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Fラン大学に進学した私の高校時代ー地域屈指の進学校の学生だった頃ー [前編]

こんにちは。人間生活ゼミナールです。

今回は、表題の通り、Fラン大学に進学した私の高校時代をお話ししたいと思います。

私は、Fラン大学に進学したとはいえ、地域屈指の進学校に通っていました。どれくらい進学校かというと、とある地域の別学のトップ校という感じです。毎年、指定校推薦を駆使しまくって、(指定校の数だけ)有名大学の進学者が出る高校です。地域では「(地域の)別学の最高峰」と崇め奉られ、そこの生徒も「自分は進学校に通っているのだ」と陶酔し、教員も「私は進学校の教員である!楯をつくな!」と偉ぶり、一種の新興宗教のような雰囲気の漂う高校でした。(何かの宗教法人の高校というわけではありません。)

早速否定的なイメージを述べてしまい申し訳ありません。

もちろん、表向きでは「自由な校風」「いじめのない学校」「最高の3年間」「高い進学実績」などと謳われております。しかし、実際の卒業生として、それは真っ赤な嘘であると強く感じました。

以下、私の進学校での苦痛の記録とともに、なぜFラン大学に進学せざるを得なくなってしまったのか、をお話ししたいと思います。


1 3年間、1回もクラスになじめなかった。

クラス替えは毎年行われます。ということで、3回は違うクラスを経験したわけですが、1回もクラスになじめませんでした。

なぜだか分かりませんが、敵対される、酷い扱いをされる。

とにかく、クラスメイトと気質が合わなかったということがあります。普通は、高校では気の合う仲間が見つかるはず(入試を通じて、学力が似た者が集まるから。)なのですが、誰一人として、気の合う人がいませんでした。入学当初は私自身、友達を作ろうと必死で、色んな部活に体験入部したり、クラスメイトに声をかけて一緒にご飯を食べたり、みんなとお菓子の交換をしたりしました。そのおかげか、最初は一緒に帰ってくれる人や休み時間に一緒に過ごしてくれる人がいました。

しかし、6月くらいに入って、誰からも無視されるようになってきました。話しかけたときのいやそうな顔、いやいや話すからこその、私に対する嫌みが炸裂していました。特に、学校に休んだ際に、LINEで「ノートを見せて」とお願いしたときも、クラスメイトみんなが既読無視で、誰も見せてくれませんでした。(ほかの人がお願いしたときは、何人もが「いいよ!」とすぐに返信していました。)

どうして私はダメで、他の子はいいんだ?

当然、イベントの際もぼっち、クラスレクの案出しの際に、発言すれば「頭おかしいんじゃないの」「そんなやらないよだれも」「いやだよそんなの」と全否定され(体育館でやるレクで『バドとかどう?』と言っただけです。)ました。

バドの何がおかしいのか!

文化祭の準備の際は、私だけ、「人間ゼミさんは何もしなくていいよ」と言われるばかりでした。そして、何かしなきゃいけないな…と感じて、色んなクラスメイトに「手伝うよ」と声をかけても、「良いよやんなくて」と言われ、ニートしていると、文化祭実行委員のクラスメイトに「何にもしてない人がいます」と教員にチクられ、いやな気持ちになるということしかありませんでした。ちなみ、3年間、文化祭の準備で、まともな仕事をもらえたことはありません。ニートにならざるを得ず、クラスメイトからは「なにもしていない」と揶揄されるだけのイベントでした。ゆえに、トイレ・校舎裏に逃げ続けた3年間(ご飯はトイレで食べました)でした。

私に仕事をよこさないのはお前らのくせに、お前らが私を揶揄する権利はないだろう!意図的に私を悪者に仕立てているとしか思えない!

1年生が終わって進級するときには、「ようやくこの人たちとはおさらばだ…次こそは…」と希望をわずかに抱きましたが、同じ事の繰り返しでした。先ほど述べたとおり、結局、3年間クラスになじめませんでした。

2年の時には、テニスボールで頭を何回も遠くから打たれたり、階段で後ろから突き飛ばされたり、提出物を盗まれたり、移動教室の前の休み時間に寝ていたら置き去りにされたり(寝てる自分も悪いかも)、3年の時には、電子辞書を意図的に落とされたり(見事に割れてたので、修理した)、1対1のLINEを1年間未読無視されたり、体育の授業前運動が終わっていない私を置き去りにして授業を勝手に始めたりされました。

もはや法的に訴えることができるレベル。

信頼できる友達はいない、物理的嫌がらせをされるといった点で、高校時代は私にとって地獄でした。はっきりと申し上げます。クソです。


そもそも基本的に、クラスメイトとは話・趣味すら合わないのです。最初はなんとか合わせようとしましたが、結局は限界がありました。別学故に特殊な趣味の人が多く、Twitterでの競争(ネタで競う?)に励む人が多いこと、バズるために嘘をつく(自作自演する)人がめちゃくちゃ多いこと、別学であることを意識しすぎた過激なジェンダー論を主張する人がほとんどであることなど、私が嫌悪感を抱くことをしている人が多かったように思います。

