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ラ・フォル・ジュルネ 個人まとめ

2018年5月5日のラ・フォル・ジュルネに行ってきました。

公式サイト
https://www.lfj.jp/lfj_2018/

着物を着ていこうかと思ったのですが。
前日3時まで遊んでからの10:15開演はちょっと無理でしたごめんなさい。
とはいえ、夕方までの公演でかなり着ている方をみました。
ほとんどが若いお嬢さん。大変かわいらしくよかったです。

さて。
◆M311
エネスコが異郷パリで書いた名曲を中心に。ドイツ、ハンガリー、ルーマニアを流れるドナウ川に身を任せて。
◆出演
クルージュ・トランシルヴァニア・フィルハーモニー管弦楽団 
カスパル・ゼンダー (指揮者)
◆曲目
ブラームス:ハンガリー舞曲第1、4、5番
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第2番
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番

なかなか聞かないエネスコ。
演目順番として、バルトーク → エネスコ → ブラームス の方が盛り上がったのではないかと思ったのですが。
独特の舞曲っぽい旋律とリズムの4曲は大変楽しかったです。

◆M352
ロシアにわたったヨーロッパの作曲家と、ヨーロッパに進出したロシア人作曲家の作品を集めたプログラム。
◆出演
アレクサンドル・ギンジン (ピアノ)
◆曲目
パイジェッロ:ロシア大公妃の告別
フィールド:カマリンスカヤ(ロシア民謡)
ヘンゼルト:12の性格的練習曲 op.2-1,2-6,2-12
      2つのノクターン OP6から第2番
ガルッピ:ピアノ・ソナタ第5番 ハ長調
ルリエ:死の過ち
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章

ヘンゼルトがとてもよかったです。
ペトルーシュカは最後の曲ということもあってかなり情熱的。
ガルッピで若干天国に召されそうになっていた聴衆に向かって、ルリエの出だしで「どごーんっ」と落とすみたいな、ちょっとのだめ的展開もあってよかったです。
ヘンゼルトのCDの選択肢がなさ過ぎて、youtubeとかぐるぐるしててみつけた。The School of Velocity, op. 299とか。楽しくないですか?
好きなのを見つけて弾きたい(弾けない)。こういう所から、色々な文献に当たれるのも発見でいいですね。復習すると色々調べてあたってくる。
ピアノ教則本の特徴Ⅱ
— ツェルニーピアノ教則本について —
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180507203352.pdf?id=ART0009882255

途中休憩で食べたハムカツ。
昼ビールはおいしいよね。

◆M313
前橋汀子 (ヴァイオリン)
クルージュ・トランシルヴァニア・フィルハーモニー管弦楽団 
カスパル・ゼンダー (指揮者)
◆曲目
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」から 序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64

最近千住真理子さんとか、高嶋さちこさんとかテレビに出ていますが。
私の中の世界で活躍するバイオリニストといえば前橋汀子さん。
ていうか、74歳なんですか!あのパワーで!。あの美しさで!。
尊敬いたします。
お美しいのでぜひ写真を見ていただきたいw
 →こちら
大変安定感のある素敵な音色でよかったです。
(安定感がありすぎて途中夢うつつでしたとは言えない。昼ビールのせいだろw)
ここのところ、N響とか、三浦文彰君とかを聞いていたせいか、とても安定したバイオリンを聞いた気がするのは、気のせいか、それとも夢か。

◆314
革命後しばらくは西側とソ連を行き来したプロコフィエフ。第3番は、アメリカで発表された意欲作。
◆出演
アンドレイ・コロベイニコフ (ピアノ)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 (オーケストラ)
ドミトリー・リス (指揮者)
◆曲目
チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
【アンコール】
スクリャービン:12のエチュード(練習曲)  Op8 12番 変ニ短調 悲愴
ロシア国立の管弦楽団でのチャイコフスキー。
弦楽器が多めで大変重め。これでもかっていう弦の多さ(嫌いじゃない)
イタリア奇想曲は大好きな曲だし大変楽しかった。1812とのカップリングで聞いていたせいか地味な印象しかなかったんだけどそうじゃなかった(反省)

さて。プロコとスクリャービンですが。
とってもとってもとってもよかった。コロベイニコフ氏のピアノ。
ドラマチックでエモーショナル。若々しい。素敵。好演だったと思います。

弾き終わった後のガッツポーズみたいなのもすごくかわいかった。
最初弦の多さに押され気味かとも思ったのですが、後半どんどんよくなっていきました。うえええ。32歳か。若すぎね?w

なんですかね。このコロベイニコフ氏の異才っぷりは。
12歳で大学(それも法科)に入るなんぞ。


●一般教育では1998年9月(12歳)にモスクワのヨーロッパ法科大学に入学。2003年
7月(17歳)には特別に優秀な成績で卒業し、司法試験に合格(司法修習所入学資格取
得)。2003年11月からはロモノソフ記念国立モスクワ大学大学院法学研究科修士課
程で民法(とくに著作権)の研究を続けている。
●ロシア語のほか英語、イタリア語、国際共通語エスペラントを話す。

ところで、髪の毛どこいった? コロベイニコフ君。

ということで、私の今年のGWはこれで幕を閉じました。

初めて行ったときから考えるとだいぶ人手も、公演数も増えて、飲む所も食べるものも増えて、色々協賛店も出てて、スタッフも増えてにぎわってきたなーという感じ。イベントとして大きくなるのはいいんですが。
聞きたい人に〇つけてくと、物理的に無理っっていうのとか。
1日2公演づつとかは無理でしょ。とか思ったり思わなかったりw 贅沢な悩みが増えてきました。また来年も1日ぐらいはあてたいなぁ。

そして・・実家に帰らなくなるw

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