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ブレックスファン初めてのシーズンを終えて


2024年5月13日(月)
涙は出なかった。絶対に泣いてしまうと思っていたのに。
ただ信じられなくて、リビングで呆然と座り込んでいた。
横浜アリーナに立つ彼らの姿しか想像していなかったから。


これは2023年沖縄で開催されたFIBAワールドカップから
日本のバスケットの面白さを知った
宇都宮ブレックスのいちファンの忘備録です。

(興味ないところは読み飛ばしてね)
(ライバルチームのお話もしますよ)



バスケっておもしれー


2022年12月「THE FIRST SLAM DUNK」の映画が公開される。
あまり感情を露わにしない夫が、意気揚々と「観に行こう」と言ってきたので、私は二つ返事で「オッケー」と言った。

スラムダンクといえば、バスケ漫画の金字塔。
「スラムダンク読んだことないの?もったいない!」
スラムダンクをよく知らないというと、ほぼ100%言われる。
幼少期、朝の時間帯に見ていたスラムダンクのアニメをぼんやりとしか覚えていない私でも、その人気のスゴさをよく知っている。

・桜木花道という人が主人公
・不良の三井くんが安西先生に「先生、バスケがしたいです…」というシーンがある
・安西先生は「諦めたらそこで試合終了ですよ」の人
・ゴリはスラムダンクで結婚したい人No.1(?)
これぐらいの知識しかなかったが、まあそれはそれでおもしろいかなと思って軽い気持ちで映画を観に行った。



結果、メチャクチャハマった。

映画帰りに全巻大人買いしようとしたら、夫に止められた。

詳しく話すと超絶長くなるので控えるが、映画の上映期間中40回ほど観に行った。
人生初のフィギュアも買ったし、応援上映も爆音上映も山王戦の日も観に行った。何回観に行っても心に沁みる、本当に不思議な映画だった。
(映画館の人に多分顔を覚えられていた。BELIEVEもまた通うと思う)


運命のワールドカップ in 沖縄

「THE FIRST SLAM DUNK」の終映も決まり、悲しみに打ちひしがれていた頃、沖縄で開催されるワールドカップのことを知った。
せっかくこのタイミングで日本が戦うなら応援しようと思った。

ところで、誰が出るんだろう。
私レベルの知識ではこの時点で「田臥勇太」「渡邊雄太」「八村塁」くらいしかわからなかった。かろうじて「富樫勇樹って聞いたことあるなあ」ぐらいで。

ワールドカップの試合を観ている時点ではまだ割と冷静だった。
たまたま見ることができたのが「フィンランド戦」「ベネズエラ戦」「カーボベルデ戦」の3つ。

4Qで逆転し劇的な勝利を収めたフィンランド戦では、まるでマンガのようなゲーム展開に驚きと感動を覚えた。

ジョシュの献身的なプレーと、河村くんのスピーディーなオフェンスが印象的だった。
ゲーム後に渡邉くんが話していたことや、馬場ちゃんが涙していたことで
「ヨーロッパ(北欧)に1勝」することがいかにスゴイことなのかをなんとなく感じ取った。


マンガよりマンガだったベネズエラ戦

フィンランド戦で結構盛り上がった気持ちにさらに火を注いだのがベネズエラ戦だった。
いや、これは山王戦やん。もはやそれ以上か。
とにかくマンガよりマンガしていると思った。それぐらいドラマティックな試合展開だった。

序盤からベネズエラチームに一定の点差をつけられ、追いつきそうになったら突き放され、追いつきそうになったら突き放されを4Qの途中まで繰り返した。

第4Q、15点差でいよいよ後がなくなった日本。
4ファールでベンチにいたベテランエース、比江島慎がその流れをガラリと変える。
連続3ポイントからのミドルショットを決め、さらに馬場ちゃんのランからのパスを受け、苦しいショットを鎮める。
(FIBA解説の人もメチャクチャ興奮していたけど、私もこのショットが一番グッときた。絶対に勝つんだという意志を感じた)

