【在住者が解説】ニュージーランドのクイーンズタウンに住むメリット・デメリット/日本人コミュニティ/病院事情など/最新現地情報（2019）

こんにちは。ニュージーランド・クイーンズタウン在住のNina（＠NinaHisako）です。

この記事では、クイーンズタウンに実際に移り住んで感じたメリット・デメリットについて紹介します。

この街に２０１３年から住み始めて７年目に突入し、ワーホリ、仕事、出産・子育てを経験している、現地在住の私が解説していきます。

移住先としての人気の高まりで、人口が急増しているニュージーランド。

色々な街があるけど、語学留学やワーホリ、移住など、長期滞在先としてのクイーンズタウンでの生活って実際どうなんだろう？と、行き先を検討中の方へ参考になればと思い、現地に住んだからこそ分かるポイントをたくさん書きました。

しばらく住んでいるので、クイーンズタウンは良いところだよ！というひいきめ主観も入っているかとは思いますが、ここはイマイチと思う点も正直に書きました。

他の都市からクイーンズタウンへ引っ越してきた友人の感想も、いくつか載せています。

これを読めば、クイーンズタウンでの実際の生活をイメージしやすくなるはずです。治安、住宅、病院の地理事情、日本人コミュニティについて、現地の中にいるからこそ分かる内容を、１万３０００文字以上たっぷり詰めこみました。

クイーンズタウンの特徴

「女王が住むのにふさわしい」とも形容される美しい街

透き通ったブルーのワカティプ湖や、壮大なリマーカブル山脈など、思わず息を飲むほど美しいニュージーランド国内でもトップクラスの景観。氷河が溶けてこのような神秘的な色をしているので、そこらじゅうにこのような美しい水辺があります。あたりを囲む山並みと、広い空が織りなす光景は圧巻・ドラマティックの一言で、ほんとうに息を飲むほど美しいのでぜひ一度訪れてみてほしいです。

上の写真のように街中からの景色だけでもすごいのですが、少し車を走らせるとさらなる絶景のオンパレード。郊外へ出ると手付かずの大自然だらけで、ハリウッド映画ロードオブザリングやホビットのロケ地もたくさんあります。

アドベンチャーの街・アウトドア天国

バンジージャンプやスカイダイビング、ジェットボートなどスリリングなものや、ゴルフ、マウンテンバイク、乗馬、ボートクルーズ、ワイナリー巡りなど多様なアクティビティが１年中楽しめます。

スキー場が周辺に４つあり、冬期（６〜９月）はスキー・スノーボードなどウインタースポーツのシーズン。

アクティビティにお金を使わなくても、初心者でも気軽に歩けるよう整備された絶景ハイキングやサイクリングコースも山のようにあります。

国際的なリゾート地

1年を通して世界中からの旅行者が訪れる、ニュージーランド随一のリゾートタウンです。街中は国際色かなり豊かで、小さい街ながらとても明るくて活気があります。コンパクトな街中にレストランやバー、ホテル、インフォメーションデスクがひしめきあっていて、徒歩ですべてまわれるので観光にはとても便利。バックパッカーから超富裕層まで、様々なマーケットに対応。

日本人にも人気の行き先です。とはいえ、ハワイのようにどこへ行っても日本人だらけということはなく、団体ツアー旅行に参加して、日本語で対応してくれる日本人スタッフがいるお店やレストランばかりへ行かず、個人で旅行をするなら、あまり日本人をみかけないということも十分ありえます。

主要な産業は観光

ホテル、レストラン、アクティビティがメイン。ホスピタリティ業種以外には、不動産（投資目的でこの地に物件購入をする人が多い）、自動車販売や整備、建設業など。ワイン産業もさかんで、主に赤ワインのピノ・ノワール種が名産品です。

開発のための建設ラッシュ

クイーンズタウンは人口や旅行者数の急増に対応しようと、商業施設や住宅などあちこちに新しい建物が建設されています。２０１９年現在は、空港の近くのエリアで、小さな街のようなショッピングエリアを新たに建設するプロジェクトが着々と進んでいます。クイーンズタウン中心部に、様々な機能が集中しすぎないよう分散する目的もあるそうです。（Queenstown Centralという新エリア：街中心部から離れているのにクイーンズタウン・セントラルと名付けられたので、観光で来る方にはややこしいですね。観光の中心地となっている街の中心部のことは、Town Centre タウン・センター、もしくはTownタウンと言っています。）

景観保護のため、高層ビルはありません。

建設業での人手は常に不足しているので、スキルがある人はチャンスありです。（以下の写真は、郊外というか大自然の中にお金持ちが建ててる家）

クイーンズタウンの人口

ニュージーランドの人口が約４８０万人。クイーンズタウンの人口は約２〜３万人です。その人口に対して、なんと旅行者の数は年間３００万人。小さい街の人口に対して、ものすごい数の旅行者が訪れているという、ニュージーランドの中でもかなり特殊な環境です。

数ヶ月だけの短期滞在で移動してしまう人も多く、人の出入りが常にある街なんですが、これから３０〜４０年のうちに人口はさらに倍増するのではという予想がされています。

小さな田舎町だったクイーンズタウンが、ここ数年で急激な変化をとげています。

クイーンズタウンの日本人コミュニティ

日本人は５００〜６００人ほどいるそうです。オークランドの日本人１万人に比べるとずいぶん少ないですが、クイーンズタウンの人口の割には思ったよりも日本人がいるんだなというのが私個人の感想です。