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炭火で焼き鳥 キャンプ飯

焼き鳥を炭火で焼いて食べる。キャンプで食べる焼き鳥。
市販の焼き鳥を買ってきて焼くのでも美味しいですが、事前に自分で仕込んで串打ちして焼くのもまた楽しいものです。

キャンプ飯、暖かい季節になると鍋物で済ますよりも、肉を焼く系の料理が多くなっていきます。
ステーキ、焼肉、ジンギスカン(ラム)、このあたりは定番ですが、炭火で焼き鳥も魅力的なメニューのひとつです。

ソロキャンプだとさほど量が必要とされないので仕込みも億劫になりますが、それでもたまに鶏肉を適当に切って串に打って仕込んで行くことがあります。

ごくたまに行くソロキャンプがいくつか集まったソロ・グルキャンプでは数人分の焼き鳥を仕込むことになり、スーパーなどで買って来たパック売りの鶏肉数種類をうまく使い切ることができて、それはそれで都合がよかったりします。

トップ画像(左)は手羽先
手羽先は手羽中半割で売っているものを買って来て、適当に串にさしただけのものです。自分で手羽先を買って来て先の部分を切り落として、手羽中だけにしたものを包丁で開いてという作業がすでに処理済なので、かなり楽ちんです。串1本で打つか、2本で打つかはお好み次第。
味付けはハーブ入りの塩を使っています。

トップ画像(右)は豚ばらトマト巻き
少し大きめサイズのミニトマトを豚ばら肉薄切りで巻いて串を打っただけ。
仕込みは超簡単ですが、熱を入れたトマトの美味しさ、豚ばらの脂のとろける具合が最高な状態で味わえる隠れた銘品だと思います。
焼き鳥ではなく、豚とトマトですけども、焼き鳥には焼きとんも含めて総称で焼き鳥と呼ぶ地域もあるので、そのあたりはまぁOKとしてください。
味付けはこちらもハーブ入りの塩を使っていますが、シンプルに塩と胡椒で食べるのも美味しいです。

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こちらは、鶏ささみ(わさびのせ)
鶏ささみの筋を外してから、大きさにあわせて4等分か5等分にしたものを串で打ってます。ささみの切断面(両側)が外になる方向で打っています。
筋なしささみとして既にすじを処理済みのものがあれば、それを買ってくれば超簡単。
焼いてから適当にわさびをのせればこの状態です。梅干しや大葉とかもアリです。焼き加減、若干真ん中がレアっぽいところで止めて焼きすぎないようにすれば超美味に仕上がります。
そのあたりは慣れが必要になると思うので、何度か焼いて覚えていくしかないでしょうけど、それもまた(キャンプで料理を作るのが好きな人にとっては)楽しみのひとつになります。

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こちらの(中)は、鶏かわ
鶏もも、鶏むねなどから皮を外して一旦茹でたものを冷ましてから適当に切って、波を打つような感じで串に打っています。
皮なし鶏もも、皮なし鶏ももねぎま、などを作ったついでにできる副産物なので、数はあまり出来ませんが、鶏かわがすきな人が一定数いらっしゃるようなので、グループの時は少しでも用意しておくとウケは良いかもしれません。

こちらの(右)は、鶏レバー
レバーは少しだけ手間がかかりますが、単価も安く焼きたては超絶うまいので、焼き鳥の定番かもしれません。
私の場合、レバーの下処理は特にせず、レバーの塊を大レバーと小レバーに切り分けて、大レバーは4等分、小レバーは2等分にします。ハツがついていれば余分な脂を切り落として縦に切れ込みをいれて開いて中の血を洗い落としておくぐらいです。
ハツの数次第ですが、多ければ串の一番上と下に打ち、間をレバーにします。やわらかいので串を打つときも焼くときも少し丁寧に扱う必要がありますが、これも焼きすぎないように仕上げるのが美味しくいただくコツだと思います。火は通っているけど真ん中はほんのりまだレア感が残っているような状態で寸止めして焼き上がりと出来れば最高です。

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自分で食べるときは若干レアっぽさが残った状態で仕上げますが、他人様にお出しする場合は、確実に火が通るまで火を入れるので若干ピークを超えた焼き具合になります。
これは少しだけ塩を振って素焼きして、ある程度焼きが入ってからタレをつけて2〜3度焼いたものになります。

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最後に定番、鶏ももねぎま
鶏もも肉から皮を外して、皮なしもも状態にしたものから、内側の面を開いて筋を丁寧に取る処理をした上で適切なサイズにカットします。
大ぶりの焼き鳥が好きなので、鶏もも、長ねぎ、はそれなりのサイズで揃えていて、意外とねぎをたくさん使います。
使う串の長さにもよりますが、大ぶりの焼き鳥で鶏ももカット3個、ねぎカット2個ぐらいで打っています。
このねぎまはタレで仕上げてますが、塩もうまいです。

キャンプ場で仕込んでもよいのですが、前日夜か当日朝出発前に自宅台所で仕込んで行く方が、作業的に楽なのでそういう切り分けにしています。

これらの焼き鳥は、家の近くのスーパーで調達しやすいパック売りの鶏肉で作っています。価格も抑えめ、味もそれなりにバッチリ、というバランスで選んだものですが、拘りたければ鶏専門店で銘柄鶏や様々な部位を量り売りで少量ずつ調達すれば、もっとバラエティに富んだ焼き鳥を少量ずつ揃えることもできると思います。
焼き鳥はほとんどが手間賃なので、自分で仕込んで行く甲斐があるというものです。プロが串打ちしたものには到底かないませんが、そこは炭火で美味しく焼き上げることで十分太刀打ちできるものに仕上げればよいだけの話です。
焼くのも多少はコツがあるかもしれませんが、ステーキや焼肉をキャンプで普通に焼いて食べているような人であれば、だいたい火の入り具合はわかるのではないでしょうか。

肉を買ってきてそのまま焼くだけのバーベキュー的焼肉に飽きたら、アレンジとして炭火で焼き鳥、これもアリではないかと思う次第です。


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