さらにその後、勝利を決定づける3ポイントも飛び出し、代名詞となるセレブレーションも登場した。日本が興奮の渦に包まれた夜だった。

展開的にも相当ドラマティックだったので、この試合でまこのファンになった人がかなりいたのは当然のことかと思う。
ちなみにこの時点で私は「比江島慎」をはっきりと認識していない。
(なんかあの人すげ〜3ポイント決めるなあ、みたいな感じだった)


カーボベルデ戦は、後半少しヒヤヒヤする展開だったがまたもやジョシュの献身的すぎるプレー(確か40分フル出場)と、富永くんの超人的な3ポイントで日本は無事にパリオリンピックへの出場権を自力獲得した。


日本で初めてNBAに行った選手が所属するプロチーム

「THE FIRST SLAM DUNK」が終映し、ワールドカップも終わってしまった。私の心の中では、確実にバスケットへの情熱と感動と興味が湧き上がっているのに、このパッションをどこに向ければいいのかわからない。

あの感動をもう一度味わいたくて、Youtubeで「INSIDE AKATSUKI」とFIBA公式の試合動画をリピしまくる日々が続く。
(ここで日本代表選手の名前と顔が完全に一致する)

Youtubeのアルゴリズムが「お前、バスケ興味あるんやろ?これ見とけよ」と言わんばかりにおすすめにバスケ動画を流してくる。
そんな時、ふと「山王戦(おそらく沢北)のモデル」となった田臥勇太選手のことを思い出した。

田臥選手は高校時代、公式戦はほぼ無敗、インターハイ・国体・ウィンターカップの9冠を達成したと知り、正直「意味わかんないな」と思った。
(確か1敗だけしていたような。それが田臥選手のファールアウトでのチーム敗退だったことは印象深い)

そんな田臥選手が今も現役でプレーを続けているチームがある。
それが宇都宮ブレックスとの出会いだった。
Youtubeのアルゴリズムは優秀なので、宇都宮ブレックスのスラムダンク動画とかを流してくるわけで。
「この人、見たことあるな」日本代表の比江島選手じゃありませんか。

とりあえず、ワールドカップが面白かったから日本のバスケットをもっと見てみたい。その一心でバスケットLIVEをとりあえず登録した。



日本のエース・比江島慎の引力

そこからはあまりよく覚えていないが、映像を見続けるうちに一番気になる選手が「比江島慎選手」に変わっていた。
(まこの動画を見続けることで、まこを好きになるようにセルフ教育している。面白いよね^ω^)

覚えていない、というのは強烈に印象に残っているコメントやシーンがないという感じに近い。


「INSIDE AKATSUKI」でも「ナベのナマで」でも「GO!GO!BREX」でも強烈に自己主張している感じはない。
喋り口調もどこかたどたどしく、不器用で。
試合中の鬼気迫るような、どこかオーラを纏ったイメージとは全く異なっていて、ギャップに驚いた。

でも、周囲のみんなは口々に、比江島、比江島と言う。
天然なのかなんなのか、美味しいところを持ってもいくし。笑
試合以外のところでは柔らかい雰囲気でよく笑っている。
笑顔がまるで子どもみたいだ。


ワールドカップのインタビューで、比江島選手が話していたことをよく覚えている。
「皆さんが思っている以上に本当に辛かったです」

感動に湧き立つ会場で、比江島選手だけがネガティブなワードを吐き出した。それは多分本心で、日本代表選手のリアルだと思う。
素晴らしい成績を残した余韻の中でそれを口にする比江島選手を見た時に
すごく人間味があるひとだな、と思ったことを覚えている。

