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毒親と絶縁して1年経ったのでまとめてみた。

一人暮らしをはじめてそろそろ一年が経過するので、去年あった事を少しまとめようと思います。


一人暮らしをする前、私は母と二人で過ごしていました。
母は所謂毒親というやつで、おそらく不安神経症か愛着障害か鬱か、もしくはそれら全ての障害を持っていると私は考えています。
病気だから、障害だから仕方ないという言葉で片付けられるほど生易しくはなく、恐ろしく自分勝手でわがままで、矛盾に満ちていて、無自覚で、暴力的でした。

去年の今頃は本当に壮絶で、アラサーにもななって恥ずかしい話ですが、母の暴挙に耐えきれなくなりスーツケース一つと犬二匹を連れて家を出ました。
それから母には会っていません。

所謂絶縁状態です。

何度も少しずつまとめようとしましたが、やはりなかなか心の整理がつかず、心がザワザワしてしまうのですが、
かるーーーく、ほんとにかるーーく、1年経った今思うことをまとめようと思います。


母と一緒に暮らしていた時の生活は以下の通りです。

ご飯を作ったり、洗濯掃除などの家事をするだけで嫌味と言われる。
だからと言って何もしないと怒られる。
彼女が休みの日に仕事だと休みにならないと怒られる。
彼女が休みの日に私が休みでも休みにならないと怒られる。
先に起きても後から起きても怒られる。
寝ていても起きていても怒られる。
トイレに行ったり、冷蔵庫をあけるだけで怒られる。
かと言って休みの日に家にいないと怒られる。
月に1回以上誰かと外出をすると怒られる。
一緒にでかけた誰かの事を酷く悪く口汚く罵る。
私の見方をする全てのものを罵る。
犬の世話をすると怒られる。
仕事をしていてもいなくても怒られる。
定時で帰ってきても、残業をしてきても怒られる。

何をしていても怒られる。


書き起こしただけで、よく私耐えてたな、えらいと思いました。
そしてこれは以前、母が父や祖母に対して行っていたことでもあるとも気付きました。

まず最初に父が離れ、祖母も離れ
二人ぼっちになった後、最後に私が離れました。

彼女には今、犬が二匹と駅前の高級マンションと医者のセフレが残っています。


彼女の恐ろしいところは
私の言う事を聞いて私と一緒にいれば幸せと
本気で思っているところだと思っています。

家を出ようとしていた時、彼女はこう言いました。

アパートに引っ越して貧乏な暮らしをして幸せなのか。
犬がかわいそうだと思わないのか。
見ず知らずの人間(彼氏氏)と一緒にいたら、犬は幸せじゃない。
私と生活していた方がいいに決まっている。
親に紹介できないような男、そんな奴と幸せになんてなれるわけがない。
お前は間違っている。

なぜそんなことが言えるのか、神経を疑いました。


少なくとも、あの人から離れれば、顔色を伺って生活しなくてよくなります。
毎日のように怒鳴られる事も、物を投げられたり蹴られたりする事も、犬に暴力を振るわれることもなくなります。

多少の苦労はするだろうけれど
これが幸せじゃないわけがないと、私は確信していました。

それに、彼氏氏の事も、親に紹介できない恥ずかしい人では決してありません。
愛情深く優しくて真面目で頭の良い人です。
むしろ母親が恥ずかしすぎて、紹介ができないということに、なぜ気づかないのか。
なぜそこまで自分に自信があるのか。
私にはわかりませんでした。

これまで20年以上、同じような事をずっと繰り返してきて、ごまかしごまかし一緒に生活してきました。
私のことはもう今更どう言われようと、傷つくことすらアホらしいので、耳を塞げばいいだけでした。
正直母の言うことは支離滅裂で、矛盾だらけで、同じことを何度も繰り返すので、相手にするだけ無駄だと思い、全て聞き流していました。

そうして耳を塞ぐ私を面白くない母は、私の関心を引くために、犬に手を上げ、わざと彼氏氏のことを悪く言いました。


私にはそれが一番耐えられなかった。


幸い私は、自分と犬二匹で生活するには十分なお給料をもらっていたので、行動はとても早かったです。
もう無理だ、と思ったその日に不動産屋に行き、即入居可の物件を何件か内見し、その日のうちに契約しました。
それが今の家です。

ただ皆さんご存知だと思いますが、即入居可とは言え、すぐに鍵がもらえるわけではありません。

私は犬をペットホテルへ預け、スーツケース1個持って彼氏氏の家に逃げました。
約3週間ほど居候した後、今の家での新しい生活がスタートしました。


私は何も後悔していません。
今とても安全で穏やかで幸せです。
何不自由なく生活しています。

人間やってみればなんでもできる。
できないことなんてない。

1年が経って、より強くそう思うようになりました。


でもこうやって、絶縁状態でも、彼女の呪縛から完全に解放される日は来ないとも感じています。

ふとした瞬間に彼女を思い出す。
彼女にされた事を、言われた事を思い出す。
私も彼女のようになってしまうのではないかと恐怖する。

こうして文章にまとめようとしても、気持ちも文章も全く整理ができない。


最後に見た彼女は
強い言動に反して、感情が全て脱落して、まるで黒目の部分がぽっかりと穴が空いたようだった。
完全にヤバい目だった。

彼女も寂しかったのかもしれない。
そこまで彼女を追い詰めたのも私なのかもしれない。
それでもやっていいことと悪いことはある。

そんな区別もつかない人間と一緒にいて、自分をすり減らす必要なんてない。もっと早く逃げてよかったんだ。

私は、彼女を許す事はない。
これだけはきっと一生変わらないと思う。

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