどうしようという焦りで一杯になる。

こんな生活をここ1ヶ月以上続けていて、この負のサイクルを脱するために配信を使っているのだ。少なくとも配信をすると、誰かと関わった気分になれる。何かをした気分になれる。
それでも配信していて思うことは、「もっとちゃんと喋れたらな」が一番多い気がする。これはずっと思う。自分がちゃんと喋れる人間なら、配信も面白くなるし自信もついて仕事もしやすい。喋れば喋るほど自分の情けなさを突きつけられる。
年が経てば経つほど、自分の中の語彙が消失してる気さえする。頭がうごかない。こういうものなの?老化?

とにかく、生きていけるだけの力がない今、こうして何かに縋っていないと立つこともままならないのだけど、それができるだけの足場があってよかったなとも思う。これは間違いなく僕が作った/参加しに行ったコミュニティだし、信頼できる。たぶんセレステの溶岩足場よりは脆くないはず。あれは脆すぎ。

僕はもう苦しいのインフレで並大抵のことでは病まないと思っていたのだけども、やはり苦しいときは苦しいのだなとか思った。薄い感想みたいになっちゃった。

映画を見た

なんか曇り空の濃縮みたいな文章なので、昨日ウォッチパーティーで見た映画の感想でも書いておこうかなと思う。
昨日見たのは「ギルティ(2018)」。日本公開は2019年で、デンマークの映画らしい。この作品がすごいのは、全編80分以上もの間において、場面が変わらないこと。正確には部屋の出入りがあるのだけど、基本的に主人公のいる警察のコールセンターとその隣の部屋だけが舞台となる。
電話越しの声と電話に入る環境音から状況を想像して、まるで小説を読むように映画を見る。それは主人公の隣の席に座って、電話オペレーターをしているような感覚。

「In Other Waters」というゲームがある。生命維持スーツのAIとなって、HUD越しに主人公をナビゲートして、等高線だらけのミニマップに映るブリップで想像力を働かせながら未知の星を探検する、一風変わったゲームだ。
「ギルティ」の視聴感覚もそんな感じだった。SFじゃなくて現実ベースな分、想像もしやすくて映画のスピードでも容易に入り込める。

あまりネタバレを置かないようにしたいので、ストーリーに関する言及は避けるが、やはり面白い。全く変わらない場面でも飽きさせない出来だ。それは勿論、それでも退屈しないような機微のある演技と頭フル回転で夢中にさせる作品構造の賜物なのかもしれないけれど、それでも隙がないと言って差し支えない。見ている最中の感想は終始、「こいつ、ヤバ~」だったけれど。

ということでぜひ見てほしい作品。特に変わった作品好きな人にはおすすめ。

今日の日記はこの辺にしておこうと思う。

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