▼ 15分あたりのところ ▼


一流のバスケットプレーヤーになりたいと、どれぐらいの人が望むのだろう。そして、実際にその夢を叶えられるのはどのぐらいの確率だろう。

努力すれば必ず叶うようなら、夢破れる人はそんなにいない。

私が経験したことのない、弛まぬ努力の積み重ねと
バスケットの神様に愛された才、そして運
ひとの痛みを知っている人間力

みんなこの人を構わずにはいられないんだろう。
愛されるために生まれてきたような人だな。

この人が夢を叶えて笑っている姿を、見たい。

気づけば、私もまこのことが大好きな1人となっていた。
ファンの1人として、この人のバスケット人生を支えたい。
そう思わせる、比江島慎の引力。それが全てだと思う。


初めてのバスケ観戦

宇都宮ブレックスのファンクラブにはとりあえず入って
(私は好きになると、まずお金を払いたくなる)
近くでブレックスの試合を観る機会がないか探した。

なんせ宇都宮ブレックスの本拠地は栃木。
関西から栃木は遠い。ほぼ行ったことがない。

仕事で行ったのと、
頭文字Dの聖地巡礼と一緒に行った(日光・那須)のと
山姥切国広の公開展示(足利)見にいったのの3回ほどしか…
(結構行ってる)


まずはライトに観戦してみたいなあ、ということで
素敵なブレックスファンの方にご縁をいただき
2023年11月 京都ハンナリーズ VS 宇都宮ブレックス戦に参戦することができた。

ワールドカップの影響は凄まじく、京都のアリーナは満員御礼。
私の席はアウェイ側で、周りはハンナリーズブースターの方ばかり。

印象的だったのはアウェイ側にも関わらず、まこが現れるとそこかしこから「比江島選手だ」という声が聞こえて、一斉にカメラを構え出すこと。
ワールドカップの影響の大きさを感じましたねえ。

不調が続いていた京都ハンナリーズ、この日は劇的な勝利を収め大盛り上がり。笑
私も初戦&アウェイ側で思い切りレッツゴー栃木コールができなかったけど
バスケットLIVEでしか観ることができなかった、プロのバスケの試合を目の当たりにできて、めちゃくちゃ楽しかった。

メッッッッチャクチャ楽しかった!!!!!!!!!(大声)

アウェイでも存在感を放つブレックスファンを目の当たりにして、次はホームで観戦したいなあという思いに駆られ、この後、栃木遠征を計画することとなる。
(この頃ようやくブレックスメンバーの顔と名前が一致しだす)


VS サンロッカーズ渋谷戦

念願のブレックスアリーナでの初観戦は
ワールドカップで一躍時の人となったジョシュ・ホーキンソン
永遠のまこのライバル、田中大貴選手
元ブレックスのレジェンド、ジェフ・ギブス選手などを要するサンロッカーズ渋谷戦。(チケット取れなくて死ぬかと思った)

ブレアリ、ちっっっっっっか(距離近いの意)
実はこの前にアジアカップで有明コロシアムに行っていた為
ブレアリのいい意味でのコンパクトさに驚いた。近すぎる。

試合前、通路を歩いているとすぐそこにお兄もまこもいた。
なのでもちろんプレーも近い。迫力満点。

ホームのロスター紹介とスターティングファイブの紹介を生で見られたことブレックスネーションの大歓声にものすごく感動した。
これを選手たちは「力になる」って言ってくれてるんだな。
その意味はすごくよくわかる。

前半はガマンの時間。まこがキレイなスリーポイントを決めて、ブレックスアリーナがドッと湧く。
この頃は、前半で大量リード→第3Qで大量失点みたいな試合展開が続いていたので、予断を許さない試合展開にも関わらずホッとする私。

ベンドラメ礼生くんや津屋一球くんのバチバチのディフェンスとか
重心がずっしりしっかりしたブレないジェフのフィジカルなプレーに感動した。
クレモンスさんはじめ、渋谷さんのシュートめっちゃ入りますやん…。
(田中大貴くんは腰の不調で出場できていなかった)


タイムアウト中の作戦会議

それでも苦しい時間帯をえんちゃん(遠藤祐亮選手)やニュービルのスリーが助けてくれたり
フォトゥがインサイドを守ってくれたり
ジェレ様(グラント・ジェレット選手)や、お兄(竹内公輔選手)、ギャビンがリバウンドとスリーを決めてくれたことで繋いだ勝利だったと思う。


