自己紹介Part2

前回の続きで
人生を大きく変えた出来事の一つ『DJ』のお話です。

前回でもご紹介したとおり、他人の人生を生きてきた私は、当たり前のように自分に自信がなかったです。

いつものとおりに仲間たちと食事をしながら何か面白いことはないかと話をしているうちに、
『地元で音楽のイベントをやろうよ』と声があがる。地元には音楽の文化が根付いてなく、音がない世界は寂しい、もっと音楽を聴いて、聴かせて今日よりも明日、明日よりも明後日とより生活が豊かになるようなイベントを作ろう!と話がトントン進む。

僕もできることはお手伝いしたいと協力をする気満々でイベントの企画会議に参加していた。

企画会議を進めていくうちに音楽好きな人が集まり地元加須にはなかったDJ partyをすることになった。

Clubって何年ぶりだろう。。。地元でDJ partyができることにワクワクしていた。

DJスタッフ(DJメンバーは色々なpartyで経験のある人たちだった)と雑務メンバー(もちろん僕は雑務メンバーの1人)とで打ち合わせをしている時、(確かpartyの2週間前、いや2週間は切っていた)DJメンバーのAKIYOSHI(幼なじみで大宮、渋谷、六本木でDJをプレイしているDJpartyのドン的存在)が

『ゆうじ、お前DJやれよ』

、、、

(お前 partyの2週間前になんて事を言うんだ!DJなんて経験もないし機材もない!何を言ってくれてんの!)

『はっ!?、、、やる』

(はっ!?はーーーーーーっ!?俺今なんて言った?バッカじゃねーの?)

完全なる『ノリ』で未知のDJをやることになってしまった!!

えっーー!?って思ったのは僕だけではなかったと思う。その場では『頑張れよ!』『よっ!DJ!』とかあっさり流れていった。

その日から機材もない僕は
AKIYOSHIの実家で猛特訓することに

DJ練習の初日。AKIYOSHIの実家で機材(ターンテーブル、ミキサー)の使い方を教わる。
そして曲と曲の繋げ方を教わる。
終わり。
その日以降AKIYOSHIが実家に現れることはなかった、、、

そこから毎日毎日、練習、練習。
AKIYOSHIの母 のぶこさんには大変ご迷惑をおかけしましたが
毎日深夜2時ぐらいまでAKIYOSHIの実家でDJ練習をしました。

partyの日が近づくにつれて
『音を止めると一気にpartyが冷めるから』
『音は絶対に繋げること』
DJメンバーから音を絶対に止めるなよの圧力が増していく。

(えっ聞いてないよ。楽しくできればいいんじゃないの?どうしよう。。。)
プレッシャーに押し潰されそうになりながらも必死に練習。

本当は練習をしたかったがミーティングがあると呼び出され 渡されたのはDJタイムテーブル。
『えっ!?ゆうちゃんが1番盛り上がる時間じゃない?』
『はっ?なんで俺がその時間なの?』
不安がより一層高まる。
いっそのことなにかの天災によってpartyができなくなってしまえーーとどこかに念を送っていたのは言うまでもない。

こうなったらやるしかない。頭や胸で考えずに腹に落とす。肝が座るや腹を括るということばがあるように、どうやら人間はここぞのときはお腹周りに落としこむと良いらしい。

party当日 朝から嗚咽が止まらない。緊張しまくっていた。腹に落としこんだものの身体が拒絶するかのように吐き出そうとしていた。

綺麗にカッコよくなんて考えなくていい。
音を絶やさず繋げるだけ。そう繋げるだけでいい。

〔その時の写真です〕

ハッと周りを見渡すと
めちゃめちゃ盛り上がっていた。
なにこの感覚。

この空間は自分が生み出しているのか?
いや、みんなで作りあげたものに違いない。けどその一部となって盛り上げているのは紛れもなく俺だ!

とても気持ちが良かった。
めちゃめちゃ緊張して、緊張しすぎてこの2週間は生きた気がしなかったけど、こんな経験ができて本当に良かった。
その日から自分を少し信じられるようになっていた。

、、、、、、、

今思えば

その時最高にすべったとしても経験しておいて良かったと本気で思ったと思う。

人生を変えるポイントって自らが動くとき。

何かに挑戦する。
そしてその挑戦にマジになる。
その挑戦が成功しても失敗しても
誰も真似ができない自分だけのストーリーになる。

そういった経験をたくさん持つとストーリー持ちになり誰にも真似ができないしその人のブランドがより一層強くなる。

何かピンときたら!とりあえず必死にやってみること!を僕は未知の世界のDJで学ばせて頂きました。

今後もピンときたら未知のことを必死にやってみる、挑戦する長沼ゆうじでいたいと思います。


※この後 DJとして数回イベントを経験、そしてなんと自らDJイベントを企画した。あの当時では考えられないことを僕は経験した。

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