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【023】ボディチェンジは、申し訳無さがギリギリ勝つ

突然ですが、もしも第三者と自分の身体を入れ替える能力が使えたら、誰と交換したいですか?
私は、嫌いな奴と入れ替わって犯罪三昧の後無期懲役を言い渡されたり、犬になってキレイなお姉さんに愛でられたり、アスリートの肉体でパルクール・・・なんかしてみたいですね。

そんな、中学生レベルの妄想を生きがいにしている今日この頃、1つ次元の高い議論をする日が来た。

題して、「ボディチェンジ相手、私の肉体に入って耐えられるのか問題」

そもそも皆、ボディチェンジの話題が上がった際、自分の肉体に入った相手の事を考慮していただろうか?少なくとも私は「誰の中に入りたいか」に目が眩み、自分の肉体のその後など微塵も考えていなかった。だからここで改めて長考してみたい。

何を懸念しているかというと、私の肉体はボディチェンジされるには余りにも事故物件なので、相手が不憫で仕方ないのだ。

ここで私の大まかな能力値を紹介しておこう。

ステータスオープン!ピッ

基本スペック
  名前:榊ニル
  身長:178cm(長足)
  体重:xxxkg
  頭脳:IQ2億
  視力:右(0.7)左(0.3)
身体能力:低
   顔:ブラッド・ピット似のイケメン

特殊ステータス
 ・ロングスリーパー
 ・頭痛持ち
 ・慢性鼻炎
 ・スギ花粉症(目のかゆみ、鼻水)
 ・ハウスダストアレルギー
 ・野菜嫌い
 ・知覚過敏
 ・猫背
 ・反り腰
 ・首、肩、背中、腰のコリ
 ・早漏
 ・足をつりやすい体質

いかがだろう?スタイルと顔の良さ、頭脳明晰といった優れた長所はあるものの、それら差し引いてゴミみたいなデバフが多すぎる。我ながらよくこの身体で生活出来ているな。仮に体のコリもアレルギーも一切無い、健康な体で生きてきた人が私の中に入ったら、ストレスで死ぬんじゃないんだろうか。

というわけでここからは、この記事を読んでいる読者と私間で、ボディチェンジを実施した際に何が起きるか、思考実験を重ねてみよう。

まずボディチェンジ相手だが‥‥‥‥‥‥正直、どの層が私の記事を読んでいるか全然わからないので、私の方で読者層を仮定させてもらう。

うーんそうだな。下心とか抜きにして、ひとまず20代後半〜30代前半の美人なお姉さんにしておこう。どうしてもといえば40代前半まで許容する。それ以外の層は読んでくれなくても一向に構わない。

‥‥‥‥‥ではそこのお姉さん。
私の体、少しお預けしますよ?




チェンジ!!!バチッ!





はい。これであなたの魂は私の肉体に入りました。試しにその体で一日過ごしてみてほしい。


まず朝だが、アキレス腱をツッた痛みで、予定よりも早く目が覚めるだろう。どうやって伸ばせば痛みが引くのか未だによく分からないので、自分なりに模索して耐えて欲しい。無駄に早起きしたせいで睡眠時間も十分に取れず、頭がぼーっとするかもしれないが乗り切るしか無い。

筋の痛みが引き次第、まずは点鼻薬の服用と歯磨きをオススメする。鼻炎or花粉で鼻腔が塞がれている故、寝ている間口呼吸になっているからだ。口中が乾いて気持ち悪い事間違いなし。

朝ご飯だが、健康バランスを考えて食べて欲しいとは思うものの、好き嫌いが激しいので注意。基本葉っぱ系の野菜は食べられない(サンチュ、長ネギならセーフ)。フルーツだとイチゴは無理だ(甘味と酸味が舌に共存するのが気持ち悪い)。ただ魚介系は全て食べれるので安心して欲しい。胃が強いので、多少賞味期限が切れていても気にしなくて良い。冷たい物を口に入れる時はコツがいる。奥歯根本の歯茎に冷モノを当てようものなら、極度の知覚過敏で食事どころでは無くなるからだ。前歯で細かく咀嚼した後、舌の上からはみ出ないようにゆっくり飲み込むと良い。

身支度が終わり次第、会社へ出勤だ。その際マスクの装着を忘れないように。理由はコロナや花粉対策もあるが、一番の脅威はオフィス内の空調だ。換気と共に舞い込むホコリに対し、ハウスダストを患ったその身体は為すすべもない。

仕事中のストレッチも欠かさずやっておいた方が良い。その肉体は、地球の重力に耐えられない。ただ普通に座っているだけでも、背中周りのコリが一瞬で溜まって悲鳴を上げるので、可動域をはみ出す勢いで体を捩じるんだ。

痛むのは体だけではない。いつの間にか、ブルーライトの光にやられて頭の中がガンガン響いて来るだろう。私はIQ2億という類まれなる頭脳を持っている一方、メモリが大学推奨PCレベルなのだ。
そんなときは『EVE QUICK』の出番だ。これで誤魔化すしかない。

薬に逃げてやっと仕事が終わったところで夕飯・・・と行きたいところだが、明日の朝まで食べるのは我慢してくれ。今減量中だから絞っておきたい。あと出来ればジョギングもしておいてほしい。運動をしない減量は効率が悪いからだ。私が普段一切運動をしないのだが、その分体を絞っておいてくれると助かる。

そうこうしているうちに夜中12時頃になる。本当は体質的に22時前後でベッドに入って欲しい所だが、まだnoteの記事を1本(最低1000文字)書くノルマを達成していない。安心してほしい。私の頭脳を駆使すれば、記事を一本上げるのは容易い。気分次第では、1日に2記事書けるはずだ。
※この記事を書いた日はモチベが上がらず1本しか書けませんでした。

記事が書き終われば、あとはサムネイルのイラストを描いて、予約投稿を設定して、自分のユーモアに酔いしれればあなたの一日は終わる。

以上、私の人生体験、いかがでしたか?私はあなたの肉体で最高な思い出を作れました。ゲヘヘヘ


うん‥‥‥‥改めて考えてみたがかわいそうだな。やっぱりこの体は、私が責任持って墓場まで持っていくことにします。

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