東日本大震災から10年

早いもので10年ですね。
この10年の間、結婚、転職などなど、仕事にプライベートに変化が多かったせいか、まだ10年かという気もします。

あんな災害をまさか自分の生きている間に目の当たりにするとは予想だにしていませんでしたが、多くの人が当時は同じような気持ちだったと思います。

私自身生まれも育ちも九州。東日本、特に東北は未開の土地であったのですが、震災の後、東北沿岸の災害復興事業の担当となり、大船渡と釜石で2年仕事をしました。

震災から半年後現地調査で訪れた大船渡では湾内に家や車が浮かんでおり、釜石の鵜住居地区や隣の大槌の町は、一部で町が消えていました。
声も涙も出ません。当時は発注準備の現地調査で時間も無く、驚く暇もありませんでした。

そこから怒涛の半年(設計業務の発注、工事発注、出先機関の事務所開所準備)、その後出先機関で怒涛の2年(工事開始→しゅん功→開業準備→開業→異動)。悩んでいる暇などありませんでした。

現地の人に工事説明を行う際、色んな話を聞きました。当たり前の日常は当たり前じゃないという話は私自身の心に深く深く刺さりました。

取り止めの無い話になってしまいましたが、東日本大震災から10年を迎えるに当たり、当たり前の日常は当たり前じゃない、今一度日々の生活を大切に生きよう、そう心を新たにするところでした。

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