自主制作クレイアニメの紹介と制作の裏側
今から約10年前、六畳一間を粘土と木屑だらけにしながら制作した「引きこもりの更生」をテーマにした作品です。制作の動機は思い出せませんが、そこに注いだ情熱だけは記憶に残っています。でんぱ組が流行ったのが10年前か…あれから随分と時が経ったんだなぁ…。
もう一つは、ホラー作品を目指したものの、途中で方向性を見失い、変な体勢で着地した作品です。今見返すと、思わずワロけてしまいます。効果音は自分の声を編集したものを使ってるんですが、それも恥ずかしすぎてワロけてしまいます。
振り返れば、クレイアニメ制作は楽しい経験でした。ストーリーの構想から始まり、絵コンテ、道具の準備、人形や小道具の制作、撮影順序の決定、そして地道な撮影作業…
クレイアニメーション制作の裏側
1. 光の制御:
日中はカーテンの隙間から漏れるわずかな光でさえ画面がちらつくので、夜間撮影を余儀なくされました。夜間、電気を使う際も電圧の揺らぎで画面がちらつくため、電圧調整器を使用していました。さらに、自分の影を避けるため、毎回遠隔ボタンでシャッターを押す時は部屋の隅に逃げ込むという奇妙な撮影スタイルになりました。
2. 人形制作の難しさ:
自立できる粘土人形を作るだけでも難しいのですが、さらにポーズを維持できる可動性も必要でした。頑丈な骨組みを作ると重くなりすぎて、手を上げても重力で下がってしまいます。軽さと強度のバランスを取るのに苦心しました。
これらの苦労を知った上で作品を見ていただけると、より楽しんでいただけるのではないでしょうか。