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ワタシの視線

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1994年にアメリカ上陸。アメリカに住む日本人としての私が感じたこと、思うこと。
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#友達

続・秘密主義の友達。五年後の会話

ある日曜の朝。 Farmer's Market で、私の名前を呼ぶ声がした。ムスメが泳いでいたYMCAのチームがある街だから、知り合いに出くわしても不思議はない。振り返ると、あの「秘密主義の友達」がいた。 ムスコが大学受験の準備を始めた頃から距離を置いたから、何年ぶりだろう。5年か。2021年9月の記事には「数ヶ月前にまた連絡があった」とあるが、そのときにどんなやりとりをしたのだろう。それすら憶えていない。 いい年をして、聞こえないふりをするとか邪険にするような私ではない

誕生日を一緒に過ごした友達。

56歳の誕生日をどう過ごしたかという話。 ランチは一つ下のJodi と。 友達と会うと大抵私が聞き役なのだが、彼女は私の聞き役になってくれる。確かに最近の私は大騒ぎで話題豊富といえばそうだけど、彼女は彼女なりに二人の息子のうち上の子が娘になり学校で苦労して州外のセラピー施設を兼ねた宿舎学校に行かせたり、下の子は少し自閉症かかっていて精神年齢が実際の年齢についていってないとか、かなり大変そうで驚くくらい老けてしまっていた。大抵そういう場合は延々と自分のことを話すケースが多い

Who is your best friend?

"My mom is my best friend." と娘が言い、 "We are best friends."と母親が言う。 そんなものかねぇと思っていたのだが、最近うちのムスメが同じことを言いだした。 "Mom, you are my best friend!" ちょっと考えてみてほしい。 私が彼女の年齢の頃、母にかなりなんでも話していたけれど、母を「親友」とは呼ばなかった。だから嬉しいけれど、ちょっと違うんじゃない?って思う。 すごく嬉しいけど、冷静に考える

知人が超多い友達のBirthday Partyで。

先日、ある友達の60歳の誕生日ディナーに招待された。 彼女とはもう10年以上前、子供たちが公文に通っていた時、その待合室で出会った。彼女は編み物をしていて、その毛糸がそれはそれは美しい色だった。手染めの毛糸を見たのはそれが初めてかもしれない。 Madeline Tosh 大学時代に編み物の経験があった私は、その毛糸の美しさに呆然となり、それから編み物を始めた。 さて。 双子の息子がいる彼女には友人知人が多い。双子はうちのムスコの三つ下。ムスコの大ファンで、それから家族