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愛するということ。

1年ほど前にある人に

「愛がないんよ〜」

と言われた
親しかったので、半分は冗談のような軽さで


同じようにこの数年よく人からは勝手に
「愛がある」
とも言われてきた


愛があると言われるのも
愛がないと言われるのも
どちらも不思議に感じていた

私はどちらもした覚えがないし

「私はそれに愛を感じた」
ならわかるけど



人が人に対して
愛があるとかないとか言えるそれって何なんだろう
と思うから

愛て何かしらの行為のことなのだろうか?

自分と相手との一瞬かもしれない間にフワッと漂い、流れた空間や空気のことではなくて?
長い年月を経て
あれって愛だったのかもしれない
と気づくものではなくて?

私もかつては自分自身に対して
「私は人を愛せない」「愛がない」
と思っていた
人に対しても、人付き合いに対しても
ドライなところがあるから

心配をしないから
あれこれ手を出さないから
お世辞を言わないから

しかしある時
全てが自分の翻訳違いであり
カタチが違うだけなのだとわかった

自分の肉体経験と
本を読む、話を聴く
そう言った学びが繋がった瞬間だった

それに気づいた時、とても嬉しかったのを覚えている
身体の底から熱が湧き出たかのようにポカポカして
ほんとうはすでにずっと持っていたことが初めて腑に落ちたからだ

優しさ

だけが、愛ではなくていいということ

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