モヤモヤする処遇改善 ②
月曜日、いつものように出勤しました。
担当は入浴、着脱に時間がかかったり 立位を取るのに2人介助が必要な利用者さんが多く大変な日です。
送迎出来る職員も少なく、
送迎後の入浴となると開始時間が遅くなり、お昼をどうしても回ってしまいます。
大変なのは80kg超えの男性、下半身に力が入りません。セクハラ軍団のひとりです。
入浴介助のペアは相談員の上司です。ずっと寝たまま入るお風呂を担当していたのですが、セクハラ利用者が入る直前、他の方を入れ始めました♨
私からすれば、また始まった…、嫌な人は避ける、最近特に酷くなっています。
私は淡々と上半身の服を脱がせました。
娘や若い看護師ならば一緒に移乗出来るのですが、誰も頼めないので覚悟を決めます。
相手は何とか体を触れないか、手がソワソワしています。
70代の看護師に車椅子を引いてもらい、利用者には抱きついてもらい、ズボンを持ってベッドに移乗しました。
上がるまでセクハラ発言や行為が続いていましたが無視!
終わったあとはぐったり😭昼食は上司と一緒でしたが喋る元気がありませんでした。
でも、処遇改善のことを聞きたかったので食後、コーヒーを飲みながら聞いてみました。
「手渡しって知ってたんですか?」
「全然よ、突然!隣のサ高住に行ったら現ナマよ、って封筒見せてくれて…びっくりして…。」
「突然だったんですか?」
「そうよ。おまけに便汚染した利用者さんの処理をしてたら社長が呼んでるって…。他の人に代わってもらって行ったら胸張って『賞与です。』って…。」
「賞与?違いますよね?国から貰ったお金なのに…。」
「でしょう?それに看護師さんの前で言うんよ。賞与っていうなら全員に渡すべきじゃない?」
看護師さんは介護士より時給がいいので処遇改善を貰える対象ではありません。
社長の神経を疑います😒
上司は続けます。
「それにね、去年より少なかったんよ。去年も下がってたんだけど、また下がってたんよ。」
「え?下がってたんですか?」
上司は明細をご主人に見せたのだそうです。可哀想だと同情されたと言っていました。
「何かやる気が無くなっんよ。私ってそんなに評価されてないんだって思ってて…。相談員を降りるって言ったんだけど それは出来ないって…。」
ちょっと気の毒だとは思いますが、特定の利用者さんにNGを出し、送迎や入浴介助を殆どしないことや、管理者と入浴のペアを組まないこと、忙しい日に限って休むことなど考慮すれば仕方がないのではないでしょうか?
では私はどうだろ?
管理者からよく注意をされています。
…期待出来ないな…。
即退職を覚悟しました。
午後から管理者から封筒を受け取りました。
こっそり明細を見ると、ちょっと上がっていました。
上司には現状維持と伝えました。
仲良しの同僚は社長から直接受け取ったそうですがやはり『賞与です。』と満面の笑みで言われたそうです。
入浴介助で良かった😊社長から直接もらっていたら腹が立っていたでしょう。
即退職にはなりませんでしたが 先のことは真剣に考えなければ!と今まで以上に感じました。
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