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【昭和の北海道で】 ショート漫画とエッセイ 担任の先生との確執 1~5

読みやすいように、漫画とエッセイに記事を 5話まとめました。


先生も人間。
好きな生徒もいれば、気にいらない生徒もいるでしょう。

残念ながら、私は小学校5,6年の担任の先生に嫌われていました。
実際 私のどんな部分に対して 不愉快だったのかは
先生の胸に聞いてみるしかありません。

彼は、私の至らないところを、サポートするのではなく
ただ それを 私に突きつけます。

私に対して 特に それが 明らかでしたが、
他のクラスメートに対しても 冷たい指導、指摘がよくありました。

不思議なのは、その先生が生徒にも母親たちにも人気があった事。
今なら、教育委員会で問題になるようなことが
実際に起こっていたのに。
(この件に関しては マンガに描いていこうと思います)

昭和の時代、特に地方では、先生は特別な存在。 
先生であるがゆえに 許されていたことが多くありました。


50年前、北海道の農村地域 小学校での出来事。
クラスの朝の会で ある男の子が 前日の欠席について問われます。
農家の仕事の手伝いをしていて学校を休んだのですが、先生の質問に風邪をひいたと答えます。

先生は この生徒が畑で仕事をしていたのを前日に見ていたわけですから、この質問自体、公開処刑のようなものです。

50年前と言っても 戦中戦後の時代ではありませんから、家の仕事を手伝うために学校を休むことは 私にとっては考えられないことでした。
(登校拒否のように 半分くらいの日数しか学校に来ない子はいましたが)

先生にとっては、学校を休むことは 良くないこと。そういう判断しかなかったのでしょう。

本当に教育に必要なのは、生徒を理解すること。
生徒を気遣うなら、仕事のために学校を休まなければならない状況にあったこの生徒について もっと知ることが必要です。

それは クラス全員の前で聞くのではなくて、個人的に話す機会を作るという、配慮が無くてはなりません。
次に、親に対して、何らかのアクションをとるとすれば、
家庭内の状況を考慮しつつ進めることは当然のことでしょう

教師という立場で、子どもを責める。その非は子どもにあるのではなくて親の事情なのに。
子どもはどこに自分の理解者を求めればいいのでしょう。
私は この生徒が気の毒でなりませんでした。
(それはひどいよ!!と先生に向かって言うことなど、私にはとてもできませんでした😢)

先生に対する不信感は、こうした対応の一つ一つから生まれていきました。
先生って、何?という疑問。

この疑問は、その後ずっと心に引っ掛かり、20年後
自分たちの二人の子供達には、シュタイナー学校に行かせたいという選択になり、ニュージーランド移住を決めました。



私は 先生にとって 可愛げのない生徒でした。
悪ガキではなく、どちらかと言えば大人しく品行方正タイプの生徒だったのですが。(自分で言うのもなんですが、、)

私は 先生に褒めてもらいたいとは思わなかったし、注意を惹きたいとも思っていませんでした。
先生を 特に尊敬もしていなかったし、偉いとも 優秀だとも思っていません。
私にとって先生は、職業的に勉強を教える人。

運よく、私は学校生活で特に困ったことがなかったので、先生からのアドバイスを必要とすることもありませんでした

友達と楽しく遊んで過ごしていた小学校時代。

学校では友達とワイワイ過ごし、家では 多少の手伝いもしながらマンガを読んだり、ボーっとしているのが好きでした。

炊事遠足
この炊事遠足の時、山岸先生は
ゴボウのアクで黒くなった水を見せてくれました。

私は、なんの気なしに
”それ知ってるよー”

その時の 先生のバツの悪そうな、不機嫌な顔。
子供心に
”えっ、私なんか悪いこと言った??” って感じ。

だって、当然 家の手伝いしていれば ごぼうのアク抜きくらい知っているでしょう。

山岸先生は母親とずっと二人暮らしなので 多分家事はすべて母親担当。
自分の経験から 子供はゴボウのあく抜きを知らないだろうと 思い込んでいたのでしょう。
子供の生活を知らなすぎますね。

こんな出来事が いくつか重なり、
私はこの先生に対する信頼を失い、先生からは生意気な生徒としてのレッテルを貼られてしまったのです。


50年前の北海道。ある小学校では、毎年恒例ソフトボール大会がありました。(今でもあるのかな?)

5年生は松竹梅の3クラスがあって、男子、女子、混成チームが それぞれ試合をして、一位 二位 三位を決めます。
この時 私たち梅組の男子チームは 最下位。

そこで、私は テレビで聞いたようなセリフを
カッコつけて言ったんです。
”スポーツは、参加することに異議がある!”

すると、それを聞いた先生が 反撃。
”先生はちがうよ。スポーツは 参加したからには勝つ!”
いや、それね、
私に対してなら まだしも
言っちゃいけませんよ、負けたばかりの男子たちのいるところで。

多分、先生はこの時 私の売り言葉(私は売ってはいなかったんだけど😅)に、買い言葉を返したのだと思います。

ん~~、先生には もっと暖かくサポートしていただきたかったんですけど、この状況を、、。

先生、小学5年生の女の子と 張り合わないでください!!
お願いだから😆



先生も人間。
だから 頼ってくれる生徒はかわいいし、
素直で明るい子供は大好き。

私は 先生と交流しようとしなかったし、
いつも冷めた目で先生を見ていた。
こんなひねくれた生徒は、目のカタキにされて当然かもしれない
”なんだこいつ”と 思われるのも無理はない。

多分 この時、 
”また同じことやって、かったるい” という 私の思いは
態度に出ていたんだろう。

先生は、手を上げていない私を わざわざ指名して答えさせる。
知っているはずなのに手を上げない私を、責めるために答えさせた。

先生は よっぽどムカついていたのでしょう。

先生の気持も 今ならわかる。
でも、そういう生徒は ほおっておく方が、
先生も生徒も 平和に過ごせると思うんだけどな😊


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