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【レポート】ノルウェーのポケモンカードスポット巡り(オスロ・ベルゲン編)

ノルウェーにいってきました。
今回は主にオスロ・ベルゲンの2都市を中心に観光しました。
新婚旅行ですが、ポケモンカード関連のスポットもちゃっかり巡ってきたのでご紹介します。

今回は現地ガイドとして、こちらの愉快なノルウェー人、エスキル・O・ベストレさんに大変お世話になりました。
留学や旅行で度々日本に訪れている親日家で、ポケモンカード界隈では貴重な非ネイティブ日本語話者です。
Super Trainers Showdown等の世界大会の出場権を3度獲得、ポケモンノルウェーに勤務の後、現在は音楽メディアの編集者の傍ら各種イベントでジャッジや通訳等のスタッフとして活動中。

ノルウェーについて

スカンジナビア半島の西側に位置する、北欧の国の一つです。
日本では、小学校の社会科で習うフィヨルドや、寿司ネタに使われるサーモンの印象が強いかと思います。
国土面積の広さは日本に近いですが、人口は日本のおよそ25分の1。
国土の大部分を占めるスカンジナビア山脈とフィヨルドの狭間の細かい平地に居住地が散在しています。
緯度が高いため気温が低く、冬が長いのが気候面での特徴です。
全体的に、巨大な北海道のようなイメージです。

日本からは飛行機で乗り継いでおよそ15時間、時差は7時間です。
航空券や物価が高いのがネックですが、英語が通じるのと治安が良いのとで現地での観光は比較的平易かと思います。
冬は日照時間も短く最高気温が氷点下になるなど厳しい気候ですが、夏は最高気温20度代で日没が22時以降と大変過ごしやすいです。

ノルウェーのポケモンカード事情

言語

ノルウェー語版は発売されていませんが、英語版がプレイされています。
ノルウェーでは英語の普及率がかなり高く、子供から大人まで英語版で問題なくプレイしているようです。

販売網

ホビーショップや書店、空港等で入手できます。
コンビニエンスストアでの取り扱いはなく、専門店は首都オスロでも2件しかないため、日本に比べると比較的入手難易度は高そうです。
2019年のToys "R" Us(日本のトイザらス)撤退による影響も大きいようです。

イベント

専門店の他、ユーザー主催のイベントがちらほら開催されています。
そもそもの人口が少なく、都市が分散している上にアクセスが悪いので、日本に比べると厳しい環境です。
2016年を最後にNational Championship(JCS相当)が開催されなくなったのも痛手です。
競技プレイヤーは、PTCGL等をプレイしつつEurope International Championships (EUIC)等を目標にしているようです。

その他

世界最強との声も多いあのトード・レクレフは、ノルウェー北部のトロンハイム在住です。

オスロ

ノルウェーの首都であり、人口のおよそ10%が居住する最大の都市でもあります。
ノルウェーの東京みたいなものですが、秋葉原はありません。
オスロフィヨルドの奥にあって海に面しており、伝統的な建物と近代的な建物が混在しています。
かの有名なムンク美術館等の美術館や公園が多く、美しい街です。

Outland Oslo

ノルウェー国内に10店舗を展開するポップカルチャーショップのオスロ店です。
コミックやゲームを始めとしたかなり広い品目を取り扱っており、ポケモンカードゲームもその一部です。
プレイスペース(日本で言うデュエルスペース)はありませんが、建物内で公認イベントがしばしば開催されるようです。
日本で言うとアニメイトとイエサブが合体したようなお店です。
この日は臨時休業のため店舗内は確認できず。

Poke4dayz

個人経営のホビーショップです。
ポケモンカードゲームを始めとした版権カードゲームを多く取り扱っています。
2階はオーナーのコレクションと思しきアイテムの展示室、3階はプレイスペースとなっています。

Thon Hotel Opera

オスロ駅前のホテルです。
ノルウェー最大の不動産開発業者、オラフ・トーングループが経営するトーンホテルの支店の一つ。
2016年まで、Norway National Championshipsはここで開催されました。

Eldorado Esport

オスロのゲームバーです。
映画館だった場所を改装したとのことで、ロビーが豪勢です。
ポケモンカードの取り扱いやプレイスペースはありませんが、ロビーのテーブルが開放されていて多目的に使用することができます。

現地のコレクターから手に入れたカードの数々。
ノルウェーで入手可能なプロモーションカードは限られているため、他国のイベントや他国のプレイヤーとのマネートレードで地道に集めているようです。

ベルゲン

ノルウェー第二の都市です。
日本における大阪のポジションですね。
オスロからはおよそ7時間。
ノルウェーの海上貿易の中心地であり、世界遺産のブリッゲン地区に今もその名残があります。
魚市場も賑わっており、新鮮な海産物をその場で食べることができます。
現地の新鮮なノルウェーサーモン、美味すぎてびっくりします。

Outland Bergen

ノルウェーのポップカルチャーショップであるOutlandのベルゲン支店です。
プレイスペースでは定期的に公認イベントが開催されているようです。
初心者向けのティーチングイベント等も。

最後に

日本からは遠く離れていてあまり大きな話題になることのない、このノルウェー。
知れば知るほど、見れば見るほど素敵な国です。
雄大な自然の挾間の美しい街並み。
そこでポケモンカードファン達が細々と逞しく活動しているのです。
ノルウェーに、そしてここで紹介したスポットの数々に、是非足を運んでみてください。
めっちゃお金と時間かかるけど、その価値アリです。
次の機会があれば、トード・レクレフの住むトロンハイムを是非訪れてみたいところ。

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