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木崎湖キャンプ場へ初めて行った時のこと

2014年3月、初めて木崎湖キャンプ場を訪問しました。
長野県大町(市)には大昔の高校時代に通っていた高校の山荘がありオリエンテーションで行ったことがあったり、スキーにのめり込んでいた頃は八方尾根に行くのに何度も横を通過していたりしますが、木崎湖、さらにキャンプ場というとそれまで一度も自分の足で訪れたことはなかったような気がします。

その頃は長距離自転車乗りとしての活動が趣味の殆どを占めていて、丁度その年の6月に自分が引いたコースで、東京からスタートして青梅、下仁田、長野を通り、鬼無里から白沢洞門(自転車乗り的には、嶺方峠)からの絶景を眺めたい、というものがあったりしました。

嶺方峠の景色 2014年3月

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これはコースの事前確認で2014年3月に車で回った時に見た景色です。
本番の季節とは異なりますが、トンネルを抜けると白馬の山並みが目の前に広がる……とても素晴らしいのではないかと思うわけです。

コース的には、このあとに白馬から南下して木崎湖周辺を通過して松本へ抜け、諏訪湖を経由して韮崎を通り、御坂みちなどを超えて富士五湖へつないで道志みち経由で東京へ戻ってくる600kmという、長距離自転車活動を普段していない人からしたら???というようなものだったりしますが、その中間チェックポイント的な位置づけとして、「木崎湖キャンプ場」を使えないか?という思いがあって始めたものだったりします。

自転車乗り、特に長距離自転車乗りには、所謂「おたく」界隈に近い人達がいて、木崎湖周辺と木崎湖キャンプ場は「なにかの聖地」であることぐらいはなんとなく聞き知っていました。

初めて訪れた木崎湖キャンプ場。湖畔からの景色はとても素晴らしい眺めで、こういうところでキャンプできたら楽しいだろうなぁ、というのが最初の強烈なインパクトでした。

当時、自分は自転車遊びが趣味の殆どの時間を占めていて、キャンプもBBQもほぼお休み状態でした。とはいえ、なんとかそういう遊びをしたいという欲求があり、今思うと本当に不埒な考えですが「自転車イベントの途中でスタッフがキャンプしてたらいいんじゃないの?」というわけのわからない思いつきで企画しようとしたものだったりします。

たまたま、下見で行ったこの日、嶺方峠の景色も木崎湖キャンプ場の景色も最高でした。自転車遊びのイベント自体は既に公式に年間スケジュールとして公表、公開しているもので日程とコース自体は既定路線になっていますが、東京を朝スタートするとこのあたりの通過が深夜になってしまうことから、運営的にはかなりの無理が生じることをわかった上で、当日の深夜零時スタートを別に設定すれば、夕方までに嶺方峠からの壮大な眺めと日中の美しい木崎湖を拝めることができるのではないか、ということで、イベント運営をかなり複雑なものにすることに決めてしまったり、ということがあったりもしました。
この日は管理人さんへのご挨拶だけで短時間の滞在でしたが、とても素晴らしいファーストコンタクトになりました。

それはそれで置いておいて、自分自身はそれまで全く縁もゆかりもなかった木崎湖キャンプ場さんとは、その時からのお付き合いをさせていただいています。

2014年、2015年、2016年、2017年と大人数でお世話になり、その後、自分自身が自転車イベントのスタッフ作業からは少し離れさせて貰ってソロキャンプを開始して、単なるひとりのソロキャンパーとして木崎湖キャンプ場でキャンプをさせていただいていたりします。

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家からだいぶ遠いキャンプ場であり、ソロで行くには交通費などがかなりかかることもあり、年1〜2回しか訪問することが出来ませんが、しばらく自転車漬けになっていた趣味の世界から、キャンプに戻ってくるきっかけになったキャンプ場として、自分の中では少しだけ特別な位置づけの場所だったりします。


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