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ビデオ・テープよ回れ

高校一年生の夏に地元の小さなCDショップで購入した。その頃はビーチ・ボーズやアイレス・イン・ギャザやストーン・ローゼスやプライマル・スクリームやバッファロー・スプリングフィールドやマイ・ブラッディ・バレンタインを知る前だったし、日常生活で何らかの発見をすることが不可能な田舎町で、類人猿のように怠惰な学校の連中に囲まれていたせいか、その未知のサウンドにぶっ飛んだ。まるでパンクのようだった。そして「ドルフィン・ソング」は私の人生の3分の2に及ぶ期間において幼い頃の夏休みの記憶を彷彿とさせた。ビデオ・テープよ回れ!


音楽と音楽の記憶とそのメモ。