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ストレングスファインダー:「信念」取扱説明書

“偏屈”な人が多い。なぜならば、ゆるがない価値観を有し自己が確立されているからである。最重要視しているものが何であるか。その解き明かしがキモ。

※注意
本解説はあくまでもその資質単体での話であり、実際にはほかにどんな資質を持っているか、その人がどういったパーソナリティであるかの掛け合わせで見る必要がある。くれぐれも「決めつけ」には使わないよう注意されたい。なお、これを書いている人間の上位資質による主観が入っていることも併せて記載しておく。人は主観でしか対象を見られない生き物であり、完全に俯瞰して書くことは不可能だからだ。本稿執筆者のTOP5は、「回復志向,慎重さ,信念,適応性,親密性」である。

信念の概要

確固たる考えを持ち、それによって築かれる価値観を非常に重視する。最終的な意思決定は自分自身が納得できるかどうかであり、他者や状況が介在することは少ない(空気が読めないわけではないが、許せないことには妥協しない)。
折れないブレないその揺るがなさから、人々の信頼は得やすいが、頑固や偏屈な人として捉えられることが多い。本人もそれは理解しているものの、そこを曲げる気もないため損をしてしまうこともある(組織に対して折れないことから左遷気質的なところがある)。

信念を上位資質に持つ人との接し方

正義感・倫理観が強く、揺るがない価値観もあって非常に信頼できる人達なのだが、言葉を選ばずに書くと良くも悪くもバカ正直なところがある。思ってもないようなことを言っている人(本音と建前で言う建前)や人道に反する行為に対しては許すことができず、平静を装っていても内心で怒っている可能性もある。
仮に怒らせるようなこと、もしくは憤っているシーンを見かけた場合は、何に対してそうなっているかを考えてみる(雰囲気的に聞けそうだったら教えてもらっても可)。信念が怒りを覚える対象は、大体の場合その人が大事にしていることが踏みにじられたときが多い。そういった事象から信念の人が大事にしていることを把握し、以後はその点において注意しながら接するのがいいだろう。
あなたが思っている以上に、信念は行動規範がしっかりしている。許せることとそうでないことの境目がどこにあるかをまずは探るべきだ。

信念を上位資質に持つ人の立ち回り方

自分自身がすでに確立されているため、行動の軸がしっかりしており、折れることがない。それがゆえに、(折れないときは)他者からすると時々びっくりするような言動をしてしまうのだが、本人はそれをわかっていても止められないのが玉に瑕であり、困っている人も多いのではないだろうか。
オススメなのはそういった言動をするキャラクターだということを大げさに表現し、周囲に認知させてしまうことだ。つまり、信念の発動を抑え込むのではなく、出たとしても大丈夫なように普段から整えるのである。大仰にキャラクターを作り、その認知を続けていけば、多少突飛なことを言っても影響は軽微となる。多少時間はかかるが、やってみて損はないはずだ。
また、接し方でも少し触れたが、自身が大事にしていることを明確にしておくことが肝要。これを言語化できるところまで持っていくと、自身が身を置くべき環境や仕事などが具体化できる。自身が憤りを感じた事柄などを中心になぜそのときそのような感情になったのか、という分析を繰り返していくのが得策だ。

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