ところで、ジェフ・ギブス選手うますぎん?
フリースローばかすか入れるし、ファールもらうし
あのズン…ズン…って迫ってくる感じすごい
どう見ても引退する選手の動きじゃないんよね
(引退保留になったっぽくて良かった)

とにかくこの日初めて、生でブレックスが勝利する姿を目にすることができた!すごく嬉しかったよー。



VS アルバルク東京戦

ホームでの東地区優勝をかけた2戦。相手はあのアルバルク東京。ファンも選手も少しピリついた空気を纏った日環アリーナ栃木での大一番。

渋谷戦を終えて、来月はアルバルク戦が気になる…けど
流石に毎月栃木にはいけないよね…アルバルク戦は諦めよう…
と思っていたら夫の方から「チケット取らないの?」とのこと。

うん、君も立派なブレックスネーションだ。(笑顔)



奇跡的に2日間のチケットが取れたため、意気揚々と宇都宮→シャトルバスで日環アリーナ栃木へ向かう我々。なるほど、これは遠い。

快晴の日環アリーナ。みんなが屋外でアリーナグルメを楽しんだりグッズ交換したりしてる。

ただ、施設自体はとてもキレイだし、外にアリーナグルメがあるので
天気がいいならめちゃくちゃゆったりと過ごせる。
ブレックスアリーナは試合前の時間を満喫するというよりは、入場してからのタイムスケジュールをいかに上手に組むかというところが鍵になってくるので…。笑

満員の日環アリーナ栃木

アルバルク東京は、強い。誰が何を言わなくてもわかる。
第1戦は終始シーソーゲームだった。
点を取っては取られ、思うようにファールを取ってもらえなかったり
元ブレックスのライアン・ロシター選手のテクニカルなプレーに
我らがHCノリオ・サッサがぷりぷりしたり笑

ブレックスがスリーを中心に組み立てていることが有名になればなるほど
シューターへの当たりは強くなる。
当然ワールドカップで爆発した比江島慎と、驚異的な得点力でチームの中心として活躍するDJニュービルへのディフェンスは、各チームと試合を重ねるごとに厳しくなっていく。

試合前、佐々HCと何か話し込むまこ

そのためにビッグマン含む全員が、スリーポイントをいつでもどこからでも打てるように練習しているけど、もちろん思う通りに入らない時も多々ある。
印象、特にブレックスのシーズン終盤はスリーポイント不調の傾向が高いように見えた。


ムードメーカーかつ最強プレータイム「ナベタイム」を持つ渡邉裕規選手や冷静なゲームメイクで試合を落ち着かせる鵤誠司選手の投入などで、試合を動かしながらビッグマンの我慢強いプレーで繋いだ。

謎の儀式を見ているアルバルク東京の橋本パイセン

私は、CSになってもSFかファイナルじゃないと観戦に来れないことがわかっていたので、力の限り応援を送ろうと決めていた。

会場のボルテージも最高潮(前回ノリオがお客さんに声出してーって煽ったのもあると思うけど)
「CS行ったことないけどCSみたいな雰囲気だなあ」なんてことを思いながら、全力でレッツゴー栃木した。

前回のサンロッカーズ渋谷戦で、選手のシュートが外れた時
少なからず「あ〜」と落胆の声が聞こえるのが個人的に嫌だった。
気持ちはわかる。期待しているから、大好きだからこそ残念に思ってしまうし、モニター画面の前だったら、してしまうかも。

でもここはホームだし、目の前には今まさに戦っている選手たちがいる。
だったら1秒でもマイナスな要素は作りたくない。

もう夢中でレッツゴー栃木した。途中酸欠になって少し目の前が白くなるくらい叫んだ(良い子は気をつけましょう)
でもとても気持ちよかった。全身全霊でエネルギーをブレックスに向けられ
ていた。