私が相手を理解しようとしなかったことが原因だろ、と思う方もいらっしゃることでしょう。確かにその通りかもしれません。しかし、理解しようとしたところで、相手は私を受け入れることはないでしょう。根本的に私のことが嫌いなのですから。


2 なぜ私は高校で嫌われたのか?ー私と、クラスメイトとの違いー

よく、いじめがある場合、いじめられる側にも原因があるんだろう、と言われます。確かに、数%の確率で、そういった場合もあるでしょう。

では、冷静に、私に原因があったのか考えてみたいと思います。

まず、クラスメイトの大多数と私の間には、家庭環境の格差がありました。

3年生の個人面談の時に担任の先生から直接聞いたのですが、クラスメイトの3分の1の家庭が生活保護受給者だったそうです。また、9割の学生が、学費を免除されていた(地域には、一定要件を満たすと学費免除される仕組みがある)そうです。さらに、クラスの3分の1が母子家庭・父子家庭で、かつ、家庭が円満ではない子が多かったそうです。

そして、確かに、クラスメイトのほとんどの弁当は、炭水化物ばかりで栄養の偏ったものでした。また、身なりもよくなく、制服は1年間クリーニングをしない人が多かったです。さらに、夏物のスカートを持っている人は少なく、セーターは破けたものを着て、マフラーは短く縮んだものを身につけ、鞄はシミだらけ、革靴は親指の付け根のところが白くすれたものを履き(手入れが悪い)、髪の毛もボサボサのままでした。

こういった身なりだけで、家庭が貧しいとか、そうではないとかを判断するのは間違っているとは思いますが、3年の秋、担任からそのように言われて、驚きました。そう言われてみれば、そうだったのか、と答え合わせをするような感じでした。


こういった事実を知って、私はクラスメイトをあざ笑ったわけではありません。決して、ありません。

実際、私は高校の中では、父親のおかげで裕福な方だったのかもしれません(世間一般では普通レベルだと思います)。両親は2人いますし、離婚もしていません。母は、私の弁当には、必ず5品以上入れ、タンパク質を多めに、果物もつけるといったこだわりをもっていたため、他の子の弁当より充実したものだったかもしれません。だからなのか、クラスメイトに何回も弁当を覗かれ、食べているときには邪魔をされ(隣でシーブリーズ、エイトフォーをまかれる)ました。制服は学期ごとにクリーニングに出し、革靴は壊れたら買い換えて(手入れもしていました)、鞄も必要に応じて何度か買い換えて、マフラーは洗い替えを持っていて、髪の毛はそこそこ手入れをして、清潔を心がけていました。

今思えば、身なりの段階で、クラスで1番浮いている人は私でした。


また、クラスには、非常識な人が多かったかと思います。

「いやお前だって、非常識だろ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そう思われる方も、とりあえず続きを読んでいただきたいです。

まず、人のものを盗む人が多かったです。私は財布からトータルで500円ほど盗まれました。時折、110円(自販機のジュース1本の値段)くらいがなくなっていることがありました。なぜそれがわかるのかというと、財布に入れる金額を決めており、お金を使うごとに帳簿をつけて管理をしていたからです。盗まれたなと思われるときには、使途不明の出費がありました。また、高校時代は、1週間ほとんどお金を使わなかったので、明らかに盗まれたな、とはっきり分かってしまいました。(さらに、リュックが荒らされた形跡があることがありました)お金だけでなく、文具、提出物を盗まれたこともあります。

また、万引きをする人も一定数いました。高校の近くに大きな雑貨屋さんがあり、そこで万引きをしたことを武勇伝として話す集団がいたことから、知りました。だからなのか、制服でその雑貨屋に行くと、店員にマークされました。決して怪しい行動をしていなくても、制服を着ているだけで、高校の近隣の店では店員がマークしてくるので、制服ではどこも出かけませんでした。


最も酷いと感じたのが、相手を否定し、見下すことに必死な人がとにかく多かったことです。体感としては、ほぼ全員じゃないか、というくらい、みんな見栄っ張りで、偉ぶっていました。

①絶対に自分が否定されることを許さない
②相手を下げて自分を上げる(○○さんは、××できなくて大変だね~~~、私はできるけど。)
③自分が明らかに間違ったことをしていても、相手に責任を負わせて、自分は反省しない(私のどこが間違ってるの!相手が悪いんでしょ!自分は絶対にやり方を変えないよ!)
④明らかな反道徳的行為を公然と行う(駅で老人を突き飛ばす、電車で高齢者が目の前に立っても狸寝入りをして席を譲らない、列の割り込みなど。)

