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自作キーボードの話

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自作キーボードについての記事をまとめています
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#自作キーボード

自作キーボードO51Goを使ってみた

人間、新しいガジェットを手に入れるとテンションが上がりますよね。 それが見た目と性能に優れた新型キーボードだったりすると尚更です。 しかもO51Goは40%キーボードでコンパクトで可愛いです。 こんな可愛いのを中年オタク男性が人前で操作して大丈夫? 逮捕されない? まあそれはさておき。 O51Goは、7sProやJISplit89など多くの人気キットを世に送り出してきた自作キーボード設計者のサリチル酸さん( @Salicylic_acid3 )の新作です。 大変ありが

Atalante Xを紹介します

Atalante Xは、気軽に持ち運べる取り回しの良さと、ストレスなく長文を打てるレイアウトを目標に開発された62キーの自作キーボードです。 キー配列は試作機である初代Atalanteのものを引き継いでいますが、左右の矢印キークラスタに超薄型のKailh X Switchを採用して、より快適なタイピングが可能になりました。 この記事ではそんなAtalante Xのことを、少しだけ紹介してみたいと思います。 Atalanteという名前の由来など、初代Atalanteについ

着せ替えErgoArrowsPro

設計者であるサリチル酸さん(@Salicylic_acid3)のご厚意で、正式販売開始前のキーボード ErgoArrowsPro をひと足お先に提供していただきました。 ErgoArrowsPro は私にとっては理想を形にしたような最高のキーボードで、エルゴノミクス形状ならではの高い入力効率と、指・手首・肩への負荷の少なさはもちろん、見た目や打鍵感・打鍵音の良さに至るまで、5段階評価で星10万個くらいのどちゃくそ高い満足度を叩き出しております。 使っててあまりに疲れないの

7sProMaxという強すぎるキーボードについて

本日のブログは、サリチル酸さん(@Salicylic_acid3)が開発中の新しいキーボード、7sProMax(試作機)の紹介記事です。 先日の ErgoArrowsPro Proto2 と一緒にこちらも試用する機会をいただいたので、実際に数日間使ってみた感想を書いてみたいと思います。 ご購入を検討している皆様の参考になれば幸いです。 要約とてもかっこいい! 完成度もめちゃめちゃ高い! とにかくすごいつよつよなキーボード! 7sProMaxとは7sProMax は

ErgoArrowsPro Proto2を使ってみたよ

僭越ながら期待の新作キーボード ErgoArrowsPro の Proto2 を試用する機会をいただきまして、せっかくなのでこちらでも簡単に感想を書いてみたいと思います。 おそらくこちらに準じた形で製品化されることになると思いますので、購入を検討している皆様の参考になれば幸いです。 なお、最初に書いてしまうと私は今回このキーボードにかなりの衝撃を受けております。 その理由については後ほど詳しく。 ErgoArrowsProについてErgoArrowsPro については、

分割エルゴノミクスキーボードErgoArrowsを組み立てたので自慢したい

ここしばらくErgoArrowsという自作キーボード2セットを、設計者であるサリチル酸さん@Salicylic_acid3 からお借りして試用させてもらってました。 ErgoArrowsについては以前に試用レポを上げているのですが、このキーボード、長時間使ったときの指への負担が尋常ではなく少ないです。 それでいて特殊な形状のキーボードにありがちなクセが少なく、一般的なキーボードから比較的ラクに移行することができます。 そしてなにより日本語文章の入力が非常にやりやすい。指の動

ロータリーエンコーダー搭載 左右分割キーボードRe64_Rev2を使ってみた

先日のErgoArrows紹介記事を見てくださった電脳甲板工廠の九嶋 八さん(@kushima8)から、「うちのキーボードも使ってみませんか?」というありがたいお言葉をいただきまして、『Re64_Rev2』と『Re42』の2台をお借りすることができました。 このところ密かに盛り上がっている自作キーボード界隈ですが、実物にさわれる機会はまだまだ少なく、ましてや長期間がっつり試用させてもらえるのは滅多にない貴重な体験です。なのでこの喜びを少しでも皆様と分かち合うべく、使用感をレ

アローキーつき分割エルゴノミクスキーボード ErgoArrowsを使ってみた

前回から少し間があいてしまいましたが、自キ温泉ガイドのサリチル酸さん(@Salicylic_acid3)からお借りした自作キーボードの試用レポ第二弾をお届けします。今回は ErgoArrows です。 普段なかなか実機にふれる機会のない自作キーボードについて、主に日本語文章を打ちまくる人間の立場で使用感などをお伝えできれば!(試用レポ第一弾はこちら) ErgoArrowsとは ErgoArrows はキーが縦にずれたレイアウト(カラムスタッガード配列)の65%エルゴノミ

日本語配列 左右分離型自作キーボード JISplit89を使ってみた

久々のnoteです。 先日このようなツイートをしたところ、ブログ 自作キーボード温泉街の歩き方 を運営している自キ温泉ガイドのサリチル酸さん(@Salicylic_acid3)が見てくださったらしく、そのご縁でなんとサリチル酸さん設計の自作キーボード『JISplit89』と『ErgoArrows』を貸与していただきました。 なんですかそれめちゃめちゃ嬉しいんですけど! 自作キーボードというのは実機にさわれる機会が非常に少なく、ましてやこんなふうにがっつり試用できるのはも

限りなく理想に近いキーボード sphh jp を手に入れた

これまで使っていた日本語配列のMistel MD600が不調になってしまって、代替品を探していたときに、sphh jpというキーボードの存在を知り、その日のうちに注文しました。 キーボードに求める機能は人それぞれなので、万人が認める理想のキーボードというものは存在しないわけですが、比較的多くの人間が共有している理想として、「左右分離型のHappy Hacking Keyboard」というものがあると思います。 sphh jpは、もしかしたらその理想を叶えてくれるかもしれな