デフォルトでブレるマイキャメラ


「この試合、勝とう!」
ブレックスネーションから、チームへのメッセージ。
それがほんの少しでもいいからサポートになっていればいいな。

全員バスケの神様が少しだけブレックスに微笑んだ。
GAME1は宇都宮ブレックスの勝利。
その後のGAME2はアルバルク東京が見事に修正をし、宇都宮ブレックスのホームでの地区優勝決定はならなかった。


でも負けをなんとも思わなかった。
十分過ぎるほど、良い試合を観せてもらったから。
ありがとう、宇都宮ブレックス。
戦いを終えて充実した気持ちで、関西への帰路についた。

この後、アウェーでの千葉ジェッツとの試合で宇都宮ブレックスは地区優勝を決め、東地区優勝&全体勝率1位を獲得する。


CSが始まる

千葉ジェッツとは以前よりライバル関係にあることは、なんとなく知っていた。
ただそれは衝撃的な天皇杯の敗戦でリアルなものになった。
「ライバル関係」と言うのは、こういうことなんだ。
実力がほぼ均衡している分、ゲームがちょっとしたことで左右されやすい。

CSの組み合わせも、最初は全然違うヤマにいたのに、あれよあれよと言う間に初戦やらざるを得ないことになってしまった。
お互いに「しょうがないな」と思っていそうである。

衝撃的な結果となったQFを少し振り返っていきたい。
(少しはっきりとした言葉も使います)


第1戦 2024/05/10(金)

この試合は、チーム、ファンともに油断があったように見えた。(私含む)

「RSとCSの結果は関係ない。また別の試合として、1から挑戦者としてやらなきゃいけない」
CS前に公開されたブレックスのYoutube動画にあった、ナベさんの言葉が全て体現された結果になった。


プレーにいつものブレックスらしさが見えない。
試合中、どんどん広がる得点差に、冷静さを欠いた彼らを見た。
あれだけわかりやすく「面食らって焦っている」彼らを見たのは初めてかもしれない。

それぐらい、いつもの彼らは完成されていて、どんなシチュエーションでも落ち着きと冷静さを持って(または取り戻して)プレーしていたということだと思う。

「まずいかもしれない」
ファンとして絶対的な信頼をブレックスに置いている。それは今も変わらない。その上で、この空気感はまずいとはっきりわかる。

第1Q開始5分で感じた違和感が、40分間ずるずると続いた。
そんな試合となった印象だった。

「決勝に絶対に行く!優勝する!」
CSが決まったその時から心からそう信じていたし、今年のブレックスはそれができるチームだと今も思っている。それは揺らがない。

しかし、後がない危機感と勝ちに対する貪欲さ
第1戦はこの2つを、千葉が見事にエネルギーにしてブレックスを上回った。


第2戦 2024/05/11(土)

絶対に負けられない1戦となった宇都宮ブレックス。
「このメンバーでの試合を見られるのは今日が最後かもしれない」
「頼むからSFで応援させてくれ」
祈るような気持ちでTIP OFFを迎えた。

第1戦の硬さがまだ少し残る前半ではあったものの
元千葉ジェッツの大ベテラン、ギャビンのフォローと活躍でブレックスは息を吹き返した。

千葉ジェッツの攻撃の起点はなんだかんだとがぴなので
とがぴに好き勝手させないPG・セイジイカルガの存在も頼もしかったし
リバウンドでのビッグマンの奮闘も素晴らしかった
後半は、低い弾道でゴールを撃ち抜くニュービルの3ポイントも復活して
第2戦は宇都宮ブレックスの勝利で幕を閉じた。

まこは常にダブルチームで抑えられていたために、引きつけ役に徹していたようだった。ノリオの「慎への信頼は揺らがない」という気持ち、とてもよくわかる。


第3戦 2024/05/13(月)

