「モダンサッカーの教科書」が面白い
会社辞めて3週間くらいたったのですが。
読書量が増えました。いいことです(自画自賛)。
インプットが増えると、自然とアウトプットが増えるので充足感があります。
アウトプットが増えるというのは、
新しい発見があるので書くネタが増えるというのもあるのですが、
それ以上に単純に今仕入れた知識を、新発見を誰かに伝えたい!
と、書くモチベーションが上がります。
結果、書く頻度が高まります。
で、今読んでいるのは、これ。
めちゃくちゃ面白い。
まだ30ページ程度しか読んでないんですけど、すでに買った甲斐があったと感じてます。
僕、バルサ、バイエルン、シティのどこも応援はしていないものの、ペップの理屈を突き詰めたサッカー及び、ペップの考え方が好きなんですけど(自分は、ありとあゆる意味で、絶対真似できないので)
そのペップがサッカーの各要素(崩しやビルドアップなど)について、ペップなりの定義が記載されていて、そこに発見感と納得感が非常に多い。
例えば、プレー原則のうちの一つで、
相手のプレッシャーラインを越えるためにボールを動かす
ってあるんですけど、いいですねこの「プレッシャーライン」っていうワード。
無意識的に、「2ラインで受ける」なんて表現したりしてましたけど、守備する集団は一つの線を作っているんですよね。
こういう概念って、見る上でも考察が深まりますけど、指導者にはより知ってほしい気持ちもします。
他にも例えば
最終ラインから攻撃をビルドアップする時の展開は、システムに関わりなくすべて7対6に収斂(しゅうれん)する
相手がどんなシステムを採用していようと、相手が7人以上でプレッシングに出てくることはあり得ない。
この7人プラスGKで、相手6人による2つのプレッシャーラインを越えてボールを敵陣まで運ぶことが、ビルドアップの目的
私の最も重要な仕事は、この8対6のじょうきょうで勝つやり方をチームに教えることだ
これとか面白いですよね。
言われてみればそうなんですよ。確かにプレスに行って6人までですよね。
CB2枚とボールと逆サイドにあるSBは絞ってますし、セントラルMFも一人はバイタルを消すポジショニングをしている。
こういう風に定義を教えてくれるので、定義から逸れている状態というのはつまり、間違えているということがわかります。
あるいは指導者からすれば、トレーニングに落とし込む時に前提となる人数配分が適切になりますし、正しく指導しやすくなるのでしょうか。
そんなわけで、お勧めの一冊でした。
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