精神修行・かぐや姫への道

先日占い師に言われた、「あなたこの20年間ずっと血迷っていたのね」という言葉。

どうやら私は5歳から25歳までの20年間、とても運気が不安定な大運天中殺という時期を過ごしていたらしい。

あまりスピリチュアルに傾きたくはないが、たしかに自分でも変な人生を過ごしてきたなとは感じる。

私は、自身の自我の芽生えの瞬間を覚えている。
保育所で友達と遊んでいる時、頭の中で「自分にもショベル貸して欲しいのに〜」という声が聞こえてきたのである。いつもなら1度声に出してから自分の気持ちを認識していたはずなのに。「気持ち」を自身の中に秘めておくという技を得られたことに大喜びしたのを覚えている。
自分の本当の気持ちを他者と共有しなくていいという、プライバシー保護の精神を若くして習得したのである。

この日から、自分の精神修行の日々が始まった。

実家の掘りごたつの中で自分を洗脳するというひとり遊びをよく行った。
本当はコタツの南側にいるのに、今は北側にいるんだと自分に思い込ませ、勢いよくこたつを飛び出す。
すると、当然思っていたのとは違う部屋の景色と対面することになり、異世界に来たかのような感覚に陥ることができる。
コタツの電気もONで頭が朦朧とするなかこの遊びを行うことが多かったので、いわばトランス状態だったと言っても過言ではないなと感じる。

高校の時興味があって調べていた、浄土真宗の派生系である「隠れ念仏」という宗教の仲間にはいるために行う儀式は、これに酷似している。

相手に布をかぶせて何も見えない状態でタコ殴りにし、衰弱しきったところで突然布を剥ぎ取って鏡を見せるといった儀式だ。
トランス状態になっているから、混乱の中どんなにやばいことを言われても構わず誓ってしまうのだろう。

当時、自分もコタツから出た瞬間に「お前はビッグになるんだ」と暗示をかけていたら、今頃ベンツの1台でも所有していただろうか(現代の若者のビッグの基準はこんなもん)

幼女期からサウナでいう「ととのう」状態を自身で作り出していた私は、自分の脳汁を出してくれる男性しか好きになることが出来ない。この精神修行は己の性癖育成に一役買っている気がしている。
どんなに顔や身なりが整っていても、ワードセンスやギャグセンスが無ければ魅力を感じないのだ。

突然食事の誘いをされても、面白くないのなら意味が無いと思ってしまう。まさに、脳汁分泌させてくれる男フェチ。
友達付き合いする中で、ツボに入った男を好きになることがほとんどなので、20代半ばの恋愛市場で好きになる人を探すのは難しい。
ましてや初めて会う男性に「お前いまから面白いことしろよ」なんて激ヤバプロデューサーみたいな事を言えるわけもない。

でも私の中では面白🟰信用 にも直結するため、男性を試すことをやめられない。
世が許すのならば、「私をいいと思うならここでチンポコだせ‼️」と絶叫し、相手の男気を確かめたいところだ。
男性への試し行為として蓬莱の玉の枝を要求する平安のかぐや姫のように、現代のかぐや姫として   相手の社会性を犠牲に本気度を確認したいのである。
現代は社会的地位が命より大切みたいなところもあるし。

幼女時代に育成したこのマインド(というか性癖)が、自分の血迷いというか思想の暴走に繋がっている気しかしないが、この事は占い師には言わないでおこうと思う。

先月26歳を迎え、血迷い期を脱したので、これからが自身のガチ人生なのだ。

恋仲になる可能性のある男性にチンポコ露出要求もせず、脳汁管理を怠らない現代のかぐや姫として、自分で蓬莱の玉の枝を見つけたい。

あわよくば、修行の甲斐があり、コタツ内でかぐや姫の神降ろしに成功した一般女性として注目されたい。
※自分は、龍神に好かれた人間の特徴に当てはまるのか確認したり、ほくろ占いなどをして、自分の自己肯定感をあげることがあるから。

人間が作り出した価値観の範疇から抜け出して、えもいわれぬ存在に認められたいなー

次の四半世紀の目標です

ちなみに、求婚してくる男に全員に試し行為をするかぐや姫はたぶんボーダー(境界性パーソナリティ障害)だったんだろう。


月では幸せになってね。



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