久々の投稿となります。 今回は、ジョー・R・ランズデールの『死人街道』について。 幻想文学・B級映画・西部劇・コミックをオマージュした本作は、ガンマン牧師のジェビダイア・メーサーの活躍が書かれる。 西部を旅するメーサー牧師の前にゾンビや人狼、異次元生命体が現れ、聖書とコルトネイビーを手に彼らを地獄に送り返すのが本作だ。 (そして、大体の話は敵味方全員が皆殺しで終わる。) メーサー牧師は神から使命を授かり布教の旅をしていると称しながら、神に悪態をつき、それでも信仰を捨てよ
去年末に神保町シアターで「バンパイアハンターD(Vampire Hunter D: Bloodlust)」を観てきました。自分は原作小説の“吸血鬼ハンターD”を読み始めてハマったのがつい2、3年前と新しい読者のため、このタイミングで上映されたら見に行かない手はありませんでした。その縁もあり、今回は吸血鬼ハンターDについて書きます。 吸血鬼ハンターDの世界観 “吸血鬼ハンターD”はファンタジーというよりSF作品だ。「吸血鬼もの」と聞くと伝承や逸話が濃い20世紀以前の
初投稿です！ ハンドルネームは「肉ロマンサー」。 肉とネクロマンサーの組み合わせ。 生ける屍、リビングデッドのような名前を持ちたくて思いつきました。 名前の通り、ホラー作品が趣味でそのような類の映画や小説ばかり消費する日々を送っております。 小説を読んでいると、時に「おぉ！」と衝撃を受けることが多々あります。 そこで、読書記録も兼ねて、完全私情で「おぉ！」と思ったことを書いていきたいと思っています。 本当に些細な、超個人的な記録です。 例えば最近では、『侵略!(異形コレ
