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注目の?出品物:マイコンソフトのゲーミングデスク「XAC-1」

パネルフル装備で状態もよし。しかしながら、直接引き取りかつ高額な即決価格で買い手がなかなか現れない。

時代の先を行き過ぎたゲーミングデスク「XAC-1」

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この写真のブツをご存知だろうか。マイコンソフトの組み立て式ゲーミングデスクでXAC-1というものだ。2013年に発売されたもので定価は68,000円。現在は生産が終了しており、中古品が高値で取引されている。

XAC-1がゲーミングデスクとしてユニークなのは、アーケードゲーム環境にできるだけ近づけた設計がなされていること。以下のインタビュー記事を読んでもらえれば、開発者のこだわりがわかる。

ガワの高さや奥行きなどの寸法がバンダイナムコのノアールやタイトーのビュウリックス筐体に近く、32インチのモニターを置き、オプションのパネルをとりつければ、ゲームセンターの筐体さながらとなる。先ごろTwitterでも話題となったおうちゲーセンを構築するにはベストなアイテムといえる。

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おそらく、これを今の時代に豊富なオプション品とともに出していればもっとヒットしていたような気がするが、それでも発売当時は話題をかっさらったものである。

価格と配送手段から敬遠されているが注目度は高い

今回紹介したいのは、そんなXAC-1の出品である。

写真を見る限り状態はよく、ブラストシティのコントロールパネルを配備。使っている基板もBrookのAFBだったりで結構手のこんだ作りとなっている。が、問題なのは価格である。この記事を書いている時点の即決で162,901円。たしかに相場と、オプション品の代金を含めると10万は超しそうな気もするが、ちょっと強気すぎる価格だ。しかも、これは徐々に値下げされた価格であり、実は最初はもっと高額であった。
さらに、出品者の家までいって受け取る直接引取を先方は望んでおり、これまたハードルが高い。

とはいえ、当品を入手できる機会は貴重であり、本オークションはウォッチリストに入れている人の数も多い(記事執筆時点で90近く)。このまま段階的な値下げがされていった際に、幾らで落札されるのか。1円スタートのオークション形式にしてくれればもっと盛り上がって、結果的に高くなるような気もしないでもないが……今後がなんとも気になるオークションである。

→2020/08/19追記:気づいたら落札されて終了していた。即決価格147,017 円。思ったよりも高く終了した感もあるが、下がるのを待って買えないよりかはという意思が働いたのであろうか。

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