人としてどうなの?と思うようなことをしている人がたくさんいました。そして、そういう人に沢山嫌がらせをされました。


ほかにも、一時しのぎ的なズルをして自分の利益を図る人が多かった、とにかく多かった、いやほぼ全員、という感じでした。

たとえば、体育の授業の前にグラウンドをn週するというルールがありましたが、実際にはn周きちんと走らない人がほとんどでした。(私は運動は得意ではないのですが、まともにn周きちんと走っていました。そして、チャイムが鳴っていないのに体育の授業が始められてしまうということがありました。)

また、読んだ英語の本の冊数を記録して報告するという成績評価の素材となるしくみがありましたが、ほとんどの人が嘘の冊数を記録して報告していました。(読んでもない本を読んだと言うこと。虚偽の申告。しかもその数が異常。明らかに文章を目で追ってるだけか、ページをただめくっただけに思える。高1で英語の本について、1日で5万字読めるのか…?)私は正直に読んだ冊数を書いていたので、最終的にクラスのみんなの前で「あなた読まなさすぎ!」と教員に注意される始末でした。席が隣の子が、嘘の冊数を記録していたので、『わざわざ嘘書くの~?』と軽く聞いたら、その子は『そのあなたの冊数の方がやばいんじゃない?』と言い返してきました。嘘つきの怠け者VS正直な怠け者ならば、嘘つきの方が優遇されるようで、結局、その子は「優秀賞」をもらい、表彰されていました。

進学校といわれているくせに、そこに在籍する生徒のほとんどがあまり優秀ではなく、また、ちやほやされるがゆえに怠ける人が多いからこそ、嘘をついて自分の体裁を保とうとし、教員にこびるのでしょう。



私は、こういった"非常識さ"を残念ながら、持ち合わせていませんでした。逆にはっきりと毛嫌いしていました。ズルをしている人たちに、ズルをしないことを非難されたことがたくさんありますが、その場合ははっきりと「ズルをする方が悪いんじゃない?」とはっきりと言ってしまっていたのです。一方的・集中砲火的に非難を浴びること(1対多数)に我慢できず、正義を振りかざしてしまったわけです。ズルをしている人にとっては、私みたいな正義を貫こうとする人間はウザくてたまらないでしょう。まして、家庭環境の違いから、私が妬みの対象になっていた可能性があるので、さらに私のことが憎かったのでしょう。

個人的には、嘘をつくより正直に!損して得取れ!というポリシーを持っていたので、それで友達ができなくても、嘘つきとグルになって嘘をついて、人間として堕落するよりはマシとまで考えていました。朱に交わればなんとやら、腐ったミカンの理論が身に染みついていたので、たとえ99%の生徒が嘘つきで万引きをするような非常識的な人だったとしても、友達にはならない、と強い意思を持っていました。(なぜならぼっちがいやだからと言って、そういった"悪"に染まろうとするのはおかしくないですか?実際に、ぼっちがいやだからと言って、あちら側に行ってしまった、そこそこ口をきいていた同級生はいます…。精神のバランスがおかしくなってしまったそうで、私に対して攻撃をするような人になってしまいました。)

また、相手より自分が劣っていたとしても、私は諦めて、素直に劣っていると認めます。変な虚栄心をもつより、はっきり「できません!」と言った方が気が楽だと思います。(そもそも事実だから)相手に変な見栄をはって、マウントをとることに何の意味があるのか分かりません。

このように、学校の中では清く、正しく、素直に生きてきたと思います。それゆえ、なぜクラスになじめなかったのかということについて、簡単にまとめます。


なぜぼっちなのか?

⇒そもそもクラスに非常識的・家庭環境が円満でない人ばかり⇒私と馬が合わない。私は相手の理解を試みた(融和策をとる)⇒私を毛嫌いする人ばかりで門前払い・失敗

⇒クラスに嘘つきばかり⇒私はそういう人になりたくない・関わりたくなという態度をとる⇒クラスが集団的に私の追い出しをする⇒私は、クラスメイトが嘘をつくことを非難する⇒結果、自分から友達をなろうとしない。

クラスメイト達と一緒に嘘をつき、非常識なことをし、人のものを盗むなどしてつるむことに、何の意義があるのでしょうか。何の幸せが得られるのでしょうか。犯罪まがいのことまでするくらいなら、1人でいた方がマシです。嘘をついて人をだますなら、1人でいた方がマシです。

地域トップの別学進学校である高校に、私と同じ考えを持っている人が、ただの1人もいなかったということが残念で仕方ありません。



さて、私のこの態度が、最悪の事態を引き起こしてしまうのです。そして、Fラン大学に進学せざるをえなくなるきっかけを作り出してしまいます。


長くなるので、いったんここで切ります。続く!

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