第3試合は、みんなの顔つきも、プレーもいい意味で吹っ切れたように見えた。私の大好きな宇都宮ブレックスらしいプレーだった。

シュートがめちゃくちゃ好調なわけでもなかったと思うけど
外が入らないなら内、内が入らないなら外
入らないシュートは何度でもトライして
リバウンドをしっかり取っていく
ブレックスネーションの思いに応えてくれるような試合だったと思う。

泥臭く、みんなで一つ一つを繋いでいく
セルフィッシュではないバスケ

OT2まで拮抗していた試合
決め手となるシュートを決め切れなかったこと
ベテランゆえに体力勝負になると厳しくなること

結果としてこの試合が、今シーズン最後の宇都宮ブレックスのゲームとなった。


宇都宮ブレックスの2023-24シーズンを通して感じたこと

まず最初に言いたいのは
「今シーズン応援させてくれてありがとう」ということ。
このチームをシーズン通して応援できたことを心から誇りに思う。

どうしてもCSに注目が集まる分
そっちの気持ちに引っ張られてしまうけど…

日本のプロリーグで、今季一番勝利を届けてくれたこと
勝利を一緒に分かち合ってくれたこと
笑顔をたくさん見せてくれたことに、感謝しています。

#0 田臥勇太選手
常にチームを鼓舞し、精神的支柱となってくれたキャプテン

#4 四家魁人選手
若くエネルギッシュなパワーでチームを盛り上げる四家くん

#6 比江島慎選手
攻守ともにエースとしてチームを牽引したまこ(広告塔としても大貢献)

#7 小川敦也選手
新人らしいフレッシュなプレーでパワーを注入した敦也

#9 遠藤祐亮選手
バチバチのディフェンス、ここぞのスリーでチームを助けるえんちゃん

#10 竹内公輔選手
リバウンド、ディフェンス、スリーなんでもござれ頼みの綱、お兄

#12 高島紳司選手
相手の動きを止めるディフェンスでベテランを助ける紳司

#13 渡邉裕規選手
率先して声を上げ、プレーで引っ張りブレックスを1つにつなげるナベさん

#14 村岸航選手
地道に積み上げてきた村岸くんのシュートはチームみんなを盛り上げる

#18 鵤誠司選手
真似できないゲームメイクで自分の仕事を遂行する誠司

#25 D.J.ニュービル選手
ブレックスのもう1人のエース・ニュービル どんな時でも頼もしい

#33 ギャビン・エドワーズ選手
ピンチを救うディフェンスで相手の攻撃を消し去るギャビン

#34 グラント・ジェレット選手
豪快なダンクと情熱的なリバウンドでパワーをくれるジェレ様

#42 アイザック・フォトゥ選手
インサイドの守護神 フォトゥがいるから安心してシュートが打てる


いつも気持ちいい試合会場を作り、素晴らしい思い出をくれるスタッフさんたち
100点満点の笑顔でファンとともに試合を盛り上げてくれるBREXY
愛すべき黄熊、ブレッキー(時々変な動きしてるけど)
選手のケアをしてくれるトレーナー陣
数々のプレッシャーに耐え、常に勝利を目指してくれたコーチ陣

客席で奇行を繰り返すマスコットキャラクター


このシーズンは個人的なプライベートでも苦しく、悲しいことが続いて
心が辛くなる時もあったけど
毎週毎週みんなの頑張る姿を見て、メッセージを聞いて
がむしゃらにボールに向かう姿に心打たれて
乗り越えることができた

ともに戦ってくれて本当にありがとう

同じメンバーで来季も戦うことはできないけど
今年の宇都宮ブレックスのチームは私にとって一生特別



次のシーズンこそ、優勝を目指して!
前を向いていく宇都宮ブレックスを引き続き応援します!
そして、チームを離れる選手のことも、どこに行っても応援し続けます。

もう次のシーズンへの道は始まっていると思うから。

P.Sファン感謝祭、お願いなので栃木に行かせてください!!!!!!!
お願いしますお願いしますお願いします(五体投地)

パリも頑張ろう。諦めない男はかっこいい。


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