神聖かまってちゃん『友達なんていらない死ね』の歌詞考察

神聖かまってちゃんというバンド。皆さん知ってますか？進撃の巨人で主題歌やってたし、今となっては割と有名か。私は高校1～2の頃、中二病だったのでお世話になっていました。今でも『ズッ友』とかはカラオケでたまに歌う。"神は罰するか～"から始まるＣメロの盛り上げ方が最高。

早速本題。彼らが作った『友達なんていらない死ね』という曲中で、ずっと疑問に思っている歌詞がある。

とりあえず聴いてみてください。

・・・うわ。今聴くとキッツいな。キュイキュイ響く電子音が不快に感じる。メンタル拗れている時はこれが心地よかったんだけどなー。

私が今回打上げたいのが、１番のAメロだ。

ショットガンでアイツの頭ぶち抜いてシチューで食べたいやつがいる

この歌詞、3通りの解釈が出来ると思っている。

1つ目のパターンは、この歌を歌っている人間Aと、ショットガンで頭を狙われている"アイツ"Bの、2人が存在する場合。このケースだと、自ずと"シチューで食べたいやつ"＝Bになる。AがBの頭をショットガンで吹っ飛ばし、その脳をシチューで食べたがっているという風に解釈すれば自然だろう。ただし、このフレーズにはＢを指す"アイツ"と"やつ"、２つの代名詞が使われており、文章としてやや不自然だ。

そこで別の角度で解釈した2つ目のパターンがある。まずこの歌を歌っている人間Aがいて、頭を狙われている"アイツ"Bがいて、そしてBの頭をショットガンで吹っ飛ばし、シチューで食べたい"やつ"Ｃがいる場合。つまり計3人いるのだ。このケースだと、BとCの関係を、Aが傍観している歌詞となる。Bの頭を狙っているCを眺めているAの絵面を想像すると、どうもシュールで笑ってしまう。

そして3つ目のパターン。この歌を歌っている人間Aが、Bの頭を既にぶち抜いていて、その吹き飛ばされた頭を、Ｃがシチューで食べたいと願っている場合。個人的にはこれを一番推したい。AがBを殺して、Cがその死体を食べるという共犯感が、曲名にもある"友達"を歪んだ形で描いていてステキだと思う。以降の歌詞に出てくる"君"がCと解釈すれば、ＡとＣが精神科にいる理由も説明が付く。よりエモさが増すだろう。

・・・まぁ屁理屈色々並べたが、たぶん１つ目のパターンが正解だと思う。"の子"さんの文章力がアレだから通しで読むと不自然に感じるだけで。ただ3つ目の"ＡがＢを殺してる説"をつい思いついてしまったので、今回ついこんな記事を書いてしまいました。すみません揚げ足取っちゃって。